2022年 Precious 6月号の「好きなコーディネート」1位~10位を発表します
ラグジュアリーファッション誌『Precious(プレシャス)』6月号をお読みいただいた方へのアンケート調査(ネットアンケート&郵便はがき)にて、「好きなコーディネート」に選ばれた着こなしを、その理由とスタイリングのコツを交え、ランキング形式でご紹介します。
今回10位~1位に選ばれたコーディネートは、暑さゆえにどうしてもシンプルになりがちな夏の装いを、ジュエリーで表情豊かに仕上げる着こなしが多数ランクイン! 白、ネイビー、黒などの定番アイテムを格段にクラスアップできる“最適解”として関心を集めたようです。
また、袖を通すだけで特別な気持ちにさせてくれるワンピースを主役としたコーデも注目され、さまざまなスタイルのエレガントワンピに票が投じられました。
それではさっそく、10位から順を追って1位まで見ていきましょう。このなかに、あなたがこれからの着こなしに取り入れてみたいコーディネートはありますか?
【10位】ベージュの撥水コート×黒ニット×ネイビーのパンツ
「シックにまとめた色合わせが素敵」と好評だったのは、初夏の通勤スタイルとして提案された着こなし。実は、変わりやすい天候をおしゃれに乗りきる機能アイテムを取り入れたコーデです。
最近のスポーティなレインコートは、大人の通勤シーンでは浮いてしまうことも…。その点、こちらのノーカラーコートは、ポリエステルベースの撥水素材にエコレザーの黒トリミングがピリッと効いてスタイリッシュ。雨が止んだあと、晴れた街なかで着ていても軽やかです。
しっかりした生地感ながら軽やかな着心地で、「レインコートに見えないので幅広く使えそう」という声があるように、晴雨どちらの天候にも快適&おしゃれにフィット。さらに黒のローファーも実はレインシューズなので、急な雨に見舞われても足元まで万全です!
【9位】白のシャツドレス×メッシュベルト
リラックスムードが漂う白のシャツドレスは、とびきりの軽やかさとこなれた表情が「まさに夏映えする」と読者に響いたアイテム。
風を感じる軽やかなリネンボイルが使われ、フロントの細やかなプリーツディテールもソフトな仕上がり。袖は自然なシアー感を生かし、身頃は二重生地で透けない工夫が施されています。
レリーフ模様が刻まれたシルバーバックルのメッシュベルトをアクセントにメリハリを効かせた着こなしには、「洗練された抜け感がある」「街なかだけでなくリゾートにもぴったり」といったコメントが寄せられました。
【8位】シュガーピンクのワンピース
「シルエットが美しくて仕立てのよさを感じる」「上品さが漂うピンクに惹かれた」など、さらりと一枚着るだけで抜群の存在感を発揮したのが、こちらのワンピース。
クラシックなドレスの要素を、デコンストラクテッドなつくりで現代的なエレガンスに昇華。内側に仕込まれたウエストベルトがギャザーをつくり、程よい厚みとハリのあるダブルクロスのシルクサテンが立体的なドレープを生み出します。
艶素材の優雅さをシュガーピンクで軽やかに見せていたり、ボディにフィットしすぎないシルエットも今の気分にマッチ。大人にこそ似合う一着として高評価を獲得しました。
【7位】ネイビーのワンピース×ダイヤモンドジュエリー&時計×シルバーの小物
今号でもっとも大きな反響を呼んだのが、「ネイビー×ジュエリー」の組み合わせ。そのひとつが、こちらのネイビーワンピース×ダイヤモンドのスタイリング。深みのあるネイビーを着こなしの核にすることで、ダイヤモンドのピュアな煌めきがより一層引き立ちます。
ごくシンプルなノースリーブワンピースも、ジュエリーや時計でダイヤモンドを惜しみなく投入すればリズミカルな印象に早変わり。バッグや靴も、ダイヤモンドの煌めきをバックアップするシルバーで統一した色数の少ないコーデには「潔さを感じる」という方もいらっしゃいました。
【6位】ジャケット×フルレングスワンピース
「ハリウッド女優のような姿に釘付け!」という声をいただいたのは、スパンコールが控えめに輝くリネンコットン糸とラメ糸でメッシュ編みに仕立てたフルレングスのスパークリングワンピース。
ネック周りと裾をリブ編みにしたヘルシーな華やぎが高揚を誘う一着は、「かっちりとしたジャケットを合わせる意外性」も人気の理由に。ジャケットをラフに肩掛けすることで、こなれたムードとクールな佇まいに仕上がっています。
【5位】ネイビーのカットソー×白パンツ×パールジュエリー
5位にランクインしたのは、「軽やかで涼しげ」「辛口シンプルなパンツスタイルとパールの組み合わせが新鮮」と評価された「ネイビー×パール」の着こなし。
耳、ネックライン、手元とそれぞれのパーツにパールの艶を効かせて、ネイビー×白の清潔感にたおやかな品をプラスするテクニックは、クラシックで堅い印象になりがち…とネイビーのファッションに苦手意識をもつ大人にもおすすめ!
土台となる着こなしは、ネイビーと白の分量を半分ずつにするのがポイント。ボトムやバッグの白とパールが呼応し合い、いきいきとした印象に仕上がります。
【4位】ネイビーのクルーネックニット×白パンツ×パールジュエリー
続く4位も「ネイビー×パール」。女優の中村アンさんが、ヘルシーな魅力に溢れた初夏のネイビー×白ジュエリースタイルを披露した特集からランクインしました。
重ねるほどに意外性が増し、多彩な表情が生まれるのがパールの魅力。クルーネックニットの襟元でランダムに揺れるパールネックレスが、ネイビースタイルを無難に終わらせないアクセントとなっています。
ともすればまじめな印象になりがちなネイビーだからこそ、ボリュームのあるネックレスで爽快なインパクトをプラスするのが正解。「着こなしがシンプルだからこそジュエリーが映える」「思い切りのいい重ねづけを真似してみたい」など、パールの鮮度を高めるテクニックが支持されました。
【3位】フィット&フレアの黒ワンピース
「クラシカルな華やかさが素敵」「シルエットがエレガント」といった点がお気に入りの理由に多く上がったのは、遠目にも視線を惹きつける構築的なデザインのリトルブラックドレス。セミマットな光沢をもつシルク混ビスコースで仕立てたフィット&フレアなシルエットに、七分袖のサークルスリーブが優雅に映える一着です。
シンプルなクルーネックに漂うほのかなカジュアル感を、遊び心のある大ぶりのペンダントで後押しすれば、デイタイムにもマッチ。「メリハリが効いているのでスタイルがよく見える」という点も注目されました。
【2位】白のジャケット&ニット&スカート×ローズゴールドのジュエリー
オールホワイトのワントーンスタイルに、人気の「地金ジュエリー」の重ねづけで品格と迫力をプラスしたコーディネートは、「白×ゴールドのシンプルな色合わせがかっこいい」という回答が多数。あえてミニマルなアイテムでシャープにまとめることで、ソリッドなゴールドの魅力が際立ちます。
また、肌なじみのいいローズゴールドを選んでいるのもポイント。アートピースのように美しい曲線を描くジュエリーが悪目立ちせず、まろやかな艶で大人の肌を美しく見せてくれます。さらには、ゴールドリンクをしなやかに重ねるなかにひとつ、太バングルで表情を引き締めるというテクニックも。
コメントのひとつにあった「インパクトがありながら洗練されたジュエリーのバランス」を、次のジュエリー選びの参考にしてみてはいかがでしょうか?
【1位】ネイビーのニット&スカート×ダイヤモンドジュエリー
『Precious』6月号で1番人気を獲得したのも、中村アンさんが披露した着こなし。「ジュエリーが映える」「色合わせが絶妙」「帽子やサンダルの小物使いも素敵」「さわやかでかっこいい」など、夏のネイビーコーデのお手本にしたいという方が多数いた「ネイビー×ダイヤモンド」のコーディネートでした。
シンプルなノースリープニットの胸元に輝くのは、四つ葉のクローバーから着想を得た『マジック アルハンブラ』のネックレス。ほんのり甘さのあるラッキーシンボルのダイヤモンドを主役に、パナマハットやトングサンダルを合わせれば、夏のネイビーに陽気なムードが漂います。
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以上、ファッション誌『Precious(プレシャス)』6月号の読者アンケート調査で、好きなコーディネートに選ばれたスタイリングを10スタイル、お見せしました。
このなかに、あなたが真似してみたいスタイリングは、ありましたか?
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現在発売中の『Precious』7月号<初夏のファッション大特集>は【大人の「切り札服」新しい正解7】! 外に出る機会が少しずつ増えてきた今、「切り札」となる服を見直すタイミングかもしれません。華やかな装いに必要なのは、自分らしい意志や個性を発揮しているということ。特集では、繊細な透け感や、絶妙な肌見せ、高揚感をたたえた色合わせなど、定番のドレスアップより鮮度が高く、大人の女性が着映えて輝く。そんな視点で7つの正解を教えます。そのほか、スタイリスト・高橋リタ的大人かわいい「サマー・スカート」、おしゃれを決める!「夏靴」Q&A、香椎由宇さん登場の「風通る、夏きもの」、エイジングケアを新たな領域へ「J Beauty」の美学、「アウトドア時間」こそ、とびきりの贅沢!など、充実のラインナップです。
ぜひお手に取っていただき、ご活用いただけたら幸いです。
※文中の表記は、PT=プラチナ、YG=イエローゴールド、WG=ホワイトゴールド、RG=ローズゴールド、PG=ピンクゴールド、SIL=シルバーの略です。
※高橋リタさんの【高】は「はしごだか」が正式表記です。
※掲載商品の価格は、すべて税込みです。
お近くの書店やオンライン書店などで、『Precious』7月号を是非、お買い求めください。
- TEXT :
- Precious.jp編集部
- BY :
- 『Precious6月号』小学館、2022年