クール系のカジュアルをつくる上で、欠かせない存在がレザーやレザー調の黒パンツです。
グレードアップして見える大人のカジュアルを楽しんでいた3人にクローズアップします。

■1:オリビア・パレルモは…フェミニンアイテムとの組み合わせでこなれたテイストミックスに

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モノトーンスタイルを華やかに彩る赤リップ。深みのあるこっくりとした赤だと、秋冬っぽさをアピールできます。

パリの街で見かけられたのは、ファッションSNAPの常連、オリビア・パレルモ。
レース風のデザイントップスに黒ジャケットを羽織り、ボトムにレザーのレギンス風パンツを合わせていました。
フェミニンテイストのトップスに、一見ハードに見えるレザーパンツがミックスコーディネートになって、今っぽい表情に。
普通の黒パンツでは無難にまとまるところが、レザーの風合いのおかげでリッチさが際立って見えます。
足元にも女性らしいポインテッドトウのパンプスを合わせることで、こなれた雰囲気がアップ。
バッグは、トップスの白をリピートしたラウンド型というところも、おしゃれセンスが光ります。
地味に見えない、大人の女性が理想とするモノトーンスタイルです。

■2:ケリー・キロレン・ベンシモンは…素材違いで黒を重ねて陰影のあるオールブラックスタイルを完成

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マスクまで黒でトータルコーディネートすれば、全身パーフェクトに。

元モデルで、作家のケリー・キロレン・ベンシモン。N.Y.ソーホーで愛犬の散歩中ショットです。
ムートン風ジャケットを主役に、カットソー、レザーパンツを組み合わせてオール黒の着こなしを楽しんでいました。
さまざまな素材の黒をレイヤードしているので、全身がフラットには陥らず、地味に見えません。
もしろ奥行きがあって、切れのいいオール黒スタイルに。
足首が見えるくらいパンツの丈が短めなので、いちばん細い部分が強調されると同時に、肌見せが抜け感になって軽やかさが際立っています。
フラットシューズの中でも、レザーローファーを合わせたのも知的なイメージが高まり、大成功です。

■3:アシュリー・ロバーツは…エレガンス×スポーツ×モードをバランスよく配してこなれた存在感を高めて

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かっちりバッグを斜めがけすれば、さらにアクティブさがアップします。

元プッシー・キャット・ドールズのアシュリー・ロバーツは、2021年1月末ロンドンでキャッチされていました。
ベージュのジャケットにスタンドカラーの白ブラウス、ボトムにはフェイクレザーと思われるパンツをコーディネート。
ジャケットでつくる辛口の着こなしが、パンツのモード感によってさらにエッジィで新鮮に。
上半身はフェミニン、ボトムでモード、足元のスニーカーでスポーティーというように、さまざまなテイストのミックスでかっこよさをアピールできます。
パンツにインパクトがある分、トップスにはカジュアル過ぎない正統派のアイテムを合わせてスマートに仕上げると、大人っぽく上品です。


レザー&レザー調パンツを取り入れた3人にスポットを当てました。
黒デニムやレギンスよりも、レザーのもつリッチな素材感や艶っぽい風合いがおしゃれなモードさを加速させます。ぜひ取り入れて、今どきの辛口カジュアルをかっこよく楽しみましょう。

この記事の執筆者
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PHOTO :
Getty Images
EDIT&WRITING :
佐野有紀