手土産には、相手への感謝や気遣いが透けて見えるもの。その場で楽しめるもの、残っても困らないものなど、準備に追われるホストの負担にならないセレクトも、大人のたしなみ。

おもてなし上手な料理家・行正り香さんが実際に選ぶのも、気持ちとセンスがこもった素敵なアイテム。相手の好みがわからないときにもおすすめです。

今回は、招かれる日に持っていきたい【おすすめの手土産】ブーケ・折敷マット・ルームフレグランスを教えてもらいました。

行正 り香さん
料理研究家、生活空間プランナー
(ゆきまさ りか)広告代理店勤務を経て独立。忙しい日々に寄り添うレシピが評判で、『3皿で、おもてなし』(小学館)など著書多数。インテリアにも造詣が深い。料理番組『Dining with the Chef』(NHKワールド)のホストを務め、英語教材「カラオケEnglish」も手掛ける。

行正さん流、招かれる日のおすすめの手土産【Part1】

■1:松島理恵子さんのホワイト×グリーンのブーケ

「ホワイト×グリーン。どんな空間にも溶け込むエレガントな癒し。乾杯前の準備を増やさないよう、事前にお届けしています」(行正さん)

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松島理恵子さんのアレンジメント・ブーケ ¥11,000~[全国配送可。オーダーは、届け日の1週間前までにインスタグラム(fleurir_rieko_matsushima)のダイレクトメッセージから]

紫陽花やリシアンサスの間に、「女神のスリッパ」と呼ばれる蘭のパフィオがさりげなくラグジュアリー。どんなインテリアにも合う白と緑のサマーブーケは、ハイブランドの装花も手掛けるフラワーデザイナー・松島理恵子さんのアレンジ。

「エレガントで品がありながら、アレンジも自由で素敵なんです。お花をしつらうのは手間がかかるので、直接渡すより、事前にデリバリーしておくとスマートです」(行正さん)

夏はハーブが香る爽やかなブーケもおすすめ。


■2:倉敷帆布の頼もしい折敷マット

「食卓を凛と、端正に魅せる折敷。上質な帆布素材なら、和洋問わず、気軽に、自由に使えます」(行正さん)

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行正り香×倉敷帆布 折敷マット 33×33cm ¥2,530・6枚セット¥13,860(倉敷帆布)

茶懐石でおなじみの折敷。行正さんがデザインした「折敷マット」は、両面で使える正方形。薄手の帆布に撥水加工を施し、手入れも拭くだけで簡単。もてなす日のテーブルも、マットの中だけで完結させればいいので気が楽。

「食器の当たりも柔らかく、シックな墨黒が食卓を引き締めます。小物を置いたりと、さまざまに使えます」(行正さん)

◇行正さんの使い方

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和食の場合
手土産_4,小物_3
洋食の場合

和食なら一汁三菜(写真左)、洋食なら直径23~27cmのディナープレートとカトラリーが収まる(写真右)。カジュアルにも、フォーマルにも。


■3:クルティの清潔感あるルームフレグランス

「ふとしたときに広がる清潔感のある優しい香り。忙しい人の家での時間を柔らかに包み込みます」(行正さん)

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CULTI MILANO ルームディフューザー『LINFA』(リードスティック付き) 250ml ¥8,800(アクタス)

ときに、インテリア以上に部屋の印象を左右する香り。行正さんも愛用するクルティは、爽やかな白スグリやシダーウッドに、甘く優雅なチュベローズなどが溶け込み、空間を優しく包み込む。

「天然の香料が、ふとしたときにふんわりと、控えめに香る心地よさ。清潔感のある香りなので贈り物にもおすすめです」(行正さん)

※掲載した消費の価格は、すべて税込みです。

問い合わせ先

PHOTO :
神林 環
STYLIST :
澤入美佳
EDIT&WRITING :
松田亜子、池永裕子(Precious)