2017年12月6日~13日、ドバイのマディナ ジュメイラで開催された「第14回ドバイ国際映画祭(Dubai International Film Festival)」。そのオープニングに行って来ました。

以前、是枝裕和監督が参加された際に、プライベートでの通訳をやらせていただいて以来だったのですが、やはりDIFF(Dubai International Film Festival)はエキサイティングでした。

8日間の期間中に、世界51か国から140もの映画がドバイの主要な映画館で上映され(ビーチシアターでも!)誰でも鑑賞することができるのです。

ドレスコードはブラックタイのオープニングセレモニーとガラ(アフターパーティー)に参加するため、私もイヴニングガウンと15センチヒールで臨みました。普段履きなれないヒール靴で、レッドカーペットを最後まで転ばずに歩き通せるか不安でしたが、なんとか無事に歩ききることができました。

そんな私の後方で、たくさんのフラッシュが焚かれています。「何事!?」と振り向くと、そこには私の尊敬するケイト・ブランシェット様が!

ケイト・ブランシェット。ジョルジオ アルマーニのパネルドレスで登場
ケイト・ブランシェット。ジョルジオ アルマーニのパネルドレスで登場

ブレスレット以外、ほとんどノーアクセサリーなのにアリュールがあります。さすがの存在感です。昔で言うところの大女優の風格でしょうか。さすがオスカー女優です。

ヴァネッサ・ウィリアムズ。パメラ・ローランドのドレスを着ての登場
ヴァネッサ・ウィリアムズ。パメラ・ローランドのドレスを着ての登場

よくよく見渡すとヴァネッサ・ウィリアムズさん(アメリカ人女優で歌手)もいますし、スタートレックのパトリック・スチュアートさんやボンドガールを演じた女優オルガ・キュリレンコさんもいるではありませんか。う、美しい。

エリー・サーブの真っ赤なドレスに身を包んだオルガ・キュリレンコ
エリー・サーブの真っ赤なドレスに身を包んだオルガ・キュリレンコ
トルコで人気の女優、トゥバ・ビュユクウストゥン
トルコで人気の女優、トゥバ・ビュユクウストゥン

一般招待客もこれでもかと着飾っています。セレモニーに続き、スコット・クーパー監督、クリスチャン・ベイル主演の西部劇映画『Hostiles』(日本未公開)が上演されました。上演後には、会場となったマディナ ジュメイラの野外ガラで、シャンパンやお料理が振る舞われました。フォワグラやお鮨に舌鼓を打っていると、目の前にUAE副大統領で首相のシェイク・ムハンマド・ビン・ラシド・マクトムの御子息である、マンスール殿下がご登場。

ボリウッドスター、イルファン・カーン(左)とマンスール殿下(中)、ドバイ国際映画祭の主催者アブドゥラミッド・ジュマ(右)
ボリウッドスター、イルファン・カーン(左)とマンスール殿下(中)、ドバイ国際映画祭の主催者アブドゥラミッド・ジュマ(右)

薄切りパンが喉につっかえそうになりましたが、殿下は会場をさらっと半周してお帰りになりました。先程のセレモニーでケイト・ブランシェットさんに名誉賞を、そしてライフタイムアチーブメント賞を『スター・トレック』シリーズでおなじみの名優、パトリック・スチュアートさんに与えていらしたのでした。

ライフタイムアチーブメント賞を受賞したパトリック・スチュアート
ライフタイムアチーブメント賞を受賞したパトリック・スチュアート
パトリック・スチュアート(左)とケイト・ブランシェット(右)
パトリック・スチュアート(左)とケイト・ブランシェット(右)

最近めっきり涼しくなってきたドバイ。月夜に照らされたアラブ独特の街並みを再現した、マディナ ジュメイラでの『千夜一夜物語』でした。

会場となったマディナ ジュメイラ内で開かれたアフターパーティーの一幕。奥にはドバイを象徴する高さ321mの超高層ホテル「バージ・アル・アラブ」が。手前は著者
会場となったマディナ ジュメイラ内で開かれたアフターパーティーの一幕。奥にはドバイを象徴する高さ321mの超高層ホテル「バージ・アル・アラブ」が。手前は著者

毎年映画祭の会場となるここマディナ ジュメイラは、ブティックホテル、ウォーターパーク、プライベートビーチ、スークとすべてがそろった高級リゾート地。エミレーツモールへも車で3分と、好立地の場所です。ドバイ初心者の方にはMUST SEEな場所となっています。

マディナ ジュメイラ全景。高層ホテル「バージ・アル・アラブ」が海に向けてそびえ立つ
マディナ ジュメイラ全景。高層ホテル「バージ・アル・アラブ」が海に向けてそびえ立つ

問い合わせ先

  • Madinat Jumeirah
    40ヘクタールに及ぶ5スターリゾート。5つのホテルと40以上のレストランとバーがある。
    住所/6 King Salman Bin Abdulaziz Al Saud St.
    Tel:010-971-4-366-8888
この記事の執筆者
大学卒業後、ルフトハンザドイツ航空、カンタスオーストラリア航空勤務。その後フランス人と結婚し、その赴任先ニューヨーク、パリを経て在ドバイ15年。3人のティーンの母。趣味 生け花、美食、旅行、ピープルウォッチング(魅力的な人々が魅力的な事を魅力的な場所でしているのを見ること)。