厚手の長袖トップスを着用するにはややまだ早いこの時季。Tシャツの延長で着こなせる「ロンT」を活躍させるチャンスです。
カジュアルすぎず、気張りすぎない… そんなこなれた理想のバランスの取り方を、海外セレブやファッショニスタのコーディネートからチェックしてみましょう。
■1:ジェシカ・アルバは…シーズンレスなモノトーンコーデは太ボーダーをアクセントに
LAのフードマーケット『Eataly』の外でキャッチされた女優のジェシカ・アルバは、太ピッチがアクセントになるボーダーロンTを活用して、映える着こなしに導いていました。
夏と秋、どっちつかずな気候にはシーズンレスなモノトーンでまとめるのが安心です。単調さを回避する白黒のボーダーロンTに、クロップドワイドパンツを合わせリラックスカジュアルをメイク。手首と足首をしっかり見せたことで、残暑に対応する軽やかさも手に入れています。
いまどきなリラックスムードを助長すべく、小物はフラットサンダルとラタンシートが施されたバッグをセレクト。ベーシックな白と黒が無難にならないよう、ゴールドのコインネックレスや黒カチューシャを添えて、顔周りを華やかにトッピングすると垢抜けて見えます。
■2:ジジ・ハディッドは…キャッチーなフォトロンTでカジュアルになりすぎるのを防止
NYのNoHoで目撃されたモデルのジジ・ハディッド。親しみやすさたっぷりの白ロンTは、目を引くフォトデザインを選ぶことで、ジジお得意のほんのりエッジの効いた着こなしにまとめました。
ドロップショルダーや、つかず離れずな絶妙シルエットがこなれたムードを後押しするフォトロンTに、ダークブラウンのチェック柄パンツを合わせ初秋らしい着こなしへ。トラッドなパンツは、やや腰落としで穿きあえて着崩すと小洒落た雰囲気がまとえます。さらに裾を大きく折り返し裏地の白を覗かせ、黒ポインテッドトゥブーツとのカラーコントラストをつけメリハリアップ。
ヘアはきゅっとタイトにまとめつつ、細めのキャットアイサングラスをオン。そうすることで都会に似合う、カジュアルミックスのスタイリッシュコーディネートが完成です。
■3:ジャクリーン・ゼルウィスは…プレーンなロンTを光沢のあるボトムコーデでクラスアップ
ファッションブロガーのジャクリーン・ゼルウィスは、シンプルなロンTに光沢感のあるパンツとブーツを合わせ、素材のメリハリを演出。
使い勝手の良いプレーンなロンTは、淡いグレーを選べばニュアンスを醸すことができます。カジュアル、そしてリラックス感の高いロンTだからこそ、ブラウンのサテンパンツと黒ブーツでツヤを宿し、着こなしのクラスアップに繋げて。昨年に続き人気の重厚感のあるタフネスブーツにパンツの裾をインすれば、モダンな佇まいへと誘導できます。
仕上げに白黒のバイカラーバッグ、シルバーチェーンネックレスで立体感を高めてフィニッシュ。
真夏のTシャツを、ロンTに置き換えて季節感をスライド。そのカジュアルさを頼りにすれば、適度に力が抜けて気張らない装いに整います。是非、ご紹介した大人ならではのバランスをつくり上げてみてはいかがでしょうか。
- TEXT :
- Precious.jp編集部
- PHOTO :
- Getty Images
- EDIT&WRITING :
- 阿部芙美香