ゆったりとした贅沢な空間と、徹底したホスピタリティ。ラグジュアリーホテルの魅力は、旅するように、非日常な体験を味わえることにあります。加えて今、ホテルを訪れる大きな理由のひとつになっているのが「食」。

新進気鋭の若手シェフの起用や、環境に配慮した食材の活用、ドリンクペアリングの強化やシェフ自らが生産者を訪れ素材を吟味するなど、ホテルのダイニングという枠を超えた新たな挑戦をしているところが増えています。これまでのイメージを覆す、この時代の新たなホテルの「ダイニング」に迫ります。

今回は、京都・洛北にあるROKU KYOTO, LXR Hotels & Resorts「TENJIN」をご紹介します。

ROKU KYOTO, LXR Hotels&Resorts「TENJIN」|京都・洛北

豊かな自然に囲まれた「Engawa」で本格フレンチを。琳派発祥の地ならではの器や盛り付けも楽しんで

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天神川を眺める縁側テラス。
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京都の工芸「竹細工」をテーマにアートワークが施された店内インテリア。

鷹峯三山など、豊かな自然に囲まれた地に昨年9月開業した「ROKU KYOTO」。レストラン「TENJIN」では、すぐ下に天神川が流れるテラス席やテラスに面した“Engawa”で、新緑や、秋の紅葉と共に川のせせらぎを聴きながら新感覚のフレンチを楽しめます。

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窓が大きく取られ、豊かな自然を感じられる店内。
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外からの自然光がたっぷりと。

特筆すべきは、シェフズテーブル、オールデイダイニング、ザ バーと3つのスタイルに分かれていて、用途によって選べる点。

いずれも、地元農園で育てた野菜や、江戸時代この地にあった薬草園に刺激を受けてつくったハーブ園で栽培した、自家製ハーブを使った料理やドリンクを提供。総料理長の谷口彰氏が手掛ける、ナチュラルフレンチをベースにした健康的で美しくドレスアップされた料理は、早くも食通の間で話題に。

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前菜「薬草園」
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メイン「湯葉 オマールブルー レモングラス~誰が袖~」

また、本阿弥光悦の芸術村があったとされる場所とあって、若手の陶芸家たちの作品を器に採用、琳派にインスパイアされた独自の盛り付け技法でひと皿を構成。この地の歴史や文化を大切にし、鷹峯という地ならではのストーリーを料理に落とし込んでいます。

京都でリゾート気分を味わえる縁側で、琳派発祥の地ならではの演出を楽しめます。

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メイン「堀川ごぼう 和牛 雲丹」
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デザート「パッションフルーツ エストラゴン~情熱~」。料理はすべて、『琳派リフレクション』~ここでしか味わえないInnovativeな食体験~をテーマにしたシェフズテーブル限定コースより。

※この特集の情報は1月17日現在のものです。営業時間など最新の情報をご確認のうえ、ご活用ください。

※外出時には新型コロナウィルスの感染対策を十分に講じ、最新情報は公式HPなどでご確認ください。
※掲載商品の価格は、すべて税込みです。

問い合わせ先

  • ROKU KYOTO, LXR Hotels & Resorts「TENJIN」
  • 定休日/無休
  • 営業時間/シェフズテーブル[ディナーのみ]18:15~ 一斉スタート、オールデイダイニング[ブレックファスト]7:00~10:15(L.O.)、[ランチ]11:30~14:00(L.O.)、[ディナー]17:30~21:30(L.O.)
  • 料金/MENU SIGNATURE¥35,420(ドリンクペアリング込み)、ランチコース¥7,590~、ディナーコース¥15,180~
  • TEL:075-320-0176(予約/受付 10:00~17:00)
  • 住所/京都府京都市北区衣笠鏡石町44-1

EDIT&WRITING :
田中美保、佐藤友貴絵(Precious)