今まで、何色も色を重ねて完璧なグラデーションをつくるアイメイクが正しいと教わってきましたが、今は軽快な目元がトレンドに。
『Precious』10月号の「賢者のコスメ」では、簡単にグラデができる新質感の「単色アイシャドウ」に注目しています。
「こってりと色を重ねたまぶたは『時が止まった古い顔』。抜け感のあるシンプルな目元の方が断然若々しい」という美容賢者の方々に、ラフにのばすだけでメリハリを生み、顔がぼやけない、優秀なものだけをセレクトしていただきました。
今回は、ビューティ エディター・入江 信子さんがおすすめする、「イヴ・サンローラン・ボーテ」の「ラメクラッシュ 43」についてお届けします。
ブラウンとゴールド、『重軽』のさじ加減がちょうどいい、旬の眼差しに
目元は濃い色のシャドウでしっかり引き締めるのが正解。若いころ、こんなふうに教わってきました。けれども、今のアイメイクは軽やかさ命。が、プレシャス世代の場合、引き締め感がないと、顔がぼやけてしまう……。そんなジレンマを救ってくれるのがこのアイカラーです。
一見、こっくりしたブラウンのようですが、実はこのカラーの主役は『光』。塗ってみると、色がのりつつもゴールドラメが存在感を発揮し、むしろ輝きが前面に。よって色が強く主張されすぎず、抜け感をキープできるというわけです。
とはいえ、ブラウンであることに変わりはないので、目元がぼんやりする心配はなし。その『重軽』のさじ加減がちょうどいいのです。
またラメの質感もハイレベルで、粒が細かいうえ、透け感があり、まぶたに明るさが。チップで目のキワに塗り、さっと指でのばせば、たちまち旬の眼差し。光と色のヴェールの麗しさを堪能できます。(文・入江信子)
\イヴ・サンローラン・ボーテ「ラメクラッシュ 43」の特徴&使用感/
立体感を生むゴールドがたっぷり。小さな目も大きく印象的に!
輝くラメをたっぷりと含んだトープブラウン。超微粒子のラメでギラつかないし、色よりもみずみずしい艶感を思わせる輝きが前面に出るので、重くならずに立体感を演出。たるみで小さくなった目を大きく見せる効果あり。
【質感】
超微粒子ピグメントにゴールドラメをプラス。まぶたにフィットする細かなラメ粒子なので、粉落ちすることなく美しい仕上がりを維持。
【つき具合】
ブラウンの色はほのかにつく程度なので、重くならずに、さりげなく陰影&メリハリ感を演出できる。
【色】
トープブラウン
※掲載した商品の価格は、税込です。
問い合わせ先
- TEXT :
- 入江信子さん ビューティエディター
- BY :
- 『Precious 10月号』小学館、2021年
- PHOTO :
- 戸田嘉昭・池田 敦(パイルドライバー)
- EDIT&WRITING :
- 荒川千佳子、五十嵐享子(Precious)