【目次】
- 【1】「トップス」を変えて着回し幅を広げる
- 【2】「アウター」を重ね立体感アップ
- 【3】「靴」を変えて印象チェンジ
- 【4】「きれいめ」にまとめこなれ感を演出
- 【5】「カジュアル」大人ならではのコーデ術
【1】「トップス」を変えて着回し幅を広げる
合わせる「トップス」によって、その表情が変わるチノパンツ。思い思いのトップスを合わせ、チノパンツの着回し幅を広げてみてくださいね。ここからは、デイリーで参考にしやすいトップス×チノパンツの組み合わせをご紹介します。
「シャツ/ブラウス」で正統派ルックを完成させる
シャツやブラウスといったきれいめトップスを合わせることで、チノパンツを正統派に着こなして。かしこまりすぎないちょうどいい抜け感を備えたチノパンツがあるからこそ、こなれたバランスに誘導することができます。
「ニット」で親しみやすさが倍増
もともと親近感のあるチノパンツにニットトップスを合わせることで、気負いないムード漂う好印象スタイルをメイク。見本のようにニットのインにシャツをレイヤードするスタイルも、清潔感がアップして素敵。
「パーカ」とのカジュアルルックは小物でクラスアップ
カジュアルにもきれいめにもハマるチノパンツ。パーカを合わせたカジュアルコーディネートは、きれいめ小物でクラスアップするのが肝。さらに落ち着いたベーシックカラーを活用すると、大人の洗練カジュアルが完成します。
「Tシャツ」スタイルにほんのりきちんと感が漂う
カジュアルトップスの代表格であるTシャツに、程よいきちんと感を併せ持ったチノパンツを合わせれば、ラフになりすぎないこなれたカジュアルが実現します。黒レザー小物など凛としたアイテムを散らし、バランスアップ。
「タンクトップ」でヘルシームードを演出
抜け感を備えたチノパンツ合わせだからこそ、すっきりと肌見せするタンクトップのスタイルがヘルシーに整います。小物はきれいめなものをセレクトし、ラフに傾きすぎるのを防止すると好バランス。
【2】「アウター」を重ね立体感アップ
トップスとチノパンツのワンツーだけでなく、そこに「アウター」を加えれば立体感が高まり、着回し幅が広がります。定番コートから辛口コートまで、タイプ別アウターを合わせた実例をピックアップ。
辛口レザーコートを重ねきりりとマチュアな表情へ
赤のボーダーカットソーとベージュチノパンツを合わせたフレンチカジュアルに、あえて真逆な印象の黒レザーロングコートを重ねることでそれぞれの持ち味を引き立てて。プレーンなクリアホワイトのトートバッグを加え、ぱきっとキレよく。
コートとチノパンツの色をリンクしセットアップ風の装いへ
ベージュのトレンチコートとチノパンツを合わせ、セットアップ風コーディネートをメイク。それぞれハリ感のある素材なので、クラシカルなムードを演出することができます。他のアイテムは白黒で統一し、心地よいリズムを授けて。
オーバーサイズジャケットであか抜ける
白カットソーに深みのあるグリーンが新鮮なチノパンツを合わせ、ナチュラルに。そこにオーバーサイズの黒ジャケットやキルティングバッグを加えれば、たちまにモダンな印象にまとまります。
アウターのレイヤードで上級者な趣をアピール
オフホワイトのタートルネックニットに、ベージュで統一したステンカラーコートとチノパンツを合わせ、柔らかなニュアンスを演出。そこにさらに赤と青のバイカラーベストを加えれば、いっきにフレッシュになり上級者な出で立ちに。パンプスの色はベストから拾い、一体感を意識。
ショートコート×ワイドパンツのバランスが絶妙
適度なハリ感があるチノパンツは、ワイドシルエットを選ぶことで存在感を際立てて。アウターはショート丈を選ぶと、ワイドパンツとのバランスがうまく取れます。ダークブラウンやキャメルといった配色で、ぬくもりたっぷりに。
しなやかベージュでまとめれば上品
インパクトのあるレオパード柄ファーコートも、しなやかなベージュを基調とすれば上品。チノパンツが程よくカジュアルダウンしてくれるので、トゥーマッチにならない粋なバランスに着地。
【3】「靴」を変えて印象チェンジ
カジュアルやきれいめなど、合わせる「靴」によって仕上がりのテイストが変わるチノパンツ。導きたい印象に合わせ、足元のアイテムを変えてみてくださいね。
「スニーカー」とのコンビで抜け感たっぷり
カジュアルな印象のあるチノパンツは、やっぱりスニーカーとの相性が抜群! ラフになりすぎないよう、見本のように他のアイテムをきれいめで統一すると大人らしさを両立できます。
「パンプス」合わせでクラスアップを実行
カジュアルときれいめの良いところどりをしたチノパンツにパンプスを合わせれば、装いのクラスアップが実現します。見本のようなビジューつきパンプスなら、ぐっと華やか。
「ブーツ」投入できりっと引き締め
程よく辛口でスタイリッシュなムードを備えたブーツを合わせることで、カジュアルチノパンツをきりっと引き締め都会的な表情へ。見本のようなきれいめブーツはもちろん、重厚感のあるワークブーツで格好良さを上乗せするのもおすすめです。
「サンダル」で素足を見せて抜け感を作る
サンダルで素足を見せることで、チノパンツの抜け感を高めて。見本のように、華奢ストラップのヒールサンダルとハイウエストチノパンツのようにきれいめディテールをセレクトすれば、カジュアルになりすぎずちょうどいいバランスに着地。
「ローファー」合わせでトラッドに
チノパンツとローファーでトラッドな趣を演出。定番ベージュのチノパンツに、ブラウンのローファー、そしてチェックジャケットを合わせればマスキュリンなムードを堪能できます。赤の差し色を加え、フレッシュさをオン。
【4】「きれいめ」にまとめこなれ感を演出
デニムパンツ以上スラックス未満。まさにそんなちょうどいい存在のチノパンツは「きれいめ」スタイルにもマッチします。かしこまりすぎないからこそ、こなれたバランスが手に入るのが高ポイント。
ローライズのチノパンツで今っぽい抜け感を
黒ニットプルオーバーのインに白シャツを忍ばせ、ベージュチノパンツを合わせた正統派きれいめコーディネート。親近感のあるチノパンツは、トレンドのローライズを選ぶことで今っぽい抜け感を宿して。
ボウタイブラウス×ハイウエストで凛とする
ピンストライプがきちんと感を高めるボウタイブラウスに、ベージュのハイウエストパンツを合わせ凛とした面持ちへ。適度な抜け感を備えたチノパンツだからこそ、気張りすぎないこなれたエレガンスが漂います。
黒とベージュで作るきれいめモードスタイル
ベージュチノパンツの親しみやすさを頼りに、カットアウトトップスやボリューミィなシューズなど、モードなアイテムを盛り込んで冒険心を満たして。黒とベージュの色合わせでシックなムードをアピール。
ベーシックカラーでまとめ品よくきめる
シャツやジャケット、レザー小物を合わせた王道きれいめコーディネート。白黒とアースカラーの配色で、きちんと感を上乗せ。チノパンツが程よい外し役として貢献し、あか抜けたバランスを手に入れることができます。
配色にこだわり高揚感で満たす
清々しい淡いブルーのギャザーシャツに、カーゴディテールで抜け感が高まるベージュチノパンツを合わせ、きれいめワントーンコーディネートをメイク。そこにパープルやピンク、オレンジのグラデーションニットトップスを肩掛けで投入し、高揚感を宿して。
ベージュはハリのある素材で穏やかなインパクトを
ウエストマークすることで優雅なワンピースのように着こなしたコートに、テーパードシルエットがきれいめなチノパンツを合わせ、しなやかさを実現。柔和なベージュコーディネートながら、コートとパンツにハリ感を持たせることで穏やかなインパクトを。
【5】「カジュアル」大人ならではのコーデ術
「カジュアル」なスタイリングにマッチする、親しみやすさのあるチノパンツ。ラフになりすぎない、大人に似合うカジュアルスタイルの作り方をご紹介します。
上半身と足元に程よくボリュームを持たせて
薄手の白リブカットソーに、ハリのあるベージュチノパンツを合わせたメリハリコーディネート。赤のニットプルオーバーをさらっと肩掛けしつつ、シューズは程よくボリュームのあるスニーカーを選ぶことで、立体感を倍増させて。
ビッグジャケット×ハーフパンツで美バランス
きれいめ代表格のジャケットは、ビッグシルエットを選びカジュアルダウン。そこにすっきりとしたハーフ丈チノパンツを合わせれば、素足がすっきりと見えて美バランスです。ベージュを基調としつつ、フレッシュなグリーンキャップを加えることでナチュラルな配色へ。
上品ベージュで繋ぎたおやかに
ボディラインに沿うシルエットのトップスに、ワイドカーゴチノパンツを合わせメリハリシルエットを形成。カジュアルな組み合わせながら、ベージュで繋げば品の良さを両立できます。千鳥格子のバッグ、重厚感のある黒ブーツといったテイストミックスな小物セレクトも素敵。
ジャケットを重ねれば小粋な表情にまとまる
白のパーカとスニーカー、そしてベージュチノパンツを合わせたリラックス感漂うカジュアルコーディネートに、ブラウンのジャケットと黒レザーバッグを投入。きれいめアイテムをミックスすることで、小粋な大人カジュアルを完成させて。
ビッグシルエットでまとめてモード感をひとさじ
ボーダーニットプルオーバー、チノパンツ、そしてスニーカーを合わせたカジュアルスタイルも、アイテム全てをビッグシルエットにすることでインパクトを作り、程よいモード感を確保。黒レザーのショルダーバッグでぴりっと引き締め、バランスアップ。
- TEXT :
- Precious.jp編集部
- PHOTO :
- Getty Images
- EDIT&WRITING :
- 阿部芙美香