人気の赤リップ、使いこなせていますか? ここぞという華やかな場面に使いたいと思っても、鮮やかすぎてやっぱり苦手、唇だけ浮いてしまいそう……などと、しり込みしてしまう方も多いのではないでしょうか?

そこで今回は、そんな「赤リップ」をまとった唇をより美しく見せるための、プラスαのワザをご紹介。さらに失敗しがちなチークとのバランスについても解説します。これであなたも、赤リップが映える「会食美人」になれますよ!

■1:リップグロスは「ゴールド系グロス」で色浮き防止を!

ゴールド系グロスを唇の中央のみに塗ると、ふっくら感を演出できる

ゴールドの輝きは肌なじみをよくし、艶もプラスしてくれるため、レイヤリング発想のゴールド系リップグロスが1本あると便利です。赤リップに挑戦したくても、浮いて見えそうなのが気になる……というときに、重ねてみるとよいでしょう。

上下の唇の中央にのせるだけで、赤リップの色浮きを抑えるだけでなく、光の効果で薄い唇がふっくらボリュームアップして、口角上げの錯覚効果も。さらに、ラグジュアリーな輝きが若さや生命感を印象づけ、夕方の疲れた印象を一気に吹き飛ばしてくれるメリットもあります。

ただし大粒ラメのタイプは唇の縦ジワを目立たせ、下品に映るので避けたいもの。ギラギラしすぎず、品のいい艶を与える、超微粒子のゴールドラメのもの(下記2本)がお勧めです。

左/オレンジゴールドのラメがたっぷり。独自のさらっとした薄膜でラッピングし、ヨレにくい。イヴ・サンローラン ボーテ グロス ヴォリュプテ No.1 ¥3,800 右/きらめきの強いゴールドパールがぎっしりで、重さのない薄いフィルムで快適な使用感。5度の角度がついたパウリケーターが塗りやすい設計。ゲラン グロス ダンフェール 400 ¥3,700

また、輝きが強いぶん、唇全体にのせるとギラギラしすぎてしまいます。のせるのは中央のみでOKです。中央に光が集まり、唇がふっくら立体的に見える効果も。

■2:チークは自然な血色を生む「コーラル系を控えめ」に入れる

起点は頬骨の高い位置。ブラシを往復させて塗ります

こっくりとした赤の「会食リップ」をつけたときは、チークは目立たせず、発色は控えめにしたほうがバランスがGOOD。いつものベージュリップに合わせる発色抜群のピンクやオレンジでは、トゥーマッチになり、厚化粧に見えてしまいます。肌なじみがよく、自然な血色を生む淡いコーラル系を選びましょう。

そして重要なのは、チークをブラシにつけるときの動作。チークにブラシをゴシゴシとこすりつけてしまうと、とりすぎてしまいます。ブラシの先端から半分の面積に2回なでつけるように色をとれば十分。つけるのは片面のみで大丈夫です。両面にまんべんなくつけると濃くつきすぎるかもしれないので、少ないかも?と思うくらいでよいでしょう。

左/コーラルオレンジの濃淡2色とパールがたっぷりのハイライトがセットに。アディクション ブラッシュ ミックス 04 ¥2,800 右/コーラルオレンジとコーラルピンクの2色入り。超微粒子の軽量パウダーで、粉飛びもムラづきもしない名品。パルファム ジバンシイ プリズム・ブラッシュ No.4 ¥6,300

チークをのせる範囲は頬骨に沿って、頬骨の高い位置からこめかみ手前まで幅広に。ブラシで優しくなでるように2往復させます。

■3:リキッドリップは正しいブラシ塗りで「キリッと引き上がった口元」に

左/潤いを投入しながら唇の凹凸をなめらかに整えて、リップのムラづきを解消。SPF19・PA+で、紫外線防止効果もあり。カネボウ化粧品 キッカ スムージングプロテクトリップベース ¥2,800 右/リキッドリップのにじみを防止するサラスベ仕上がり。縦ジワをケアする美容成分をたっぷり配合。クラランス リップバーム パーフェクターベース ¥3,000

大人はスティックでもリキッドでも、直塗りではなくブラシで塗るとよいでしょう。なぜなら加齢とともに唇の色素が後退し、上唇が薄くなる、左右の厚みが変わってくる、口角が下がって見える、というときにも失われた輪郭の修正が簡単だからです。

リップブラシにリップをとる量は〝たっぷり〞が基本。下唇の中心から外に押し広げるように塗ってから、輪郭を整えます。輪郭から塗り始めると、端にリップがたまり品のない口元になるので要注意です。

上唇は、下唇と同様に唇全体に塗ってから輪郭を描きます。このときに口角にブラシを差し込んで端まできちっと塗ることで「口角上げ」効果が生まれます。

4ステップで抜群の「口角上げ」効果

リップベースで縦ジワを埋めるように縦塗りする

(1)まず、リップベースを塗ります。左右に滑らせて塗るとシワの溝が埋まりにくいため、縦ジワの凹みを埋めるように溝に沿って〝縦塗り〟します。

下唇の中央にのせてから上唇に移してのばす

(2)リップは初めに、下唇の中央にのせます。それから〝んーっ〟として上唇に移してのばします。さらに下唇全体を塗ってから、上唇をアバウトに塗っていきます。

上唇の山は鋭角的でなく丸みのあるなだらかな山に

(3)上唇全体を塗ったあとに輪郭を補正します。上唇の山は色素が後退して曖昧になっているので、鋭角的ではなく、丸みのあるなだらかな山で立体感を強調しましょう。

上唇の口角から山にかけて1mmはみ出しふっくら感を

(4)上唇の口角から山にかけては、1mmはみ出しふっくら感をプラス。唇がやせてしまった貧相な唇をふくよかに見せるワザです。これをするのとしないのとでは、見た目印象の若々しさに差が出ます。

■4:コンシーラーはくすみを消して「口角を引き上げ」

明るくするのは口角下のみ。錯覚効果で”への字”を解消

口周りは乾きやすいため、くすみが起こりやすい部位。さらに口角下はたるみでできてしまったマリオネットラインが影をつくり、いっそう口元を暗く、口角も下がって見え不満顔に……。これでは「会食リップ」の肌映え効果は半減してしまいます。

解決策は、自分の肌色よりも一段明るめのコンシーラーを、口角下にサッと塗ること。のせた後に指でなじませます。のせたのかどうかわからないくらい、ほんのり明るくなるだけで十分です。くすみやたるみの影が消えるハイライト効果で、口角がキュッと上がって見える、うれしい錯覚作用が生まれます。

左/パールのように美しい光を反射するピグメントを含み、くすみも凹みの影も自然にカバー。シャネル ル ブラン スティック コンシーラー 10 SPF40・PA++++ ¥5,200 右/塗布時はゆるく、しばらくするとぴたりとフィットする特殊なオイルを配合。コスメデコルテ ホワイトニング コンシーラー 01 SPF35・PA++ ¥4,000(医薬部外品)

特に会食に出かける夕方、リタッチのときこのコンシーラー技が効果的。疲れで下がった口角が一瞬でキリッと引き上がり、「会食リップ」が映える美しい口元に変わります。

あでやかな赤リップの美しさを引き立たせるリップの塗り方やグロス、チークののせ方、コンシーラーのテクニック。ぜひ参考にして美人顔を手に入れてくださいね。

PHOTO :
池田 敦(パイルドライバー/静物)、鈴木 宏(人物)
HAIR MAKE :
尾花ケイコ
MODEL :
怜花
EDIT&WRITING :
荒川千佳子、五十嵐享子(Precious)