「CHANEL」というスペル、この6文字自体が、女心を惹きつける最強のアイコン!
2022 年、「シャネル」は、改めてそう気づかせてくれるようなカプセルコレクションを発表しました。
最強の6文字をテーマに、アイコンウォッチを多様なデザインで彩って
“シャネル ウォンテッド カプセル コレクション”と銘打たれた今作。「CHANEL」のロゴがクリエイティブなグラフィックのコードの主役として、メゾンの4つのアイコンウォッチたちにまったく新しい表情を授けました。
「CHANEL」というモチーフを真逆の解釈で表現した、ブラックとホワイトの“J12”
ブラックとホワイト、それぞれのカラーで異なるアプローチを展開したのが、“J12 ウォンテッド ドゥ シャネル”。
38mmのブラック セラミックのモデルは、大胆にもベゼルとダイヤル上の表記を一切排除し、そこにホワイトの「CHANEL」という6文字が! なんというインパクトでしょう! 他のデザイン要素はなくしロゴだけを強調するアイテムは、ファッションではしばしば見受けられますが、それを時計で実現させてしまう「シャネル」のクリエイティビティは「さすが!」のひとことです。
ホワイトのロゴとの対比によって“J12”のブラック セラミックの艶めきがさらに際立ち、「シャネル」のカラーコードの強さが横溢します。
一転、33mmのホワイト セラミックのモデルは、フェミニンで繊細に「CHANEL」を表現。細いラインで描かれたシルバーのロゴが、異なるリズムでホワイトのベゼルとダイヤルの上で波のように連なり、モダンなグラフィックを描きます。
「CHANEL」というモチーフを真逆の解釈で表現した2つの“J12 ”。ブラックにホワイト、或いはトーンオントーン、ひとつだけ、或いは多数を。そして目立つように、或いは控えめに──“J12”は、まさに「シャネル」を体現するタイムピースなのです。
ちょっとハードなロックスピリットがクールな“コード ココ ウォンテッド ドゥ シャネル”
1955年に発表された伝説的なハンドバッグ「2.55」のクラスプからインスピレーションを得て、2017年に誕生した“コード ココ”。「育ちのいいじゃじゃ馬娘」のような、エレガンスのなかにもどこかロックな、ファンキーな冒険心を感じさせるこのモデルには、そのストラップに不敵なまでに強く「CHANEL」の6文字があしらわれました。
アイコニックなエンボス加工を施したブラックカーフに、パラジウム仕上げの「CHANEL」の文字が無敵のオーラを醸し出す“コード ココ ウォンテッド ドゥ シャネル”。カジュアルにサラリとつけてもクールですが、ダイヤルのひと粒ダイヤモンドの輝きによって、ドレスアップスタイルにもマッチするリッチ感が漂います。
90 年代のスピリットを表現したダイヤルが印象的な“ボーイフレンド ウォンテッド ドゥ シャネル”
“コード ココ ウォンテッド ドゥ シャネル”同様、ストラップに「CHANEL」の6文字を配したデザインながら、また異なる、コケティッシュな表情を見せるのが“ボーイフレンド ウォンテッド ドゥ シャネル”です。
こちらの「CHANEL」の文字はパラジウム仕上げのメタル製。「CHA」と「NEL」の間に挟まれたダイヤルには、1990 年代のスピリットを表現したピクセル模様があしらわれ、遊び心と洒脱な個性を発揮します。ストラップはインターチェンジャブルを採用しているので、替えストラップを購入すればいく通りものイメージを自在にまとえるのも魅力です。
大人の女性の心をズキュンと射抜く! チャームが揺れる“プルミエール ウォンテッド ドゥ シャネル”
すべてが「めっちゃ、CHANEL!」な“シャネル ウォンテッド カプセル コレクション”ですが、この「大人可愛さ」は衝撃的。ブラックレザーを編み込んだステンレススティール チェーンブレスレットに、ブラックラッカーを施したステンレススティール のアルファベット チャームが揺れる“プルミエール ウォンテッド ドゥ シャネル”です!
リュウズ側にリズミカルにあしらわれた「CHANEL」のチャームは、ケースよりやや大ぶりのボリューム。生き生きと手首の動きに合わせて踊るチャームの楽しそうな表情は、見る人の心を幸福感で満たします。
人々を魅了してやまない「CHANELの6文字」をテーマとしたこれらのタイムピースを、どうしても手に入れたい! WANTED! そんな欲望を表現したこのカプセルコレクション。すべてが、数量限定展開というレアピースです。
煽るようなことは書きたくありませんが、当然、すべて入手困難な状況となることは必至でしょう。絶対、大人気になるのだから、通常のコレクションに加えればいいのに、とも思いましたが、カプセルコレクションだからこそ、こんなにおしゃれな大冒険をすることができたのかもしれません。クリエイターたちが真面目に遊びながら、きっととても楽しみながら創造した“シャネル ウォンテッド カプセル コレクション”。
マドモアゼル シャネルが今、現代に蘇ったら、どのモデルをいちばん気に入るでしょうか?
※掲載商品の価格は、すべて税込みです。
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- TEXT :
- 岡村佳代さん 時計&ジュエリージャーナリスト