「王道なのに、あたらしい。」をテーマに、季節の移ろいや 和の趣、伝統を生かしながら現代のニーズに合わせたおもてなしを追求する星野リゾートの温泉旅館ブランド「界」。その「界」の九州で3施設目となる「界 別府」は、昨年7月、大分県・別府温泉にオープンしました。時の移ろいとともに表情を変える海景と、歴史ある別府の温泉街の情景が楽しめる温泉旅館です。
歴史と情景を感じるドラマティックな温泉旅館
日本一の源泉数及び湧出量を誇る別府温泉。「界 別府」は、昔から日本全国から多くの湯治客が訪れる歴史ある北浜地区に位置しています。
「界 別府」のコンセプトは「ドラマティック温泉街」。時の移ろいにより、窓から見える景色や館内の情景が変わる様子を「ドラマティック」と表現します。設計・デザインに携わった隈研吾氏によって、「界 別府」はご当地の文化を感じる客室での時間や、館内にいながらもドラマティックに移り変わる情景が楽しめる旅館となっています。
賑やかな温泉街が体験できる館内
館内は、湯治客が賑やかな温泉街をそぞろ歩きするような、石畳の路地や夜店をイメージ。
人々が集う広場をイメージした「湯の広場」では、昼から夜、翌朝にかけて、スタッフがお湯と桶を使って演奏するご当地楽(ごとうちがく)「湯治ジャグバンド」や、「別府温泉絞り体験」など様々な体験が楽しめます。また、ご当地の文化を感じる客室での時間や、豊富な湯量を感じる大浴場、ご当地の旬の素材をいかした会席料理、温泉の配管をモチーフにした「ラボ」での体験など、館内にいながらもドラマティックに移り変わる温泉街に逗留できます。
豊富な湯量を楽しむ大浴場
大浴場には、四季折々の花や実、紅葉を楽しめる庭園を眺めながら浸かる露天風呂と、内風呂を完備。 内風呂には、源泉かけ流しの「あつ湯」と、温泉成分を身体に浸透させるための「ぬる湯」のふたつの湯船が。湯は炭酸水素塩泉で重曹成分を含む泉質のため、角質を軟化させ、肌を滑らかに整えます。
別府湾を一望する足湯
爽やかな風を感じられる、開放的な足湯の目前に広がる別府湾。時の移ろいにより、表情を変える海景を楽しんで。
全ての客室から美しい別府湾を望むご当地部屋「柿渋の間」
全ての客室からは眼前に広がる別府湾を望むことができ、海を絵画のように楽しめる「ピクチャーウィンドウ」 が特徴。海の色を引き立てるため、壁の色は別府の名所「血の池地獄」の赤から着想を得た「柿渋色」という古代色。別府の土地が持つ大地のエネルギーを、ビビッドでありながら上品な「柿渋色」によって表現しました。
また、室内には、現在の大分県である豊後国で始められた豊後絞りをヘッドボードや照明などのインテリアに採用し、地域の伝統工芸や文化に触れることができます。
ご当地の豊かな素材を味わう会席料理
夕食には、大分県の名産品「かぼす」や旬の魚介など、ご当地の素材を生かした会席料理が。
先付をはじめ、伝統工芸品である小鹿田焼の器や竹細工で提供される華やかな「宝楽盛り」、別府八湯にちなみ8種類の食材が彩り、かぼすの爽やかさを効かせた特別会席「豊後なべ」などを、プライベートが保てる半個室の食事処で、ゆったりと味わえます。
今回は、別府温泉街にオープンした「界 別府」をご紹介しました。賑わう温泉街の歴史と移ろいゆく情景が楽しめる、ドラマティックな体験。この地だけの温泉体験をお楽しみください。
※外出時には新型コロナウィルスの感染対策を十分に講じ、最新情報は公式HPなどでご確認ください。
< 界 別府 施設詳細 >
- 界 別府
- 客室数:70室
- 設備:ロビー、食事処、トラベルライブラリー、ショップ、湯上がり処、庭園、湯の小路、ラボ
大浴場(男女別、露天風呂各1、内風呂各2)、湯の広場、足湯、手湯 - 料金:1泊 ¥31,000~(2名1室利用時1名あたり、サービス料・税込、夕朝食付)
- TEL:0570-073-011(界予約センター)
問い合わせ先
- TEXT :
- Precious.jp編集部