みなさんと同じように年齢と経験を重ねながら、今この瞬間を一番に輝かせている綺麗のプロたちに、実践中の美容法や愛用コスメについて語っていただくビューティ連載企画、56回目です。
今回はお話を伺ったのは、美容ジャーナリストとして活躍中の安倍佐和子さん。家の中に居ても日差しがびっしり入るようになるぐらい、暑い日々が続く今。落ち込みやすいのが、肌と体と心。そこで、ひと吹きで肌も心もリフレッシュする、ミストを使った真夏の新ルーティンをご提案いただきました。
猛暑の「肌」の疲弊は、心や体にも連鎖する
「年齢とともに暑さへの耐性が弱くなったのを実感する夏。地球温暖化によってもたらされたであろう連日の30度越えは、細胞にとってダメージの連打。ぱっかり開いた毛穴や顎先のザラつきから、その影響をひしひしと感じる今日この頃です。
肌が疲弊すれば、心や身体も疲弊するもの。どちらが先かはわかりませんが、この負の連鎖を断ち切ってどこかでプラスに転換させたい、そう思っているのはきっと私だけではないでしょう。そこで、試行錯誤の末にたどり着いた新しいルーティンをご紹介したいと思います」(安倍さん)
ふわっと香る精油のミストで、ストレスを軽減
「この初夏に誕生した3つのミストは、いずれも天然由来にこだわった上質な精油の香りアイテム。スキンケアの前後に、あるいは出先で、そして仕事中にも、シュッとひと吹き。精油のミストをくぐる、あるいは浴びる、それだけでストレスで滞った負の連鎖をスパッと断ち切ってくれます。
その仕組は、嗅覚生理学に基づくもの。植物の芳香が脳にダイレクトに伝わり、自律神経を整え、ストレスを軽減、あるいはマインドリセットをサポートしてくれるのです。この恩恵はピュアな精油の香りによってもたらされるもので、残念ながら合成香料で得られる官能性や幸福感とは異なります。つまり、自然が持つ芳しい力を嗅覚からダイレクトに受け取って、細胞のすみずみまで”ととのえる”ということなのです。
THREEの『ホームフレグランス オープンマインド』は全3種。こちらはエントランス用ですが、スタディルーム用のポッシビリティというのもあって、仕事中は後者を使用。精油のブレンドは異なり、どちらも頭がスッキリとととのう香りです。
そして、バッグにしのばせ、潤いを与えたいとき、リセットしたいときには、ON&DOの『リフレッシングミスト』をシュッ。こちらは五島列島の椿の若葉から抽出した若葉水と温泉水、椿の温酵母発酵液がブレンドされたミストですが、紫外線をリセットする機能付きなので安心。プロの調香師が手掛けた4種類の精油ブレンドの香りは、森の中にいるようで、思わず深呼吸したくなるほどです。
ころんと丸いボトルは、シンピュルテの『マインドフルフレグランスノンアルコール』で、3種あるうちのピュリフィケーション・オブ・マインドという心の浄化をテーマにしたもの。これも美しい大自然の中にいるようなオーガニック精油のブレンドで、メイク前や瞑想にもぴったり。心がスッキリ洗われるような余韻が楽しめます。
えっ、精油の香りで毛穴まで引き締まるの? と不思議に思うかもしれませんが、心がととのえば肌もととのうし、負の連鎖を断ち切ることやポジティブに変換することも可能というわけで、精油の機能性をサイエンスで解き明かせるようになった今だからこその納得感。ニューノーマルな時代に必要なサバイバルアイテムだとも言えます。暑さやマスク、紫外線などに辟易しているみなさま、肌と心のリセットに、新しいルーティンをぜひご活用ください」(安倍さん)
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読んでいるだけでも涼やかな気持ちになる3アイテム。ミストと香りの心地よさが、真夏の重だるい気持ちを吹き飛ばしてくれそう! ぜひ参考にしてみてください。
※掲載している商品の価格はすべて税抜です。また商品はすべてご本人の私物です。
- TEXT :
- 安倍佐和子さん ビューティエディター