きちんとしたアイテムにカジュアルアイテムを融合させれば、そこに抜けが生まれこなれた表情を作ることができます。普段のビジネス服がぐっと見違える、スーツとスニーカーのコーディネート例を海外セレブやインフルエンサーの私服からチェック。
■1:ヘイリー・ビーバーは…ダークトーンのスーツは、シャープな白スニーカーで軽快に
2021年10月19日、LAでキャッチされたモデルのヘイリー・ビーバー。知的な雰囲気のグレースーツ、ヘイリーの手にかかると?
グレーのスーツは、ややオーバーサイズをセレクトするとマスキュリンなムードが漂って、かっこいい雰囲気に着地します。そこにカーキ、ダークグリーンとブルーのボーダーニットプルオーバーを忍ばせて穏やかな配色を意識し、秋冬らしさを演出。ゴールドのネックレスやフープピアスで煌めきを添えれば、ダークトーンの装いが地味に見える心配がありません。
足元に合わせたのは、キレの良い真っ白なスニーカー。ダークカラーを基調とした着こなしだからこそ、白の鮮明さがくっきりと浮かび上がって軽快さが際立ちます。
■2:ダニエル・バーンスタインは…小物で重厚感を足してモダンさをトッピング
アパレルブランド『WeWoreWhat』の創設者であるダニエル・バーンスタインをNYファッションウィーク中のストリートでキャッチ。存在感のあるカラーのスーツと今っぽい小物で着映えを実現しました。
彼女が選んだのは、ワイドパンツが生真面目になりすぎないマスタードイエローのスーツ。明るい色でキャッチーさを叶えながらも、くすみトーンを選ぶことで大人らしさもしっかり確保。
そこに合わせたスニーカーは、やや厚みのあるぽってりとしたスニーカー。足元に重厚感を作れば、今どきなバランスへと誘導することができます。バッグも丸みのあるワンハンドルタイプをクラッチ風に抱え、小粋なムードを醸していました。
■3:マーサ・ハントは…明確なカラーコントラストでリズミカルな表情へ
初冬のNYの街中を、はっと視線を奪うような美しいカラーブロックコーディネートで愛犬と歩いていたモデルのマーサ・ハント。
すらっとしたシルエットが端正なスーツは、ビッグカラーと落ち着きのある赤を選ぶことで無難を脱却。そんな暖色のスーツと相反する寒色の水色シャツをインに合わせ、色のメリハリをしっかりつけていました。シャツ×スーツの合わせも、こんな配色なら新鮮さが漂います。
暖色と寒色を馴染ませるように、白のタートルニットとスニーカーをオン。スニーカーなら、親近感も醸せて好都合です。上と下にぱきっとした白をあしらえば、NYの街並みに馴染むスタイリッシュな装いが完成です。
スーツ×スニーカーで着映えを叶えたセレブたちの着こなしをご紹介しました。
きれいめに着こなすだけでなく、足元をちょっと外すだけでぐっとこなれた雰囲気に決まるので、是非チャレンジしてみてはいかがでしょうか。
- TEXT :
- Precious.jp編集部
- PHOTO :
- Getty Images
- EDIT&WRITING :
- 阿部芙美香