シルエットに程よくゆとりのあるワンピースは、風通しがよく、見た目も涼しげ。今回は、シティに馴染む装いに導くべく、海外のお洒落賢者たちが実践したテクニックをチェックしてみましょう。

■1:エリーゼ・ソーホーは…ラフすぎないTシャツワンピースに上質小物を添えて

スリットから素足が覗いているからこそ、ダークトーンの着こなしでも涼しげ。
スリットから素足が覗いているからこそ、ダークトーンの着こなしでも涼しげ。

2022年6月9日、アパレルブランド『HEY SOHO』を手掛けるエリーゼ・ソーホーをハンブルクでスナップ。夏カジュアルの代表的アイテム、Tシャツワンピースがスタイリッシュに見える理由とは?

リラックス感の高いTシャツワンピースは、微光沢素材、そして穏やかなグレイッシュブラウンを選ぶことで品の良さを確保。ゆとりシルエットと長めの袖丈で、腕や肩周りをカバーできるのが頼もしいです。メリハリと洒落感が高まる、深いサイドスリットにも注目。

フラットサンダル、ワンハンドルバッグというムードにマッチする小物は、上質な黒レザーをセレクトすることで「大人カジュアル」を体現。仕上げにゴールドネックレスでツヤと華やぎをアップさせれば、カジュアルをクラスアップすることに成功です。

■2:アンナ・ウィンターは…引き算でうまくいく、シンプルなスタイリッシュスタイルを味わう

腕、脚、デコルテ周りをバランスよく見せ、軽やかな印象に。
腕、脚、デコルテ周りをバランスよく見せ、軽やかな印象に。

ベルリンの街角でスナップされた、デジタルクリエイター、インフルエンサーのアンナ・ウィンター。大人の余裕漂うワンピースコーディネートを披露しました。

彼女が選んだコンフォートワンピースは、身体が泳ぐシルエットのボックスタイプ。すっきりとしたノースリーブ、膝上丈、ニュートラルなベージュカラーという潔いミニマルさが、マチュアな魅力を引き立ててくれます。深くシャープなVネックのディテールが採用されたことで、シンプルながらもひと匙のエッジが効いたキレの良い仕上がりに。胸元が開きすぎるのが心配な方は、少し浅めのVネックを選んだり、インナーを仕込んでももちろんOK。

そこに黒のサンダルとバッグを合わせ、ナチュラルカラーをきりっと引き締め。プラットフォームのサンダルで重厚感を足せば、スタイリッシュさとスタイルアップ効果が引き上がります。

■3:ヴィクトリア・ショイは…味わい深いミッドナイトブルーのワンピースを華奢小物で支えて

緩やかなクルーネックが、優雅さを助長しています。
緩やかなクルーネックが、優雅さを助長しています。

デジタルクリエイターのヴィクトリア・ショイをベルリン ファッションウィーク開催中のストリートでスナップ。大人リラックスに相応しい、優雅なワンピースを活用していました。

ゆったりとしたストレスフリーなワンピースは、ネック周りのギャザー、絞られた袖口が立体感を生み、単調になる心配がありません。さらに深みのあるミッドナイトブルーなら、ノーブルな雰囲気に着地。

ボディラインが見えないワンピースなので、足元に華奢なアンクルストラップのヒールサンダル、手元には小さめバッグを迎え、メリハリを作ると良バランスです。さらに厚みのあるゴールドイヤリング、素肌が輝いて見えるような華奢なチェーンネックレスをプラスすれば、デコルテや顔周りに優美さが宿って、都会的にまとまります。


リラックスして着こなせる「コンフォートワンピース」のコーディネート例をご紹介しました。暑い時期に重宝するアイテムなので、是非ご紹介した三人の着こなしを参考にしてみてくださいね。

この記事の執筆者
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PHOTO :
Getty Images
EDIT&WRITING :
阿部芙美香