みなさんと同じように年齢と経験を重ねながら、今この瞬間を一番に輝かせている綺麗のプロたちに、実践中の美容法や愛用コスメについて語っていただくビューティ連載企画、53回目です。
今回お話を伺ったのは、毛髪診断士でビューティプロデューサーとして活躍する美香さん。湿気が多い今の時期、気がつけば髪が膨張してうねっているということはありませんか? 大人の髪の毛はただでさえ、うねりがち。そこで、うねりにくい髪へ導くテクニックとアイテムをお伺いしました。
「髪のうねり」を防止するには、入念なブローがキモ!
「髪の毛が湿度により”膨張したりうねったりする”要因の一つは、髪を洗った後のブローが不完全で髪に水分を残したままだからです。髪の毛は水で濡れると結合が切れ、従来のクセがそのまま出るのが特徴。だからこそ、髪をしっかり乾かすことが大切です。
とはいえ、乾かすだけでは大人のうねりがちな髪はまとまりません。そこで投入すべきなのが、ベース剤と仕上げに使うコーティング剤。まず、ブローをする前にベース剤を全体に塗布してから乾かします。ベース剤は速乾タイプのものを使用するのがおすすめ。ヒートプロテクト処方のものがいいですね。速乾タイプは、髪を乾かす時間も短縮されるし、サラサラと綺麗に仕上がる上、ベタつかない、といいことづくめ。ツヤを出しながら、うねりやくせ防止に一役買ってくれます。また、お風呂から出た後に、タオルでターバンのように包み込んで20分程度置くことで、タオルに髪の水分が移行するので、ドライ時間がより短縮できます。
今のドライヤーは頭皮も心地よくドライできるものが多いので、オーバードライにならない程度に、根元もきちんと乾かすようにしましょう」(美香さん)
湿度を吸わせないために、最後に髪にプロテクトが必要
「そしてブロー後に、湿度を吸わせないためにコーティング剤をプラスして、髪をプロテクトをしましょう。髪がゴワゴワしやすい人はクリームタイプ、その他はオイル系のものを。クリームは定着力があり安定が図れるので、重さとしなやかさを出してクセを抑えてくれます。髪がふわっと浮き、雨でゴワゴワする人は、一回クリームで抑えると全然違ってくるはず。オイルやクリームを薄くつけることでフィックスの膜ができるので、水分が入りにくくなり、まとまりのいい髪が維持できます。
アイテムを取り入れても、朝の髪にうねりが出やすい方は、根元や髪の水分が残っている可能性が高いので、ドライの見直しをしてみてください。髪はちょっとテクニックを入れるだけで全然変わってくるので、ぜひチャレンジしてみてください」(美香さん)
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ブローを見直すことで、朝の髪で悪戦苦闘する日々から解放されるはず。ぜひ参考にしてみてください。
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- TEXT :
- Precious.jp編集部