大人のコーデに欠かせないネイビーを、T.P.O.に合わせて着こなすコツは「合わせる色」と「素材」にありました。この合わせアイテムのちょっとした工夫が、今らしいスタイルやT.P.O.に合った装いに導きます。定番カラー・ネイビーをクラスアップして着るコーデ術を20パターン、シーン別にご紹介します。
「ビジネスシーン」で品格オーラを漂わせるネイビーコーデ9選
■１：部下が待つオフィスには、風格のネイビー「アウター」をはおって
ベージュが定番のトレンチコートも、ネイビーを選べば気品が漂います。ロングトレンチの下には同じくネイビーのセットアップを。ワントーンでまとめることで、きれいなレイヤードができあがります（写真上）。ショート丈のトレンチなら、インナーは白のセットアップを。ネイビーが白の清潔感をより一層、引き立てます（写真下）。
■２：「トップス」にネイビーを用い、気品ある装いに
シンプルなネイビーのトップスにはボリュームのあるワイドパンツを。シンプルなスタイリングでも、こなれ感のある装いにかわります。センタープレスのボトムスなら、今年らしさを取り入れつつ上品な装いに（写真上）。ブラックのパンツならスタッズ付きのパンプスでエフォートレスなスタイルに。ゴールドのバッグで華やかさをプラスします（写真下）。
■３：「ボトムス」のネイビーは、女らしく美しいシルエットを叶えます
クライアントに会うときは、毎回明るい印象を持ってもらいたいもの。トップスには、顔を明るく見せる白を。ボトムスには、きちんと感のあるネイビーを合わせることで、白を引き立てると同時に、安心感も与える装いに。ワイドパンツやロングカーディガンを使うことで、今っぽさを忘れないスタイルになります。
同業者の交流会に出席するときは、シックな女性らしさを漂わせる装いに。カジュアルなカーキを上品なネイビーと合わせることで堅苦しくならず、シックなスタイルをつくることができます。ギャザーを寄せて肩から腕にかけてボリュームをもたせたデザインは、まさに袖コンシャス。今っぽく女性らしいコーデに仕上がります。
■４：大事なビジネスシーンも、ネイビーの「ワントーン」ならしなやかに
一歩間違えれば冠婚葬祭に見えてしまうワンピースも、ネイビーなら上品な装いに。会食にお呼ばれされても怖くありません。光沢感のあるネイビーのワンピースはレザージャケットで甘さを調整（写真上）。ジョーゼット素材のワンピースは1枚で着て軽やかさをアピール（写真中）。端正なワンピースには持ち手やチャームがポイントのバッグを合わせて装いを華やかに（写真下）。
「休日」にネイビーをまとえば、今っぽさと気品を一気に格上げできる
■5：ネイビーの「アウター」に白を合わせ、清潔感のある休日スタイルに
程よいカジュアル感に仕上げてくれるネイビーは、休日でも手放せないカラーです。上品な装いになるネイビーのワントーンコーデは地味になりがち。休日なら、グラデーションが美しい、ロングカーディガンを上からはおりましょう。スカーフを首に合わせれば、さらに華やかに。見知った友達とカフェでティータイム…なんてシチュエーションに、ぴったりです。
"休日でも外せないネイビーのトレンチ、プライベートでは淡い色と合わせてやわらかな雰囲気に。サテン地のトレンチは、歩くたびに表情が変化。アウターの優美さを活かし、ペールピンクのハイゲージニットを合わせて、上質な雰囲気を崩さないようにします（写真上）。ハリのあるトレンチには、アイボリーのトップス。細かいフリンジやプリーツで可憐に（写真下）。
■6：「トップス」にネイビーを使えば、品のよい休日スタイルに
休日トップスにネイビーをもってくるなら、華やかなアイテムを。パートナーと食事会にお呼ばれたら、ネイビーのシルクブラウスで女性らしいシルエットに。ライトグレーのパンツと合わせて、エレガンスが宿るスタイルに（写真上）。大胆なフリルのブラウスは1枚で主役になるアイテム。辛口ヒールと合わせてモードな装いに（写真下）。
■7：シーンを選ばず輝きを放つのは、上質ネイビーの「ワントーン」コーデ
演奏会や個展ー。そんなアーティスティックな空間こそ、ネイビーのワントーンコーデが映えます。ワイドパンツとロングジレを組み合わせ、ほっそりと見えるロング＆リーンのスタイルに（写真上）。アウターからホーザリーまでオールネイビーのコーデ。異素材ミックスでスタイルアップします（写真中）。ワンピースのようなワントーンコーデは、キャメルレザーでコーデを引き締めて（写真下）。
「旅行先」のどんなシーンにも映える至極のネイビーコーデ
■8：色を引き立て合う「赤×ネイビー」は、京都散策でも奥ゆかしく着映えする
限られたアイテムの中でおしゃれを楽しむ旅行だからこそ、持っていきたいのは着回し力抜群のネイビーのアイテム。アクティブに古都を散策するのに最適なデニムには、ネイビーのチェスターコートを合わせて上品に。靴やバッグを赤にして、コーデに華を添えます。コートを肩にかけたり、バケツバッグを持つことで、今っぽい要素をコーデに加味します。
■9：週末ショートトリップでも、ネイビーをちりばめればリッチカジュアルな装いに
ba）パンツ（REYC）撮影／小池紀行・宗髙聡子（パイルドライバー）BY ：『Precious2月号』小学館、2017年
週末、愛車に乗って郊外へドライブするなら、メンズライクなゆったりファッションが最適。ネイビーとブラウンのニットポンチョに同系色のガウチョパンツを合わせることで、肩肘張らないリッチカジュアルなスタイルに仕上がります。足元はボアのないスエードのブーツを合わせることで、すっきりと清潔感のある大人の装いに。
■10：機内でリラックスしたい日も、ネイビーの「ワントーン」なら気品を損なわない
長距離の飛行機に搭乗する際は、おしゃれはもちろん、しめつけ感のないコーデにしたいもの。裾がリブ仕上げのリラックスパンツなら、スッキリとしたシルエットを保ちつつも、着心地のよさも忘れません。トップスには同色のネイビーを合わせて、セットアップ風に。足元は白いモカシンを合わせることで、上質なリッチ感を演出します。
大人の女性に欠かせないネイビーは、コーデに程よい加減を与えてくれるカラー。「もう少しきちんと感を」「どこかに女性らしさを」と感じたときには、ネイビーのアイテムを投入してみてください。ベーシックカラーだからこそ出せる気品が、コーデをバージョンアップしてくれるはずです。
