スタイリングに欠かせないアイテムとして、すっかり定着しているカールアイロン。実は上手に使いこなせていない…と感じている人が多いのも事実。

今回、今さら聞けないコツを教えてくださるのはsui表参道店の副店長、中西雄二さん。

「トップの根元を立ち上げるとき、アイロンに挟む毛束の量が多いと、すぐにペタンコになってしまいます。根元を持ち上げるときは、ひとつまみの毛束を根元から巻くのがポイントです」(中西さん)。

さらにカールに折れ目がつくのを防ぐには、「毛束をアイロンに巻き付けたら、巻き付けた方向にアイロンを動かせばいいだけ。逆方向に手首をねじると、折れ目がつきます」(中西さん)とのこと。

使い方をおさらいして、失敗しない巻き方をマスターしましょう。

【お悩み】トップにボリュームが出にくく、すぐペタンコになる!

ショート代表:熊本薫さん(37歳/会社役員)のお悩みを解決するには…

■髪型:髪の表面にレイヤーを入れ、全体のシルエットを菱形にする

完成
完成
サイド
サイド
バック
バック

熊本さんのHAIR CHART

  1. やわらかさ(柔→硬)★★★
  2. ボリューム(少→多)★★
  3. 髪の太さ (細→太)★★
  4. うるおい (乾→潤)★★★★
  5. 白髪の量 (多→少)★★★★★

髪が細く、ボリュームが出にくい熊本さんの髪質。

「ボリュームが出にくい場合、髪の表面にレイヤーを入れ、前髪を顔まわりの髪とつなげて、全体のシルエットを菱形に近づけるスタイルがおすすめです。それだけでペタンコになりがちなトップにボリューム感が生まれます」(中西さん)

■スタイリング:スタイリング前に髪の根元からしっかり濡らすのがコツ

スタイリング前に髪を濡らすときは、髪の表面だけでは不十分。「根元からしっかり濡らしておかないと、根元から立ち上げることはできません。ドライヤーで頭皮を擦りながら毛穴の状態をフラットにするのがコツです」(中西さん)。

スタイリング前
スタイリング前

■1:スタイリング前に水で髪の根元と地肌をしっかり濡らす

ボリュームが欲しいトップは、まんべんなく水で濡らすこと。
ボリュームが欲しいトップは、まんべんなく水で濡らすこと。

■2:髪の根元を起こすように指で頭皮を擦りながらドライヤーをあてる

寝ている毛穴を起こすように、指の腹で頭皮を擦る。
寝ている毛穴を起こすように、指の腹で頭皮を擦る。

■3:1~1.5cm幅の毛束をアイロンに挟み、根元を立ち上げる

トップの髪をひとつまみずつとり、根元から立ち上げる。
トップの髪をひとつまみずつとり、根元から立ち上げる。

<老け見えをくい止めるポイント3か条>

  1. スタイリングの前に髪の根元からしっかり濡らすこと
  2. トップの髪を立ち上げるときは、毛束の量を少なめに取ること
  3. アイロンに巻き付けたら、必ず巻いた方向に動かすこと

「カールアイロンで巻くときは、アイロンの丸みを生かしてください。無意識に手首を返してしまう方が多いと思うので、最初のうちは鏡に手首の動きを映しながらスタイリングするといいかもしれません」(中西さん)

sui表参道店 副店長・中西雄二さん。甘いものが大好きな中西さんが今ハマっているのが焼き芋。「4~5種類のサツマイモを食べ比べた結果、イチオシはシルクスイートです。ほどよい甘さがいいですね」
sui表参道店 副店長・中西雄二さん。甘いものが大好きな中西さんが今ハマっているのが焼き芋。「4~5種類のサツマイモを食べ比べた結果、イチオシはシルクスイートです。ほどよい甘さがいいですね」

問い合わせ先

sui表参道店
住所/東京都渋谷区神宮前4-1-20神宮前フォレストビル3F
TEL:03-6455-5802
営業時間:月・水12:00~21:00、木10:00~19:00、金13:00~22:00、土10:00~20:00、日10:00~19:00
定休日:火曜

エレガントながらモダンでくつろげる空間。その人に似合う自然な美しさを引き出す髪型を提案してくれる。
エレガントながらモダンでくつろげる空間。その人に似合う自然な美しさを引き出す髪型を提案してくれる。

 

この記事の執筆者
Precious.jp編集部は、使える実用的なラグジュアリー情報をお届けするデジタル&エディトリアル集団です。ファッション、美容、お出かけ、ライフスタイル、カルチャー、ブランドなどの厳選された情報を、ていねいな解説と上質で美しいビジュアルでお伝えします。
PHOTO :
古谷利幸〈F-REXon〉
EDIT&WRITING :
中島 祐美
DIRECTION :
青木 笑