英国陸軍のサプライヤーであった1771年創業の「ホークス」と、英国海軍のサプライヤーであった1785年創業の「ギーブス」が、1975年に合併したことで誕生した「ギーブス&ホークス」。現在では、陸海空のみならず、英国王室御用達や名だたる有名人までをも顧客として持ち、英国で最も有名なテーラーのひとつである。そんな「ギーブス&ホークス」の持ち味は、やはり伝統的な英国スタイルにおける構築的なつくりである。現代においても変わらぬ圧倒的な美しさを放つスーツは、現代に生きる男たちに、紳士たる貫禄を与えてくれるのである。
スーツの聖地、サヴィル・ロウを代表する「ギーブス&ホークス」のスーツ
肩線を強調したゆったりとした上半身、ややシェイプさせたウエストラインに長い着丈を特徴とした、英国スーツの基本であるイングリッシュドレープの「ギーブス&ホークス」のスーツ。打ち込みの強い重厚感のあるウール生地を熟練した職人の手で仕立てることで、何十年と着用できるタフなつくりも見ものだ。チャールズ皇太子のようにつぎはぎして。とはいかないまでも、ゆっくりと時間をかけて自分の身体に馴染ませることで、より輝きを増すスーツとなる。
スーツと共地のベスト。スリーピースとして華やかなスーツスタイルを楽しんでもいいし、ジャケットを着用しない季節や室内などでも、これだけを羽織るだけでも与える印象は歴然だ。
英国スタイルを象徴する、袖山が盛り上がったビルドアップショルダー。ジャケットは肩で着るという言葉があるように、構築的で型崩れのないシルエットが美しい着姿を演出する。
自分らしい色使いでスーツを楽しむ
シックなスーツに鮮やかな色を加えて、コントラストのあるスタイルを楽しむのが英国流。ネクタイやチーフに適度な色柄を加えて華やかに着こなしたい。着崩しすぎないよう、足元はオックスフォードを選んで誠実に。
自分をどう見せたいかで、スーツを選んでみるのもひとつの方法だ。伝統的な英国スタイルを取り入れた貫禄のあるスーツの着こなしで、他と差をつけてみてはどうだろうか。
※価格はすべて税込です。
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- MEN'S Precious編集部
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- PHOTO :
- 島本一男(BAARL)
- STYLIST :
- 河又雅俊
- EDIT&WRITING :
- 河又雅俊