「助太刀」ってなんと読む?「じょたとう」?…いえいえ、応援してくれます!
明日・11月28日は、『太平洋記念日』です。
1520年のこの日、ポルトガルの航海者・マゼランが、後に「マゼラン海峡」と命名される南米大陸南端の海峡を通過し、太平洋に出た…という歴史を伝える記念日です。荒れ狂う大西洋上と変わって天候が良く平穏な日が続いたため、マゼランは、それまで「南海」と呼ばれていたこの海に、ラテン語で 「Mare Pacificum (平穏な海)」と再命名。これが英語の「Pacific Ocean」となり、日本では「太平洋」と呼ばれることになったのです。
…本日は、「太」という字の入った難読クイズをお送りします。
【問題1】「助太刀」ってなんと読む?
「助太刀」という日本語の正しい読み方をお答えください。
ヒント:「加勢や援助のこと。または、それをする人。」などの意味を持つ言葉です。
<使用例>
「こんな量の書類を一人でシュレッダーにかける気?半分、助太刀するわよ…。」
…さて、正解は?
※「?」画像をスクロールすると、正解が出て参ります。
正解は… 助太刀(すけだち) です。
「仇討ちや果し合いなどで、共に刀をふるって助力することや、その人。」を指した言葉で、これが転じて現代では「加勢や援助。またはそれをする人。」という意味で使用されています。
現代では日本刀を交えて戦うようなことはありませんが、「太刀(たち)」という言葉は、今回の「助太刀(すけだち)」のほか、「太刀打ち(たちうち)」「太刀魚(たちうお)」などにも残っております。スムーズに読めるようにしておきたいですね。
さて、2問目に参りましょう。
【問題2】「太占」って、なんと読む?
「太占」という日本語の、正しい読み方をお答えください。
ヒント:古代の占いの一種で、高等学校の日本史で学習する言葉でもあります。
<使用例>
「『太占』の占い方、テストに出るかな…。」
…さて、正解は?
「?」画像をスクロールすると、正解が出て参ります。
正解は… 太占(ふとまに) です。
「太占(ふとまに)」は、鹿の肩の骨を焼いて、その割れ目の形で吉凶を占う方法です。
***
本日は、明日・11月28日『太平洋記念日』のトリビアと、
・助太刀(すけだち)
・太占(ふとまに)
など、「太」という字の入った熟語についておさらいいたしました。
- TEXT :
- Precious.jp編集部
- BY :
- 参考資料:『日本大百科全書(ニッポニカ)』(株式会社小学館)/『デジタル大辞泉』(株式会社小学館)
- ILLUSTRATION :
- 小出 真朱