ボリュームのないペタンコな頭頂部と動きのない重たい毛先は、フェイスラインのゆるみをいっそう強調します。

suiの副店長 中西雄二さんは「頭頂部は根元から髪を立ち上げ、毛先を外はねにしてメリハリをつけると軽さが生まれ、フェイスラインも引き締まって見えます」と断言!

それでは、フェイスラインをすっきりとした印象に見せることができる、詳しいスタイリングテクニックを教わります。

【お悩み】毛量が多くて広がる髪をすっきり落ち着かせたい!

ミディアム代表:田中まい子さん(43歳/会社員)のお悩みを解決するには…

■髪型:毛先に動きが出るよう、中間より上にレイヤーを入れる

完成
完成
サイド
サイド
バック
バック

田中さんのHAIR CHART

  1. やわらかさ(柔→硬) ★★★★
  2. ボリューム(少→多) ★★★★★
  3. 髪の太さ (細→太) ★★★
  4. うるおい (乾→潤) ★★★
  5. 白髪の量 (多→少) ★★★★★

1本1本が硬くて毛量もある田中さんの髪質。

「毛先に影響が出ないように、内側でしっかり毛量を調整しておくと、ご自身でもスタイリングしやすくなります。また、髪の表面にレイヤーを入れることでシルエットにくびれがつくりやすくなり、毛量が多くても重たい印象になりません」(中西さん)

■スタイリング:毛先を1.5カールの外巻きにしたら、表面の毛先は内巻きに

Aラインをつくるにはトップの立ち上がりも重要。「裾の毛先を1.5カール外巻きにしたら、レイヤーを入れた表面の髪は根元を起こすように毛束を持ち上げながら、毛先を1カール内巻きにします。頭頂部の立ち上がりがないと、全体的に動きのない重たい印象になるので注意してください」(中西さん)

スタイリング前
スタイリング前

■1:頭頂部の地肌を前後左右に擦りながらドライヤーで乾かす

髪が立ち上がりやすいように、ドライヤーをかけながら生え癖をなくす。
髪が立ち上がりやすいように、ドライヤーをかけながら生え癖をなくす。

■2:裾の毛先は毛束を真下に引っ張りながら1.5カール外巻きにする

斜め下に引っ張ると首筋に沿わないので、角度に注意すること。
斜め下に引っ張ると首筋に沿わないので、角度に注意すること。

■3:表面の髪は毛束を持ち上げながら毛先を内巻きに

根元を立ちあげるように毛束を持ち上げて毛先を1カール内巻きにする。
根元を立ちあげるように毛束を持ち上げて毛先を1カール内巻きにする。

<老け見えをくい止めるポイント3か条>

  1. ドライヤーで乾かすときは頭皮を擦って毛穴を起こし、生え癖を正す
  2. 毛先を外はねすにするときは、毛束を真下に引っ張りながらカールさせる
  3. 表面の髪を内巻きにするときは毛束を持ち上げ根元を立ちあげる

「裾の毛先が横に広がり過ぎると、フェイスラインのもたつきが強調されてしまいます。外はねにするときは毛束を真下に引っ張ることを意識してください。ほんのちょっとのことですが、仕上がりに差が出ます」(中西さん)

sui 副店長・中西雄二さん。最近ハマっているのがエスニック料理。「休みの日にグリーンカレーなど、2~3種類つくりおきしています」
sui 副店長・中西雄二さん。最近ハマっているのがエスニック料理。「休みの日にグリーンカレーなど、2~3種類つくりおきしています」

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sui
住所/東京都渋谷区神宮前4-1-20神宮前フォレストビル3F
TEL:03-6455-5802
営業時間:月・水12:00~21:00、木10:00~19:00、金13:00~22:00、土10:00~20:00、日10:00~19:00
定休日:火曜

エレガントながらモダンでくつろげる空間。気持ちのいい雰囲気の中、個性を引き出してくれる
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この記事の執筆者
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