誰もが自分らしい暮らしを見つめ直すようになり、インテリアにも、今本当に必要なものは何かという視線が向けられています。

雑誌『Precious』2月号の特集「美しい暮らしを叶える『インテリア名品』」では、心ときめく美しい物語を秘めながら、これからの暮らしに長く寄り添ってくれることを条件に、ファッションのハイブランドが提案するホームコレクションと信頼のインテリアブランドから、珠玉の名品を選びました。

今回は、アートのように愛でる楽しみを授けてくれる「インテリアアイテム」をご紹介します。

【In the Living Room】美意識を育む、暮らしのオブジェたち

そこに暮らす人の個性とセンスを映し出す、インテリアアイテム。これからのライフスタイルにプラスするなら、アートのように、愛でる楽しみを授けてくれる逸品に注目したい。

■1:「バカラ」の『フラワーベース』|アートピースさながらのオブジェは、クリスタルの名門で手に入れる

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フラワーベース『アルクール バラスターベースL ゴールド』※シリアルナンバー入り[直径18×高さ32cm]¥330,000(バカラショップ丸の内〈バカラ〉)

フランス国王のルイ・フィリップが注文したグラスが原形の、「バカラ」で最も歴史あるコレクション『アルクール』は、1841年に誕生。クラシックな壺形のフラワーベースはその代表作のひとつで、ボリュームのあるブーケもすっぽり収まる迫力のサイズ感。

写真は、20カラットの金彩が筆書きで施された、『アルクール』の180周年を祝して発売されたスペシャルモデル。メゾンの美意識と手仕事が融合したクリスタルの魅力が存分に味わえる逸品は、一生モノの価値を授けてくれます。 

■2:「リーン・ロゼ」のスタンドミラー|壁紙をグラフィカルに飾るプレイフルなデザインで個性を

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ミラー『ROSET Geoffrey』[幅147.5×奥行き31×高さ192×ミラー直径115cm]¥303,600(リーン・ロゼ東京〈リーン・ロゼ〉) 写真提供:リーン・ロゼ東京

1860年に創業した、フランス発のライフスタイルブランド「リーン・ロゼ」。

名作ソファ『トーゴ』をはじめ、コンテンポラリーな家具は世界中の顧客を魅了。壁に立て掛けて使うこの美しいミラーには、鍵などの小物を置くトレイや、フレームと一体になったバーに、スカーフや傘を掛けることも可能です。

■3:「リーファ」のテーブルランプ|華やかな名作が放つ幻想的な光に癒やされて

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ランプ[台座直径17×傘直径40.5×高さ45.4cm]¥170,500(リンインクープ〈リーファ〉)

デンマークで最も古い照明メーカーとして知られるリーファ。

1956年に発表された「権力」を意味するテーブルランプ『ガバナー』は、まさに活躍目覚ましい現代女性にぴったりな逸品。特徴は、真鍮による華やかさとシェードを極限まで浅く設計することで実現した、端正な佇まい。点灯するとシェードに施されたパンチング装飾が幻想的に浮かび上がり、温かみのある空間を演出します。

■4:「クリストフル」のデスクアクセサリー|非日常の贅沢さにひと目惚れ!ホームオフィスの隠れ名品

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『アイコニック』上/ペンシルホルダー[直径7.3×高さ10cm]¥33,550・手前/レタートレー[縦22×横30cm]¥46,200・左/ペンケース[幅22×奥行き7.6×高さ4cm]¥37,950(クリストフル 青山本店〈クリストフル〉)、その他/私物

フランスの王侯貴族に愛された「クリストフル」。190年以上にも及ぶ銀食器づくりのノウハウを生かした、優雅なデスクアクセサリーコレクションが数量限定で登場。

ステンレスとカーフナッパレザーで構成されたペンケースやレタートレーは、モダンなインテリアに溶け込む洗練されたデザインに。

※掲載した商品はすべて税込です。

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PHOTO :
唐澤光也(RED POINT)
STYLIST :
中林友紀
EDIT :
兼信実加子、安村 徹(Precious)