「年齢を重ねて、よりクセやうねりが気になるように。さらに、トップの根元をせっかく立ち上げても、すぐにペタッとへたってしまう」というスタイリングのお悩みをよく聞きます。そんな髪悩みに応えてくださるのが「SUNVALLEY」店長のタダモト イサオさん。
「肝心なのはシャンプー後のドライヤーです。多くの方は入浴後のスキンケアの間に、髪はうねったまま乾いてしまいます。その前に、ドライヤーでうねりやクセを整えていただきたい。それが難しければ、スタイリングの前にまず髪の根元からしっかり湿らせ、ドライヤーでうねりを整えてください。このひと手間でスタイリングの持ちがぜんぜん違います」(タダモトさん)
さっそく、クセやうねりを整えて、ふんわりと立ち上がりやすくなるベースの作り方をご紹介します。
40代の髪型のお悩みを解決【ショートヘア】:よりクセやうねりが強くなり、トップのボリュームが出にくい!
ショート代表:園部知美さん(49歳/会社員)のお悩みを解決するには…
■解決ヘアスタイル:トップにレイヤーを入れて、ふんわり立ち上がりやすいベースをつくる
園部さんのHAIR CHART
- やわらかさ(柔→硬)★★
- ボリューム(少→多)★★★
- 髪の太さ (細→太)★★
- うるおい (乾→潤)★★
- 白髪の量 (多→少)★★★
髪が柔らかく、1本1本が細いためにうねりやすい園部さんの髪質。
「園部さんのようにボリュームを出しにくい髪質は、耳にかかかる部分にボリュームを出した菱形シルエットがおすすめです。耳のあたりにボリュームをもたせると、頭頂部に高さが生まれてペタンコ感がなくなります」(タダモトさん)
■スタイリング術:頭頂部を4本のカーラーで巻いて、スタイリングスプレーでフィックス
自然乾燥でうねりやクセが出ていたら、スタイリングの前にドライヤー+ハンドブローで真っ直ぐにのばします。
「トップのペタンコ感が特に気になるのは、分け目部分。分け目側に髪を引っ張りながらブローしておくと立ち上がりがふわっとして、地肌も根元の白髪も目立たなくなります」(タダモトさん)
■1:分け目側に毛束を倒し、根元にドライヤーをあてる
■2:頭頂部の髪を前後左右に4分割し、それぞれをカーラーで巻く
■3:カーラーを外す前、全体にスタイリング剤をスプレー
POINT<老け見えをくい止めるポイント3か条>
- シャンプー後はなるべく早めにドライヤーでうねりやクセを整える
- 自然乾燥してしまったら、髪をしっかり湿らせてハンドブローでうねりやクセを整える
- 太めカーラーで巻いたら、スプレーで根元の立ち上がりをキープ
「頭頂部を巻くとき、細いカーラーを使うと根元が立ち上がらないので、35~40mmのカーラーを使ってください。スタイリング剤をスプレーする前にドライヤーの温風をあてて、そのあとに冷風をあてるとカール感が長持ちします。すぐにペタッとする方はお試しください」(タダモトさん)
今回、教えてくださった「SUNVALLEY」店長・タダモト イサオさん
問い合わせ先
SUNVALLEY
住所/東京都港区南青山5-2-12 GビルB1F
TEL: 03-6427-3807
営業時間:水・金10:00〜20:00、木・土10:00〜19:00、日・祝10:00〜18:00
定休日:月曜、火曜
- TEXT :
- Precious.jp編集部
- PHOTO :
- 古谷利幸〈F-REXon〉
- EDIT&WRITING :
- 中島 祐美
- DIRECTION :
- 青木 笑