「旅籠」ってなんと読む?「たびかご」ではなく…情緒を感じますね~
明日、10月25日は『観光産業の日』です。
2001年に愛知県名古屋市で行われた「観光産業サミット」にちなんで制定された記念日ですが、観光産業と言えば、今、まさに、コロナ禍の影響が心配されている分野です。
秋の行楽シーズン、全国的に感染者数もだいぶ落ち着いておりますので、リフレッシュ旅行を計画されている方も多いのでは?
…というところで、本日1問目のクイズです。
【問題1】「旅籠」ってなんと読む?
「旅籠」という日本語の正しい読み方をお答えください。
ヒント:「日本で近世以降に出現・発達した、食事付きの宿泊施設。」などの意味を持つ言葉です。
<使用例>
「こちらの旅館は、江戸時代に旅籠として創業なさって以来の歴史をお持ちだとか。」
…さて、正解は?
※「?」画像をスクロールすると、正解が出て参ります。
正解は… 旅籠(はたご) です。
時代劇でも耳にしますが、老舗の旅館や、和の風情を打ち出した施設では、今でも「旅籠(はたご)」という表現を使用しているケースもあります。ぜひ読めるようにしておきたいですね。
さて、2問めのクイズです。
【問題2】「定宿」ってなんと読む?
「定宿」という日本語の、正しい読み方をお答えください。
ヒント:「いつも決まって宿泊する宿屋。」などの意味を持つ言葉です。
<使用例>
「私は大阪に行くときは、定宿にしているホテルがあるのよ。」
…さて、正解は?
※「?」画像をスクロールすると、正解が出て参ります。
正解は… 定宿(じょうやど/じょうしゅく) の2つです。
話し言葉ですと、昨今は「定宿(じょうやど)」という表現が多く使用されている印象です。
実は「いつも決まって宿泊する宿屋」という意味のほか、「決まって遊興する茶屋」「高級な遊女の専用部屋」など、やや艶っぽい意味も持っている言葉ですので、男性の宿泊先としてこの表現を使用するには、やや配慮が必要かもしれません。
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本日は、10月25日、『観光産業の日』にちなんで、
・旅籠(はたご)
・定宿(じょうやど/じょうしゅく)
など、宿泊施設に関する日本語についておさらいいたしました。
- TEXT :
- Precious.jp編集部
- BY :
- 参考資料:『デジタル大辞泉』(株式会社小学館)
- ILLUSTRATION :
- 小出 真朱