【目次】
- 「合わせにくい」を解決する、3つのコツ
- 「トートバッグ」でお洒落と機能性を両立
- 「ショルダーバッグ」ならこなれ感が漂う
- 「ハンドバッグ」で上品に誘導
- 「ミニバッグ」をアクセサリー感覚でプラス
- 「カジュアル」黒バッグで程よく引き締めたスタイル
- 「きれいめ」オフィスや結婚式に! フェミニンスタイル
「合わせにくい」を解決する、3つのコツ

【1】導きたい印象に合わせ「形」を変える
ひとくちに黒バッグといえど、その形はさまざまで印象が変わってきます。例えば上品に見せるならレザーのハンドバッグ、カジュアルならショルダーバッグ、機能性も重視するならトートバッグといったように、導きたい印象やシーンに合わせて形を変えてみましょう。
【2】「モノトーン」に馴染ませて
黒バッグのシックなムードを引き出すなら、やはりモノトーンコーディネートに合わせるのがおすすめです。きりっと意志ある佇まいが実現するので、シンプルでも絵になる着こなしに着地。
【3】カラーコーデやフェミニンコーデの「引き締め役」として活用
もうひとつの黒バッグの活用法として、カラーを使ったコーディネートやフェミニンスタイルの引き締め役として投入すること。着こなしがぐっと締まり、大人らしさとメリハリを手に入れることができます。
「トートバッグ」でお洒落と機能性を両立
黒の「トートバッグ」は荷物もしっかり入る機能的なアイテムなので、ひとつは持っておきたいアイテムです。便利さだけでなく、お洒落心も満たせる着こなし術をチェック。
春夏コーデ
コンフォートワンピースを引き締める

ゆったりとしたクリームホワイトのワンピースを着用していた、モデルのモリー・シムス。小物は黒で統一し、淡い色のコンフォートワンピースをきりりと引き締め。シンプルな着こなしなので、程よい存在感のあるトートバッグを選ぶと物足りなさを解消できます。
パファーなトートバッグをアクセントにする

ロンTとイージーワイドパンツのリラックススタイルを披露した、セレーナ・ゴメス。ニュアンス配色にメリハリを授けるために、黒のトートバッグをプラス。ふっくらとしたパファー素材とキルティング加工が心地よいリズムをプラスしてくれます。
レザーのトートバッグで着こなしを格上げ

カジュアルをクラスアップするなら、ケンダル・ジェンナーのように黒のレザートートバッグをプラスしてみて。タンクトップとデニムパンツのリラックススタイルながら、グレーと濃紺を選ぶと大人らしい表情に着地。
秋冬コーデ
黒トートバッグを添えてほっこりさせない

ボア素材のイエローバケットハットと、クリームイエローのジャケット、ブラウンパンツを合わせ、秋らしいぬくもりを演出したジジ・ハディッド。黒のトートバッグをプラスすると、温感素材と配色がほっこりしません。
モノトーンスタイルの完成度をアップ

ミシェル・ウィリアムズはモノトーンコーディネートの完成度を高めてくれる、黒のトートバッグをプラス。白で繋いだ上下に、チャコールグレーのウールコート、程よい収納力を備えたレザートートバッグを合わせて奥行きをメイク。スニーカーで外しを加えるとこなれ感が漂います。
コートのインパクトに負けないバッグをプラス

存在感のある黒のシアリングコートで、ぬくもりとモダンさを両立したケイティ・ホームズ。コートの迫力に負けない、大きめの黒レザートートバッグをプラスすると良バランスです。重くならないよう、ライトブルーデニムパンツと白スニーカーでキレよく見せて。
「ショルダーバッグ」ならこなれ感が漂う
さっと肩に引っ掛けたり、斜めがけしたりと、気負わないムードを醸せる「ショルダーバッグ」。装いを程よくカジュアルダウンしたいときにおすすめです。
春夏コーデ
ゆったりルックにショルダーバッグがマッチ

鮮やかな赤のシャツジャケットとサンダル、チャコールグレーのピンストライプパンツを合わせ、キャッチーさを叶えたブロガー、インフルエンサーのガラ・ゴンザレス。上下ともゆったりしたシルエットなので、お堅くならない黒ショルダーバッグをさっと足すと調和が取れます。
Tシャツスタイルにショルダーバッグがマッチ

ヘイリー・ビーバーは白のクロップドTシャツを使って、ヘルシーさをアピール。ベージュのパンツは、ローライズで意図的な脱力感を宿し、こなれ感満載に。カジュアルな装いに馴染むよう、ショルダーバッグとフラットソールのシューズをプラス。黒レザーならスタイリッシュさも獲得できあか抜けます。
レザーとサテンのツヤを頼りに華やぐ

肌の上を滑る、センシュアルなブラウンのサテンキャミソールワンピースを取り入れた、エミリー・ラタコウスキー。そこにゴールドのチャンキーチェーンストラップがアクセントの黒レザーショルダーバッグを足し、異なるツヤを宿し華やかさを手に入れました。
秋冬コーデ
ビッグサイズのショルダーバッグで迫力を生み出す

ライトグレーのトップスとブルーストレートジーンズ、ブラウンステンカラーコートというミニマルルックを披露したケンダル・ジェンナー。マンネリしないよう、ビッグサイズのバッグを足して迫力を生み出して。くたっとした形のショルダーバッグなら、抜け感もクリアすることに成功。
フリンジショルダーバッグで動きをつけて

ダイアン・クルーガーは、モノトーンコーディネートがのっぺりしないよう、フリンジの黒ショルダーバッグを斜めがけで取り入れて動きをつけました。フラットな表面感の白の上下に、ツヤのある黒のジャケットと小物を足し、メリハリを意識。
オールホワイトをかりっと締める

リボン付きのブラウスとセンタープレスパンツのセットアップに、ミドル丈のウールコートを重ね、しなやかな冬のホワイトコーディネートを作ったナオミ・ワッツ。ぼんやりしないよう、黒のバッグを引き締め役として投入。さらっと肩にかけられるショルダーバッグなら、余裕感が漂います。
「ハンドバッグ」で上品に誘導
きちんとした印象の「ハンドバッグ」は、黒を選ぶと凛としたムードが盛り上がります。着こなしのクラスアップを図りたいときに取り入れてみて。
春夏コーデ
スーツスタイルに似合う黒ハンドバッグを活用

白のスーツで凛としたオーラを放っていたエマ・ワトソン。ハンサムなスタイルには、上品な黒のハンドバッグがよく似合います。ジャケットを肩掛けしつつ、フラットサンダルを迎えてドレスダウンすると、小粋なムードが漂って。
スクエアハンドバッグでスタイリッシュさをプラス

黒とモカブラウンという落ち着いた配色で、肌見せスタイルを品よく導いたテイラー・スウィフト。スクエア型の黒ハンドバッグを指名すると、スタイリッシュさが盛り上がります。ぱきっとした赤のルージュが好アクセント。
涼感配色をシックに見せる

夏の街中で映える着こなしをつくるなら、ナオミ・ワッツのような水色ワンピースと白パンプスの涼感コーディネートにトライしてみて。ツンと尖ったワンピースの襟とパンプスのトゥが、キレの良さを実現してくれます。ふんわりしすぎないよう、知的な黒ハンドバッグで引き締めを実行。
秋冬コーデ
メタルハンドルのバッグでモードを加速

秋の街中でシックなオーラを放つ、オールブラックスタイルのジジ・ハディッド。シャープなVネックカーディガンがスマートさを盛り上げます。黒の装いがのっぺりしないよう、ゴールドとシルバーのネックレスを重ね付けしつつ、ゴールドハンドルがアクセントのバッグを添えて煌めきを宿して。
大きめハンドバッグで分量を計算

ハンサムフェミニンなオータムスタイルを披露した、エルザ・ホスク。黒のタートルニットとレザージャケットに、白のスカートを合わせメリハリたっぷりに。上半身だけが重くならないよう、やや大きめの黒ハンドバッグを携え、分量を計算してバランスよく仕上げました。
端正な黒ハンドバッグでカジュアルを格上げ

プリントがキャッチーなパーカ、ファーコート、シンプルなスラックスとスニーカーの都会派カジュアルを披露した韓国ガールズクループ「BLACKPINK」のロゼ。ツヤのある黒レザーのハンドバッグでクラスアップを叶えました。
「ミニバッグ」をアクセサリー感覚でプラス
持ちものは必要なものだけ、というミニマリストな方には「黒のミニバッグ」をリコメンド。主張が控えめな小ぶりなサイズだからこそ、あらゆる着こなしにフィット。アクセサリー感覚で取り入れ、こなれ感をアピールしましょう。
春夏コーデ
セットアップを主役にするためバッグは小ぶりをセレクト

春のオールブラックコーディネートは、軽やかさを意識したいところ。歌手のアシュリー・ロバーツは、スカラップレースのブラウスとスカートのセットアップを活用し涼やかに。セットアップを主役にしたいので、バッグは小ぶりなものをチョイス。
ミニバッグをさらっと抱えて

初夏のモノトーンスタイルが重くならないよう、ライトグレーと白という明るい色をメインにしたエルザ・ホスク。黒レザーのキャップとミニショルダーバッグが引き締めを実現してくれます。バッグはさらりと抱え、颯爽と。
小さく黒を効かせホワイトコーデを成功させる

夏らしい爽やかなホワイトコーディネートで街中を歩いていた、モデルのシャーロット・マッキニー。ミニバッグ、ベルト、パンプスを使って小さく黒を効かせると、白のクリーンさはそのままにメリハリを付けることができます。
秋冬コーデ
小さいのに威力抜群のミニバッグをプラス

ブラックの上下に、ライトブルーのデニムジャケットとネイビーキャップを足し、軽やかな秋のスポーツミックススタイルにトライしたジジ・ハディッド。存在感が控えめなミニサイズのバッグが、かえってキャッチー!
ミニマルな荷物で余裕感を醸す

デミ・ムーアは、黒のシャツとレザースカート、ベージュジャケットという上品スタイルに、白の筒太ブーツを合わせてモダンさを演出。必要なものだけが収まるミニサイズの黒バッグを携え、余裕感をアピール。
煌めくミニバッグをジュエリー代わりに投入

ライトグレーのニットアップに、黒のコートと小物を足した、凛としたフェミニンスタイルを見せた俳優のデイジー・リドリー。煌めくビジュー付きの黒ミニバッグをジュエリー代わりに投入して、シックにまとめました。
「カジュアル」黒バッグで程よく引き締めたスタイル
ここからは、テイスト別の黒バッグコーディネートをご紹介します。気張って見えない「カジュアル」な着こなしを、黒バッグで適度に引き締めてスタイリッシュさを両立しましょう。
春夏コーデ
黒ハンドバッグがあればラフに傾かない

スウェットプルオーバー、デニムパンツ、スニーカーの着こなしで、リラックスした様子のアン・ハサウェイ。黒のレザーハンドバッグをプラスすると、カジュアルスタイルがラフに傾きません。チャームをプラスしたり、ハンドルにスカーフを足すことで小気味よく。
ナチュラル素材のバッグで抜け感を宿す

夏のオールブラックスタイルを披露した、俳優のケイトリン・ディーヴァー。ビーチサンダルとナチュラル素材のショルダーバッグを合わせると軽やかさを両立できます。バッグのイエローショルダーストラップが好アクセント。
デニムスタイルに斜めがけバッグがしっくり

白のタンクトップに、フロントスリット入りのブルーデニムスカートを合わせ、ヘルシーさを醸したニッキー・ヒルトン。カジュアルなデニムスタイルには、両手があいてストレスフリーなショルダーバッグがマッチします。バッグと肩に引っ掛けたニットを黒でリンクし、色のメリハリをプラス。
秋冬コーデ
ぱきっとした配色が鍵! モードカジュアル

ハーフジップのニットプルオーバーとデニムパンツのカジュアルコンビは、ケンダル・ジェンナーのように赤と黒という強い配色にすることでモダンさを両立。抜け感をキープするために、バッグは気張って見えないショルダーバッグを選ぶのが吉。
バッグを小脇に抱え今っぽく

白のクロップドカットソーとキャップのカジュアルアイテムと、無骨なレザージャケット、フェミニンな黒マキシスカートというミックススタイルを披露したジジ・ハディッド。こなれ感を後押しするために、バッグをラフに抱えて今っぽく見せて。
上品バッグはあえて真面目に持たない

たっぷりのシアリングがアクセントの黒コートを、ブルーのキャップとデニムパンツでカジュアルダウンしていたエルザ・ホスク。コートのインパクトに負けない大きめのレザーバッグは、あえて真面目に持たず、ラフに抱えると洒落た印象に着地します。
「きれいめ」オフィスや結婚式に! フェミニンスタイル
コーディネートを引き締め、クラスアップを叶えてくれる黒のバッグは「きれいめ」スタイルにもぴったりです。オフィスや結婚式でも使える、大人のためのフェミニンスタイルをピックアップしました。
春夏コーデ
優雅なベージュワンピースに端正なハンドバッグをオン

オフィススタイルとしても参考にしたい、優雅なワンピーススタイルを見せたジェニファー・ロペス。ふんわり広がるベージュティアードワンピースのおかげで、一枚でしっかり華やげます。そこにツヤのある黒バッグを足し、上品さを倍増させました。
チェーンハンドルのバッグできちんと感を上乗せ

意志を感じる、ブラックのフェミニンスタイルを披露したモデルのジャスミン・トゥークス。ベルトをプラスしたり、チェーンハンドルの黒バッグを指名するときちんと感がアップします。ジャケットはばさっと肩掛けし、コーディネートに動きをつけて。
長方形のショルダーバッグがアイキャッチになる

モデルのシャニーナ・シャイクは、ハイネックのノースリーブトップスとスラックスのセットアップを活用しキレイを実現。シンプルな着こなしなので、黒の長方形型ショルダーバッグをアイキャッチにして、物足りなさを解消。
秋冬コーデ
黒を一点投入してぼんやりさせない

ベージュとブラウンのニアリーカラーでつくる、きれいめコーディネートを披露したレイチェル・ゼグラー。リブトップスやツヤのあるスカート、パンプスを迎えることで間延び問題をクリア。さらに黒バッグを一点投入することで、ぼんやり見えるのを防止しました。
オケージョンにマッチするクラッチバッグを活用

結婚式などのオケージョンで活躍する、ツヤのある黒クラッチバッグを取り入れたマギー・ギレンホール。しなやかなピンクベージュのプリーツワンピースに、黒のジャケットとパンプスを足してクラシカルなムードをアピール。華やかな場に相応しいスウィングイヤリングが好アクセントです。
ボア×レザーを掛け合わせて

大人らしさと愛らしさを両立できる、黒のボアコートを着用していたナオミ・ワッツ。そこにレザー素材のハンドバッグとパンプスを投入し、黒のなかに変化をつけて。黒を基調としているからこそ、コートの裾から覗かせたイエロースカートがよく映えて。
- PHOTO :
- Getty Images
- EDIT&WRITING :
- 阿部芙美香