400年以上の歴史が紡ぐ“和”の香りに包まれて
フレグランスブランドとして2018年に誕生した「KITOWA (キトワ)」。創業450年を迎えた老舗メーカーをバックグラウンドに持つ、メイドインジャパンのフレグランスブランドです。KITOWAが生み出す香りは、日本古来の樹木である、ヒノキやヒバ、クスノキの天然オイルをベースにしたもの。他に類をみない“和”の香りは、日本人にも馴染み深く、着々とリピーターを増やしています。
オードパルファムやディフューザー、バスエッセンスなど、KITOWAが展開するアイテムの中でも特に人気が高いのが、インセンススティック。400年以上に渡り受け継がれた薫香製造技術を用いて、ひとつひとつ丁寧につくられたインセンススティックは、どれも凛と心に響く珠玉の香りです。
今回そのインセンススティックに、「伽羅」と「サンダルウッド」の2種類の香りが新たに仲間入り。インセンススティックに合わせ、日本磁器の原点でもある「有田焼」の香炉や香皿もラインナップされています。
◇KYARA(伽羅)
ベトナムで産出される沈香の中でも、特に香りの高い最高級品とされる「伽羅」。別名、「伽楠香(かなんこう)」とも呼ばれる「伽羅」は、かつては天皇や将軍など、権力者が地位を誇示するために保有したそう。現在ではほとんど産出されることがなく、大変希少で高価な香木とされています。
今回登場した「KYARA」は、そのベトナム産沈香の最高級品「伽楠香(かなんこう)」を配合。その高貴で幽玄な香りに、ナツメグやバーチの温かい深みと、シスタスとベチバーの情緒的な甘さが調和し、えもいわれぬ優雅で上質な芳香を放ちます。
◇SANDALWOOD(サンダルウッド)
日本では扇子の骨組み部分に使われることでも知られるサンダルウッドは、樹肌が灰白色で滑らかな半寄生常緑の喬木で、葉や樹皮ではなく、芯材部分からまろやかで甘い香りがするのが特徴。和名では「白檀」とも呼ばれるサンダルウッドは、産地によって香りが異なる点も奥深く、インドネシアやオーストラリア産はまろやかながら酸味のある香り、インド・マイソール産はまろやかな甘いウッディ調で、香気の持続性が高く、高級品とされているそう。
本商品には、そのインド・インドネシア産の最上級の白檀が配合されており、シルクのように甘くクリーミーな香りに、サフランやクミンの芳醇なスパイスがアクセントに。さらには、透明感のあるイリスとセダーウッドが、優雅に彩られたラストを演出します。
つくり手の美学が息づく、美しき佇まいの香炉と香皿も
今回インセンススティックと合わせ、「有田焼」の香炉と香皿もラインナップされています。一般的に絵柄を配したデザインが多い有田焼の香炉や香皿ですが、ホワイトとブラックの無地でまとめた極めてモダンなデザイン。その凛とした佇まいが美しく、KITOWAの美学を感じさせます。
以上、KITOWAから新たに登場したインセンススティックについてご紹介しました。スティックの燃焼時間は1本あたり約30分。スティックに火を灯し、浄化されるような香りに包まれて、30分間の静寂なひとときを過ごしてみてはいかがでしょうか。
※掲載商品の価格は、すべて税込みです。
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- WRITING :
- 池尾園子