夏のカジュアルをこなれて見せるために、ご紹介する三人のセレブやファッショニスタは皆同じルールを活用していました。

それは、トップスとボトムスはややゆとりのあるものを選び今季らしいリラックス感をまといつつ、小物はきれいめをセレクトすること。

では早速、実際の着こなしをチェックしてみましょう。

■1:エマ・ロバーツは…夏の定番カジュアルは色味、シルエット、小物のバランスを計算!

カジュアルな上下を軸にして、小物で飾りつければ垢抜けた表情に着地。
カジュアルな上下を軸にして、小物で飾りつければ垢抜けた表情に着地。

LAにてキャッチされた女優のエマ・ロバーツは、夏の制服とも言える白Tシャツ×デニムパンツを、配色バランス、シルエット、小物の三点に気をつけて着映えを叶えていました。

まずは配色から。Tシャツに施されたプリントが淡いトーンなので、それにマッチするようアイスブルーのデニムパンツをセレクト。濃いブルーよりも爽やかな印象なので、白Tシャツをより涼しげに見せることができます。次に、シルエットはビッグサイズのTシャツに付かず離れずなストレートデニムをチョイス。Tシャツは大きめを選んだことで、肘下がすらりと華奢に見えます。最後に、小物は黒のボディバッグで引き締めつつレオパードのシューズでスパイスを加味。大きめのフープピアスやトップにボリュームのあるチェーンネックレスを添えたことで、カジュアルをクラスアップすることに成功しています。

■2:マーシャ・セジウィックは…ニュアンス配色でカジュアルに品の良さを添える

上品カラーでまとめれば、カジュアルルックがこんなに大人顔。
上品カラーでまとめれば、カジュアルルックがこんなに大人顔。

ドイツ出身のインフルエンサー、マーシャ・セジウィックをベルリンのストリートでスナップ。大人の余裕が醸された品の良いカジュアルスタイルを披露しました。

カジュアルなのに着こなしが優雅に見えるのは、窮屈にならないゆとりのあるシルエット、そしてエクリュ×ホワイトのニュアンス配色にしているから。透かし編みの半袖シャツと軽快なカラーのパンツが、夏に欲しい涼感も叶えています。スニーカーも同じホワイトでつなぐことで、より軽やかに、そして脚長にメイク。

彼女が選んだきれいめ小物は、チェーンストラップの型押しバッグ。定番の黒ではなくブラウンを選んだことで、ニュアンス配色の柔らかさと品の良さをキープしていました。

■3:ナタリア・ヴェルザは…冒険心をくすぐるカラーパンツでマンネリ回避

シンプルな上下がこなれて見えるのも、鮮烈カラーのパンツを選んでいるからです。
シンプルな上下がこなれて見えるのも、鮮烈カラーのパンツを選んでいるからです。

エディターとして活躍するナタリア・ヴェルザをパリにてスナップ。夏カジュアルのマンネリを楽々解消するなら、ぱっと目に止まるカラーパンツが有効です。

トップス×パンツのシンプルワンツーは、ポロシャツデザインとカラーパンツの組み合わせで立体感と華やかさが叶います。幅にゆとりのあるパンツですが、センタープレス入りを選んだことでルーズになりすぎるのを防止。また鮮やかなグリーンを活かすために、トップスはナチュラルなホワイトを選ぶのが吉。

彼女が選んだきれいめ小物も、クラシカルな佇まいの黒のチェーンストラップショルダーバッグでした。マットなツヤを放ち、着こなしのクラスアップを担っています。


夏のカジュアルコーディネートが垢抜ける、セレブやファッショニスタたちも実践しているコーディネートルールをお届けしました。

楽なのにちゃんと様になる、そんな理想のバランスを是非取り入れてみてはいかがでしょうか。

この記事の執筆者
Precious.jp編集部は、使える実用的なラグジュアリー情報をお届けするデジタル&エディトリアル集団です。ファッション、美容、お出かけ、ライフスタイル、カルチャー、ブランドなどの厳選された情報を、ていねいな解説と上質で美しいビジュアルでお伝えします。
PHOTO :
Getty Images
WRITING :
阿部芙美香