楽々季節感のシフトを叶えるなら、チェック柄を投入するのが有効です。夏の名残りを感じつつも秋らしさを添えたい、今の気分にマッチするコーディネート例をご紹介します。
■1:ソフィア・コッポラは…端境期のモノトーンに華やかチェック柄小物がよく映えて
2021年9月11日、NYファッションウィーク中にショー会場を訪れていた映画監督のソフィア・コッポラをキャッチ。
残暑に対応できる五部袖トップスは、黒のニット素材を選ぶことで秋らしさを演出。黒に映えるゴールドのコインネックレスを合わせ、単調さをなくしてくれます。そこに白パンツを合わせれば、黒が相まってくっきりとしたメリハリが誕生し、ワンツーで絵になるスタイルに。
抜け感を授ける黒フラットサンダルは、ゴールドチェーンがあしらわれた都会的なデザインを選ぶことで楽してきちんと感を演出することができます。仕上げに無彩色コーディネートのポイントになる、ぬくもり感じる素材感のチェック柄バッグを加えれば、秋らしさと華やかなイメージがぐんと引き上がります。
■2:リウ・ウェンは…チェックシャツ×秋小物で夏カジュアルをアップデート
北京首都国際空港にて、パパラッチにチャーミングな笑顔を向けた中国出身のモデル、リウ・ウェン。黒のプリントTシャツと白デニムパンツという夏のカジュアルスタイルに、温度を感じるブラウンのチェック柄シャツを足して季節感のシフトを実行しました。ややオーバーサイズ、適度な厚みのデザインは、袖をブラウジングすることでその立体感を引き立てることができます。
さらに足元にも黒ブーツを合わせることで、秋らしい表情を上乗せ。無骨なデザインが、ハンサムカジュアルな装いによくマッチしています。バッグもブーツと同じ黒を選びつつ、シルバーチェーンがあしらわれたデザインをチョイスしてかっこよさを助長することで、一体感ある着こなしへ導くことに成功です。
■3:マルタ・サイガンは…プレーンな水色シャツとぬくもりチェックパンツが端境期のお洒落にぴったり
パリ出身、LA在住のインフルエンサー、マルタ・サイガンをコペンハーゲンファッションウィーク中のストリートでスナップ。残暑と呼ぶべきか、初秋と呼ぶべきか難しい気候の日に役立つ着こなしを披露しました。
本格的な秋服にはまだ早い気候なら、長袖シャツを選びつつ爽やかなブルーを選んで涼感をキープ。そんな寒色とメリハリがつく暖色ブラウンのチェック柄パンツを組み合わせれば、秋らしさをミックスすることができます。
シャツとチェック柄パンツというきれいめな着こなしは、あえてワークテイストの強いキャタピラーソールのローファーで外すとこなれた印象に。バッグも黒で統一したら、潔くノージュエリーに徹することでそれぞれのアイテムの存在感を引き立てることができます。
季節感を捉えるのが難しいこの時季に対応する、チェック柄を使ったコーディネートをお届けしました。小物で取り入れたり、色で秋らしさを上乗せしたり… 新たな季節のお洒落を味わってみてくださいね。
- TEXT :
- Precious.jp編集部
- PHOTO :
- Getty Images
- EDIT&WRITING :
- 阿部芙美香