着慣れた黒ボトムですが、この春夏に注目したいのが優美さ漂う黒スカート。黒パンツと同様に合わせやすさもありながら、無難も回避でき、さらにシーズン問わず着られる素材を選べば、そろそろ気になる端境期のアイテムとしても重宝します。
ラグジュアリーな素材感の黒スカートで、格上の装いを披露していた3人のコーディネートをご覧ください。
■1:レティシア王妃は…レザースカート×テント型ジャケットでひと匙のモード感をプラス!
2022年1月26日、スタイリッシュなファッションで世界中から注目を集める、スペインのレティシア王妃をマドリードでキャッチ。ミディ丈のレザースカートにブルーのブラウスを合わせて、シックさと華やかさを両立したスタイルです。
スカートのラグジュアリーな質感により、黒を基調とした装いながら地味に見えません。さらにアウターとしてドロップショルダーが今っぽい、テントラインのジャケットを合わせたことでぐっとあか抜けた印象に。マンネリになりがちな黒ボトムのコーディネートに新鮮さをもたらしています。
■2:アレクサ・チャンは…チュールスカート×スポーティなトップスで今っぽいテイストミックスコーデに
モデル、TVプレゼンターなどとして人気のロンドン在住ファッションアイコン、アレクサ・チャンがパリのストリートに登場。ショルダーに入ったラインと襟がスポーティな印象のトップスに華やかなチュールスカート、という相反するテイストを組み合わせて小粋なミックスコーデに仕上げていました。足元はシルバーの華奢サンダルでガーリーに。これをゴツめソールのローファーにスウィッチすれば旬な佇まいになり、また、まだ寒い時期はブーツを合わてもセンスよくきまります。
チュールスカートはいまや定番的存在。秋冬はニット、春夏はTシャツ…とシーズンレスに纏うことができ、華やかなスタイルを完成します。特に黒なら、抜群の合わせやすさと上品さで大活躍間違いなしです。
■3:ジェニー・ウォルトンは…ミディスカート×パールで往年の女優のように
N.Y.在住のイラストレーター、ジェニー・ウォルトンが2022年1月16日、ミラノのストリートに現れた際の着こなしです。
黒のトップスにたっぷりとしたミディスカートを合わせ、まるでオードリー・ヘップバーンのような、クラシックでレディなスタイリングを楽しんでいました。
全身黒の装いながら、スカートのラグジュアリーな光沢感で軽やかな印象に。同様に光沢素材のポインテッドトウ、キャットアイシェイプのサングラスやパールのネックレスででドレッシー感を底上げ。こんなふんわりとしたミディスカートは旬度が高いので、今年らしい一着をお探しの人にもおすすめです。
定番の黒ボトムながら装いにさりげなく新鮮さを添える、黒スカートのコーディネートをご紹介しました。
リラックスムードの着こなしにマンネリを覚えたら、ぜひエレガントなスカートを取り入れてフェミニンな着こなしを満喫してみてはいかがでしょうか。
- TEXT :
- Precious.jp編集部
- PHOTO :
- Getty Images
- WRITING :
- 神田 朝子