今すぐおしゃれの鮮度アップがかなう「長め丈スカート」は、着こなし方にちょっとしたコツが必要です。

本記事では、海外のおしゃれスナップを検証し、大人の女性が選ぶべき3タイプを選定。洗練と野暮の境界線を左右するのは、アウターと靴とのバランス感にあることがわかりました。いずれのタイプも、スラリと見える印象をつくれば、旬の空気感をまとったフェミニンな着こなしになるということが一目瞭然!

「長め丈スカート」攻略のためのツボをおさえた、誰もがすぐ実践できる三位一体コーディネートを、解説付きでご紹介します。

■1:しなやかに揺れる「プリーツ」タイプ

ロング&リーンとは、ロングは長い、リーンは細いという意味

最注目は、長め丈のプリーツスカート。動くたびにしなやかに揺れる、軽やかな素材感を選ぶのが正解です。着こなし例としては、モノトーン配色にしてシャープ感を添えると、モードな雰囲気になります(写真左)。大御所エディターのアナ・ウインターは、クロコダイルコートを合わせ、大人の迫力で着こなしていました(写真右)。

着こなしのコツはシルエット美人に見える”ロング&リーン”。「長め丈プリーツスカート」と「細身ロングコート」、「チャンキーヒール」の三位一体の組み合わせであれば、このシルエットが容易に実現できます。長め丈スカートを着こなすときに悩む、ロングコートとの”すそ丈”問題も、しなやかなプリーツスカートに同化させるように、すらっとした細長シルエットのコートを選べば解決。チャンキーヒールは、今時のベストバランスをつくり出す靴として最適です。具体的なコーディネート例はこちら。

ダークグリーンの細身チェスターコートで”スラリ感”を強調して

コート(キッチン&カンパニー〈バルドウィン〉)、ニット(シンクロ クロッシングズ 恵比寿グラススクエア)、スカート(FUN Inc.〈THE IRON〉)、タイツ(ステッラ〈ピエールマントゥー〉)、ピアス(TASAKI〈M/G TASAKI〉)、バッグ(三喜商事〈ボルボネーゼ〉)、靴(セルジオ ロッシ)

ボディラインに程よく沿うような、しなやかな素材感の長め丈プリーツスカートは、ダークグリーンの細身ロングコートを合わせて、全体的にスラリ感〟のある縦長シルエットを強調して。さらに、太ヒール靴で足元に重心をおくと、今っぽいベストバランスが構築されます。

空気感をはらんだスタンドカラーのロングコートで動きのあるスタイリングに

コート(三喜商事〈バンフォード〉)、ニット(三喜商事〈ステファノ モルタリ〉)、スカート(コロネット〈エリザベス アンド ジェームス〉)、タイツ(ウォルフォード銀座並木通り店)、ピアス(ケイテン)、サングラス(リエート〈バートンぺレイラ〉)、バッグ(アマン〈エマニュエラ ペトロガリ〉)、靴(セルジオ ロッシ)

落ち感の美しいプリーツスカートと、上質なロングコートがつくり出す、すらりとしなやかなプロポーションが魅力です。


■2:甘めで華やかな「フレアシルエット」タイプ

グレーやネイビー、ブラックの

おなか周りに適度なフィット感があって、すそにかけての広がりを程よく抑えてくれるフレアタイプのロングスカート。海外おしゃれスナップの常連で身長155cmのミロスラヴァ・デュマ(写真左)や、ソーシャライツのオリヴィア・パレルモ(写真右)も取り入れている様子。

Aラインシルエット自体にフェミニンな雰囲気が漂うので、ベージュやネイビー、ブラックなどシックなカラーのものを選び、合わせる服を「ワントーン」で落ち着かせると、大人っぽく上品にまとまります。ただし、着こなしに統一感を生み出す同系色コーディネートは、一歩間違うと地味で沈んだ印象に陥るので、全体を通して、素材感のバランスに緩急をつけると、さらなるおしゃれアップにつながります。

そんなシックカラーを上半身にも取り入れた、ワントーンなフレアスカートの着こなし実例が、こちら。

ネイビー系のなじませ「ワントーン」で大人っぽくシックに

ジャケット・ニット(オンワード樫山〈ジョゼフ〉)、スカート(ショールーム リンクス〈セドリック シャルリエ〉)、ピアス・ネックレス(TASAK I〈M/G TASAKI〉、ストール(HAUNT代官山/ゲストリスト〈ファリエロサルティ〉)、バッグ(showroom SESSION〈マリー ローレンス ステヴィニー バイ アニェル〉)、靴(セルジオ ロッシ)

フレアの甘さを程よく抑える、ベーシックな大人色で選んだスカートを基軸に、アウターも同系色で統一。全体をワントーンでなじませながらまとめるコツは、素材感のバランスにあります。レザーの艶感、シルクの光沢感、スエードのマット感など、素材の表情に変化をつけると、おしゃれ感が高まります。


■3:最旬のこなれボトム「スカーチョ」タイプ

 

ワードローブの定番アイテムとなったガウチョパンツは、「スカーチョ」という呼び名とともに、シルエットも進化。足さばきのよさがありながら適度な分量感のある、スカートのように見えるタイプを選ぶのが正解です。上写真のように、海外ファッションエディター勢もデイリーに活躍させている模様。

このスカーチョと三位一体のベストバランスを構成するのは、「コンパクトアウター」×「筒形ロングブーツ」との組み合わせ。これでメリハリのある全体シルエットが実現します。最大のポイントは「コンパクトアウター」。ここさえおさえておけば、スタイリングに迷うことなく、誰もが様になるおしゃれが完成します。春夏は、すそ丈選びに迷うことも多いスカーチョですが、冬の足元はロングブーツが解決。筒形シルエットならスカーチョとのつながりもよく、美脚効果も発揮してくれます。

コンパクトサイズのテーラードアウターでこなれたバランスに

スカーチョ(ザ シークレットクロゼット六本木〈シクラス〉)、ジャケット(ショールーム リンクス〈セドリック シャルリエ〉)、ニット(Theory luxe)、ピアス(リンクス オブ ロンドン青山店)、リング[ホワイトアゲート]・[スモーキークオーツ](アルテミス・ジョイエリ)、バッグ(バリー 銀座店)、靴(アッシュ・ペー・フランス〈ミッシェル・ヴィヴィアン〉)

スカーチョと最も相性がいいのは、腰骨丈のコンパクトアウター。ウエスト位置を高く見せることでメリハリが効いて、スタイルアップにつながります。-足元の選びに迷いがちなスカーチョですが、今冬は自然なラインでつなげる、ストレートシルエットの筒形ロングブーツが合うことがおわかりいただけると思います。

以上、「長め丈スカート」でつくる、バランス美人コーディネート例をお届けしました。各アイテムの着こなしの要点をおさえておしゃれの鮮度を上げ、美しい雰囲気の女性を目指してくださいね。

PHOTO :
水田 学(NOSTY)
STYLIST :
望月律子(kind)
HAIR MAKE :
川原文洋(UM)
MODEL :
RINA
COOPERATION :
アフロ
EDIT&WRITING :
下村葉月、世古京子(Precious)