雑誌『Precious』の3号連続企画「SDGsの現在地」。4月号の第2弾では、地産地消、食品ロス削減など、課題が山積みの“食”の現状について考えます。

今回は、スターバックスの“捨てない店”として日本1号店となる「スターバックス コーヒー 皇居外苑 和田倉噴水公園店」の取り組みをご紹介します。

日本1号店が皇居外苑にオープン!スターバックスの“捨てない店”「グリーナーストア」って?

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昨年12月にオープンした「スターバックス コーヒー 皇居外苑 和田倉噴水公園店」は、環境に配慮した「グリーナーストア」の日本1号店で、サステナビリティのあらゆる実証実験を行う。

CO2排出・水使用・ごみを徹底的に減らすことなどを目指した環境配慮型店舗で、椅子やテーブルなどは国産材100%でつくられ、アートや照明にもリサイクル材を活用。

注文はデジタルサイネージにフードを表示することで、商品をケースに陳列せず食品ロスを減らす工夫も。持ち帰り時は繰り返し使えるカップを使用すれば割引を、店内ではリユースできるマグや樹脂製のガラスカップを積極的に使用。店全体でサステナブルな取り組みを体現している。

●グリーナーストア

スターバックスが世界自然保護基金(WWF)と共同で策定した国際認証「Greener Stores Framework」を取得した店舗。廃棄物削減や水の管理など8つの基準がある。

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天井から下がる大きな照明は、ぬくもりが感じられる和紙やリサイクルガラスを使用。
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アジアでは2021年9月にオープンした上海の店舗に続き、こちらが2店舗目。
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カラフルなアートもリサイクル。廃棄されてしまう漁網を利用して制作。
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プラスチックゴミ削減に向けて、店前にマイボトル給水スポットが。
PHOTO :
篠原宏明
EDIT&WRITING :
田中美保、佐藤友貴絵(Precious)