『Precious』10月号で提唱する「ジェントル・エレガンス」とは、Preciousが核としてきた「エレガント」をより「今の私たちが求めるもの」にアップデートしたもの。優しさ、凜とした心意気、ひとさじの明るい個性…それはファッションでありスタイルであり、生き方にも通じていきます。そんな「ジェントル・エレガンス」へと繋がるアイテムとコラムをご紹介。

今回は、この秋アップデートしたい格上げアイテムとして、「エルメス」の手帳カバー&チャームに、「プラダ」の眼鏡をご紹介します。

そして、ニッポン放送 代表取締役社長・檜原麻希さんに、「優雅なジェントルウーマン宣言」をテーマとしたスペシャルコラムをご寄稿いただきました。

毎日携えるアイテムこそ、ときには大胆にリフレッシュ!

手帳や眼鏡のような、身近に愛用しているアイテムも、この秋はジェントル・エレガントな気分でアップデートを。

クラシックなメタルフレームの眼鏡は、優しく穏やかなベージュで彩られた新モデル。手帳カバーはフレッシュな気分を後押しする、花のように鮮やかな色に。ちょっと大胆なほどのチェンジが、心を切り替え、自然な笑顔を運ぶきっかけになるのです。

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手帳カバー『ヴィジョンII』¥71,500・チャーム『ジージー・サバンナ』¥85,800(エルメスジャポン)、眼鏡¥44,660(ルックスオティカジャパン〈プラダ〉)

仕事の朝、手に取るたびにうれしい気持ちになれるアイテムを揃えて。愛らしいシマウマのチャームは、たてがみまでソフトなラムスキン素材で、気持ちを一瞬で優しくしてくれる。手帳や眼鏡はスタンダードな気品のなかに、遊び心のあるものに更新。


 Column │ビジネスの装いの基本は寄り添うこと。今、それもハイブリッドに変わっています~ニッポン放送 代表取締役社長・檜原麻希さん~

檜原 麻希さん
ニッポン放送 代表取締役社長
(ひわら まき)慶應義塾大学文学部卒業後、「ニッポン放送」入社。2009年デジタル事業局長、'11年編成局長、'15年取締役編成局長、'16年営業担当取締役、'18年常務取締役、コンテンツビジネスやインターネット放送などラジオと通信の融合を進める。丸の内発のラブソング専門局「Suono Dolce」の開発や『オールナイトニッポン』の新ブランディング等、プロデュースに力を入れてきた。'19年より、在京キー初の女性社長に就任。趣味はカメラ、美術展・写真展巡り。

ラジオ局である「ニッポン放送」の社長を2年前から務めていますが、エンターテインメント業界という柔らかい世界でも、やはり立場上、ジャケットやワンピースを着ることが多いですね。タレントの方が会社にいらっしゃることも日常的ですし、スポンサーの方にご挨拶ということもありますので、ファッションは好きですが、リーダーとして、くだけすぎず、きちんとした着こなしを心掛けています。

ビジネスの装いは、基本はTPOです。その日に会う方や予定に合わせて、堅めになったり、リラックスしたり。相手の方に寄り添うことが欠かせません。仕事はコミュニケーションが第一。そのためにも、TPOに合わせた装いは大前提です。

昨年の自粛の期間など、自分も周りもリモートでの仕事がピークになっていた時期は、Tシャツで出社するなど、リラックスした着こなしのこともありました。ただ、今は気持ちも落ち着く、きちんとした装いに戻っています。もちろん、かつてのかっちりとしたスーツとは異なり、着心地のよさ、体に優しいことは最優先です。

コロナ禍で、仕事の仕方も、この1年半は大きな変化がありました。局に足を運ぶのをためらうタレントの方は自宅から番組をやっていただきましたし、海外のアーティストが現地で収録をして番組をつくることもできるようになりました。ハイブリッドな変化がとても進んでいます。

ファッションも、足元はスニーカーになることも増えていますし、変わってきていますよね。私自身は、バックパックを取り入れようかと思っています。何ごとにも、そういうハイブリッドさが今は求められていると思います。

まだ、先の見えないことは多いですが、バックトゥノーマルなタイミングは自分のスタイルを変えるチャンス。ハイブリッドに進化するのが鍵だと思います。ただ、なんとなく過ごすと「変えどき」を見失います。ファッションで気分を大きく変えられる秋は、新しいスタイルをつくるのにちょうどいいときではないでしょうか。


※掲載した商品の価格は、すべて税込みです。

問い合わせ先

PHOTO :
熊澤 透
STYLIST :
三好 彩
COOPERATION :
Minotti AOYAMA
EDIT&WRITING :
長瀬裕起子、古里典子(Precious)