みなさんと同じように年齢と経験を重ねながら、今この瞬間を一番に輝かせている綺麗のプロたちに、実践中の美容法や愛用コスメについて語っていただくビューティ連載企画、53回目です。

今回お話を伺ったのは、毛髪診断士でビューティプロデューサーとして活躍する美香さん。湿気が多い今の時期、気がつけば髪が膨張してうねっているということはありませんか? 大人の髪の毛はただでさえ、うねりがち。そこで、うねりにくい髪へ導くテクニックとアイテムをお伺いしました。

美香さん
ビューティプロデューサー・毛髪診断士
ファッションデザイナーを経て、多数の美容業界人を顧客にもつヘアサロン『AMATA』をオープン。高い美意識と本物を追及する探究心で、様々な分野にて製品プロデュースやコンサルタントとしても活躍。https://www.instagram.com/mikaamata/?hl=ja

「髪のうねり」を防止するには、入念なブローがキモ!

(左から)オーウェイ バイオリッチ・ウォーター 240ml ¥2,970、アヴェダ ブロー ドライ アクセラレーター スプレー 200ml ¥3,850
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「髪の毛が湿度により”膨張したりうねったりする”要因の一つは、髪を洗った後のブローが不完全で髪に水分を残したままだからです。髪の毛は水で濡れると結合が切れ、従来のクセがそのまま出るのが特徴。だからこそ、髪をしっかり乾かすことが大切です。

とはいえ、乾かすだけでは大人のうねりがちな髪はまとまりません。そこで投入すべきなのが、ベース剤と仕上げに使うコーティング剤。まず、ブローをする前にベース剤を全体に塗布してから乾かします。ベース剤は速乾タイプのものを使用するのがおすすめ。ヒートプロテクト処方のものがいいですね。速乾タイプは、髪を乾かす時間も短縮されるし、サラサラと綺麗に仕上がる上、ベタつかない、といいことづくめ。ツヤを出しながら、うねりやくせ防止に一役買ってくれます。また、お風呂から出た後に、タオルでターバンのように包み込んで20分程度置くことで、タオルに髪の水分が移行するので、ドライ時間がより短縮できます。

今のドライヤーは頭皮も心地よくドライできるものが多いので、オーバードライにならない程度に、根元もきちんと乾かすようにしましょう」(美香さん)

湿度を吸わせないために、最後に髪にプロテクトが必要

(左から)TOKIO IE HYPER OUTKARAMI OIL RERUM TR 100g ¥3,850、シスレー HAIR ritual by sisley ヘア リチュアル ヘア プロテクティブ フリュイド 150ml ¥10,450、オーウェイ smooth+ スムージング クリーム 150g ¥4,180
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「そしてブロー後に、湿度を吸わせないためにコーティング剤をプラスして、髪をプロテクトをしましょう。髪がゴワゴワしやすい人はクリームタイプ、その他はオイル系のものを。クリームは定着力があり安定が図れるので、重さとしなやかさを出してクセを抑えてくれます。髪がふわっと浮き、雨でゴワゴワする人は、一回クリームで抑えると全然違ってくるはず。オイルやクリームを薄くつけることでフィックスの膜ができるので、水分が入りにくくなり、まとまりのいい髪が維持できます。

アイテムを取り入れても、朝の髪にうねりが出やすい方は、根元や髪の水分が残っている可能性が高いので、ドライの見直しをしてみてください。髪はちょっとテクニックを入れるだけで全然変わってくるので、ぜひチャレンジしてみてください」(美香さん)

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ブローを見直すことで、朝の髪で悪戦苦闘する日々から解放されるはず。ぜひ参考にしてみてください。

※掲載している商品はすべてご本人の私物です。

この記事の執筆者
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