格別の着映え力を放ち、優雅な佇まいを演出してくれる「ドット柄のワンピース」。1枚まとうだけで装いが完成し、このシーズンのドレスアップにぴったりです。サラリとした素材で、風をはらんで揺れるシルエットがなんとも優雅な1着を着こなしていた、ファッション賢者3人をチェックしていきましょう。
■1:レティシア王妃は…スカイブルー&ノースリーブの清涼感!とろみ素材ワンピース
2022年5月28日にスペイン・ウエスカで開催された軍隊記念日のイベントに出席したレティシア王妃。ポルカドットワンピースにブラック小物で切れ味を加えたスタイリングです。
明るいブルーンがいかにも涼しげな、スペインブランドの1着は、スリーブレスのデザインながら詰まった襟元で解放的になり過ぎず、シリアスなシーンにもふさわしい気品が漂います。フェミニンな3段ティアードのスカート部分は、ふくらはぎを覆い脚の細い部分を強調する絶妙な丈感。共布のプリーツが入ったベルトがさらにバランスをよく見せます。
繰り返し愛用している、アメリカンブランドのブラッククラッチ&ヒールが柔らかな色味のワンピースをキリッと引き締め。ブルーのカラーストーンがあしらわれたダイヤモンドのダングル(垂れ下がる)イヤリングで優美さをトッピングしています。
■2:キャサリン妃は…ふんわり袖&プリーツがエレガント!クラシカルなシルクワンピース
2022年7月5日、ウィリアム王子とともにウィンブルドンテニス選手権9日目に現れた、英国・ケンブリッジ侯爵夫人のキャサリン妃。6月に開催されたロイヤルアスコットに続いて、得意のポルカドットのワンピースをまとい、華やかなオーラを放っていました。
こちらは、6月頭のエリザベス女王即位70周年の祝賀ランチでも着用していたもの。海のようなブルー&ホワイトのドットに可憐さ漂う一着はシルクのクレープデシン素材で、生地の繊細さがボディ部分やスカートにあしらわれたプリーツをよりしなやかに見せています。
ふんわりしたパフスリーブと共布のベルトがクラシカルな雰囲気。このスナップには映っていませんが、バロックパールのイヤリングでモダンさをプラスしています。ゲームに一喜一憂するたびに揺れるドロップタイプで、キャサリン妃らしい快活な魅力を放っていました。
■3:アナ・ウィンターは…オープントウヒールで上品な抜け感を!旬カラーのプリーツワンピース
アメリカンヴォーグ編集長のアナ・ウィンターが、2022年5月22日にニューヨークで開催されたラグジュアリーブランドのショーに登場。人気継続中のトレンドカラー、グリーンのワンピースでシックに装っていました。
柄ワンピースがワードローブの定番である彼女ですが、この日は一枚でサラリと着こなし、魅力的なカラーを堪能しています。足首に届く長めの丈ながら、全身にあしらわれた細かいプリーツがドット柄をプレイフルにみせ、軽やかな印象。エアリーなデザインのヒールが涼やかさを後押しするとともに、装いをドラマティックに。
デコラティブなバックルのベルトをオンして、華麗さも添えています。
袖を通すだけでスタイリングがきまる気軽さがありながら、おしゃれのときめきも感じさせてくれる、ドット柄ワンピースの装いをご覧いただきました。涼やかに揺れる素材を選べば、暑いシーズンも無理なくエレガントさを漂わせることができます。ぜひ、3人のスタイリングを参考にしてみてくださいね。
- TEXT :
- Precious.jp編集部
- PHOTO :
- Getty Images
- WRITING :
- 神田 朝子