年齢と共に髪のトップのボリュームが出にくくなり、ヘアスタイルが決まりにくくなります。顔のフレームでもある髪は、ふんわり適度なボリューム感を保っていることが、若々しさやエレガントさ、あか抜けの鍵になります。
エイジングによるハリ・コシの低下で、トップにボリュームが出にくくなった大人の髪に必要なのは、根元を立ち上げるためのスタイリングテクニックを身につけることと、頭皮という土台ケアの見直し。『Precious』10月号では、大人のトップふんわりヘアに欠かせないテクニックをご紹介しています。
今回は、ボリュームUPに効く「曖昧分け目」と「つむじ隠し」のテクニック。教えてくれるのは、表参道の人気ヘアサロン「Sui」表参道店です。
「曖昧分け目」は3タイプ、長さで選ぶのが正解
正面からでも分け目が見える直線のぱっくり分け目は、トップのボリュームダウンにつながるいちばんの原因。
■タイプ1:前髪短めのショート~ボブノーパートは「ノーパート」
頭頂部から分け目をつけないで髪を放射状に下ろしたノーパートは、スタイルに奥行きを出す効果もあります。
■タイプ2:前髪長めのショート~ミディアムは「くの字」
分け目を「く」の字にすることで、トップを自然にボリュームアップさせることができます。
■タイプ3:前髪長めのミディアム~ロングは「ジグザグ」
しっかりとボリュームを出したい場合は、小指を使って分け目をジグザグにするのが有効です。
「つむじ隠し」は、ハンドブローと逆毛の2ステップで完成
地肌が露出しているつむじは、自分で確認するのが難しいけれど、ボリュームアップさせておきたい箇所。
■ステップ1:つむじ周りを擦りながらドライ
まず、つむじ周りの生えグセを抑える必要があります。髪を乾かすときにつむじ周りの地肌を掻くように、左右に髪を動かしながら上から温風を当てるのがコツ。
■ステップ2:根元から3㎝に逆毛を立てる
つむじ周りの毛束を真上に引き上げ、根元から3㎝のところに手ぐしを入れ、下向きに手ぐしを動かし逆毛を立てます。その後つむじにかぶせるように毛束を下ろして。
問い合わせ先
- Sui表参道店
- 営業時間:平日12:00~20:00、土・日11:00~19:00
休日:火曜・祝日 - TEL:03-6455-5802
- 住所:東京都渋谷区神宮前4-1-20 神宮前フォレストビル3F
- PHOTO :
- 玉置順子(t.cube)
- STYLIST :
- カドワキジュン子
- HAIR MAKE :
- 冬木慎一(Sui)
- COOPERATION :
- プロップス ナウ
- EDIT&WRITING :
- 新田晃代、佐藤友貴絵(Precious)