東京・六本木にある国立新美術館。国内5番目の国立美術館として2007年に誕生し、質の高い企画展などを行っています。こちらでは、2022年5月30日(月)までの期間「メトロポリタン美術館展 西洋絵画の500年」を開催。ルネサンスから19世紀まで、西洋絵画の流れを網羅する名画が展示されています。
レストランやウェディング事業を展開する「ひらまつ」が運営する館内のレストランおよびカフェの全4店舗では、その展示にちなんだ特別メニューが同期間で提供されています。展示をさらに楽しむことができるグルメをチェックしましょう。
「国立新美術館」で味わう!名画にちなんだ「ひらまつ」の味
■1:欲張りな「2種のチーズケーキセット|レンブラント・ファン・レイン《フローラ》」/サロン・ド・テ ロンド(2F)
巨大な逆円錐の最上部に広がるロンド(フランス語で円形の意)の洗練されたティーサロン「サロン・ド・テ ロンド」。館内を巡る合間や展示を鑑賞し終わってからの歓談にぴったりな空間です。
レンブラント・ファン・レイン の「フローラ」にインスパイアされた「2種のチーズケーキセット」は、レアチーズケーキとベイクドチーズケーキの2種類を味わえる一皿。バニラマカロンとさわやかなオレンジソースが添えられています。コーヒーまたは紅茶が付くお得なセットです。
問い合わせ先
■2:ミルクとキャラメルのハーモニーが楽しめる「キャラメル ラテ マッキアート|マリー・ドニーズ・ヴィレール 《 マリー・ジョセフィーヌ・シャルロット・デュ・ヴァル・ドーニュ(1886年没)》」/カフェ コキーユ(1F)
1Fのエントランスにある「カフェ コキーユ」。コキーユ(フランス語で貝の意)のように波打つガラスのカーテンウォールに隣接し、天井高約21mのアトリウムと目の前に広がるテラスの開放感がある空間です。エントランスなので、展示を鑑賞する前に待ち合わせするにもぴったり。
こちらでいただけるのは日本初公開のマリー・ドニーズ・ヴィレールの「マリー・ジョセフィーヌ・シャルロット・デュ・ヴァル・ドーニュ(1886年没)」から着想した「キャラメル ラテ マッキアート」。
まろやかなキャラメルとミルク感、コーヒーの絶妙なハーモニーを、気分に合わせてホットまたはアイスをセレクトできます。通常販売のサンドイッチやデニッシュなどともよく合う1杯です。
問い合わせ先
■3:ボリューム感ある「豚肩肉煮込み シャルキュティエール風 ジャガイモのピューレとバターライス添え|オーギュスト・ルノワール《 ヒナギクを持つ少女》」/カフェテリア カレ(B1F)
地下1Fで美術館巡りの合間に利用できる「カフェテリア カレ」。広々としたカレ(フランス語で四角)な空間に、アトリウムから外光が降り注ぐ心地よいスペースで、ハッシュドビーフ、パスタ、スープなど、幅広い通常メニューを提供しています。
展覧会スペシャルメニューはオーギュスト・ルノワールの「ヒナギクを持つ少女」にインスパイアされた「豚肩肉煮込み シャルキュティエール風 ジャガイモのピューレとバターライス添え」。
フランスの家庭料理である豚肩肉煮込みはたっぷりのボリュームで、鑑賞に疲れた体にぴったり。右下に添えられたカラフルな野菜が、絵の中の少女が持つヒナギクのように華やかです。
問い合わせ先
■4:ランチもディナーも楽しめる「メトロポリタン美術館展 特別コース」/ブラッスリー ポール・ボキューズ ミュゼ(3F)
フランス料理界の巨匠ポール・ボキューズの料理を気軽に楽しめる「ブラッスリー ポール・ボキューズ ミュゼ」。美術館内にそびえ立つ逆円錐の上部に丸く広がる空間で、アートに囲まれながら正統派フランス料理を味わえます。
「メトロポリタン美術館展 特別コース」は、前菜、魚料理、デザートの3品が提供される「特別ランチコース」(¥5,500)と、肉料理も含めた4品が提供される「特別ディナーコース」(¥7,700)の2種類を展開しています。
ディナーの肉料理は「鴨肉のロースト ソース・ヴィオレ 緑とピンクの野菜を添えて」。エドガー・ドガが好んで多く描いた「踊り子」シリーズの「踊り子たち、ピンクと緑」のイメージで、鮮やかな色彩と、ドガが鋭く切り取った踊り子のふとした仕草をお皿の上に表現しています。
美しいロゼ色の鴨肉、菜の花や芽キャベツなどこの時期ならではの彩り豊かな野菜、真っ赤なビーツのフリット、赤ワイン・レモン・バター香るソース・ヴィオレが軽やかに踊る一皿です。
ディナー、ランチ共通のデザートはフラ・アンジェリコ「キリストの磔刑」より「ピスタチオのムースと赤い果実のシャルロット アングレーズソース」。
初期ルネサンスで三次元空間を表現した第一人者であるフラ・アンジェリコのイメージから十字架とそれを取り囲む人々が醸し出す空間の奥行きをフランスの伝統菓子シャルロットで表現しています。オーセンティックなカスタードソースとピスタチオのムースに、酸味のあるベリーがアクセント。
問い合わせ先
鑑賞前でも鑑賞後でも楽しめる新国立美術館のレストラン&カフェ。選び抜かれた「メトロポリタン美術館展 西洋絵画の500年」の展示と共に、食事も何度でも楽しめそうです。
※外出時には新型コロナウイルスの感染予防対策を十分に講じ、最新情報は公式HPなどでご確認ください。
- TEXT :
- Precious.jp編集部