最新『Precious』9月号では、企画「多様化する『名品シャツ』の現在地」を特集。
ベーシックに見える名品シャツほど、シルエットは時代に寄り添い、ディテールは探究されています。シャツづくりに定評のある4つのブランドの、ラグジュアリーの現在地となる名品シャツを、Preciousモデル4人の競演でお届け。
今回はKASUMIさんがまとう、「サンローラン」のメンズシャツで魅せる【ジェンダーレス】なコーディネートをご紹介します。
◆豊かなドレープで魅せる、ネイビー×キャメルの新鮮トラッドスタイル
「メンズであることを忘れてしまうほど、しなやかで優雅な気分が楽しめる一枚」(KASUMIさん)
ボリュームシルエットが主流の今、サイズを上げて選ぶことも多くなり、メンズシャツを愛用する女性が増えています。特にこのネイビーのドット柄のように、クラシックな色柄が多いメンズシャツは必見。シルクのとろみと贅沢な布使いから生まれる美しいドレープを堪能したい。
端正なトラッド風のキャメルのパンツも、モード感のある仕上がりに。
◆メンズのサイズ感とベーシックさが今の気分にフィットする「サンローラン」のメンズとろみプリントシャツ
「サンローラン」といえば、シルクのしなやかなボウブラウスが象徴的な存在。いっぽう、女性にスモーキングのパンツスーツを初めて着せたことでも有名で、ジェンダーレスなムードは本来のもち味でもあります。
ベーシックな色やデザインが豊富なメンズシャツを求める女性も多く、大きめサイズから生まれるドレープに着目せずにはいられません。
◇ジェンダーレスな感覚を、シルクのとろみで優雅さが際立つ一着に
写真左(モデル着用)は、細かなドット柄を変則的にあしらったシルクサテンのプリントシャツ。ウエスタンシャツのデザインをもとに、背中のヨークやポインテッドカラーにアイコニックな魅力が宿ります。
写真右は、黒のシルク地にピーコック色のトロピカルリーフをプリントした半袖シャツ。大胆な柄もシックな配色と体につかず離れずの落ち感で着こなしやすい。
◇襟が反らないカラーステイ付き
シャツの襟裏に差し込まれた「カラーステイ」は、襟先が浮き上がるのを防ぐもの。ディテールへのこだわりはメンズ服ならではの魅力。
◇光沢のあるカフスボタンが素敵!
フレンチカフスにあしらわれたネイビーの艶やかなカフスボタンがさりげなく目を引いて、ジェンダーレスな美しさに感動。
※掲載した商品は、すべて税込です。
問い合わせ先
- PHOTO :
- 生田昌士(hannah)
- STYLIST :
- 大西真理子
- HAIR MAKE :
- Hanjee(SIGNO/ヘア)、三澤公幸(3rd/メイク)
- MODEL :
- KASUMI
- EDIT&WRITING :
- 藤田由美(Precious)