暮らしと向き合う時間を通して気づいたのは、自分らしいスペースを持つことの大切さです。『Precious』2月号では、『これからの「美しい暮らし」』と題し、自分らしい美学と個性でもっと極めていきたいライフスタイルを、ファッション、アート、インテリアなど、さまざまな角度から特集しています。
暮らしのなかで本当に必要なものは何か?日々のおしゃれに上質で美しいものを見極める審美眼を持つプレシャス世代が、ライフスタイルに向き合うとき、やはりファッションと同じレベルで、研ぎ澄まされた美意識を注ぎたいのです。これからの人生をもっと心豊かに過ごすために、美しい暮らしを求めてみませんか。
今回はスタイリストのchizuさんがセレクトした、時を超えて愛される3つの名作チェアをご紹介します。
ただ愛でるために揃えた美しい椅子
時を超えて愛される名作チェアは座るという機能を超えてそこにあるだけで美しいもの。座らない椅子――オブジェとして愛でるだけで幸せな気持ちになれる椅子が欲しい。
本質を見極める姿勢でつくられた名作椅子は、今なお新鮮な存在感を放つ。
美意識が凝縮された名作チェアを飾る楽しみ
時代を超えて愛され、大切に受け継がれる椅子は、佇まいがどこか人に似ています。つくり手の思いや哲学が色濃く息づき、今にも語りかけてくるような気配があるのです。それぞれ誕生した年代のムーブメントの影響を大きく受けているにもかかわらず、流行の枠組みに属すことなく、永遠に鮮度を保ちます。いずれもボディラインのようにシルエットが美しいのです。例えば、この倉俣史朗とノーマン・チャーナーの椅子がそう。
「そこにあるだけで様になる。そんな名作椅子は愛でるに限ります。アートを飾るように、いちばん映える“場”を探して、眺めるだけでいい」とchizuさん。
“座らない椅子”がつくり出す美しい空間を、日常から切り取ってみては?
※掲載した商品は、すべて税込み価格です。
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- PHOTO :
- 川田有二
- STYLIST :
- chizu
- WRITING :
- 藤田由美
- EDIT&WRITING :
- 安部 毅、竹市莉子(HATSU)、喜多容子(Precious)