【目次】
「3つのルール」を守れば、快適に過ごせる!
気温5度の服装は?
気温5度は、12月前半における、1日の最低気温(平均5.6度)に該当します。丁度その頃の、朝晩の寒さを思い浮かべると、イメージしやすいでしょう。真冬に向けて寒さが本格化し、ベッドから出るのが億劫になる時期です。一年で最も寒いとされる1~2月でも、1日の最高気温は10度~12度前後(平均)。「気温5度」は、真冬の日中より、各段に寒いということになります。よってお出かけには、しっかり厚手の「冬コート」(ウールコートやダウンコート)が必須です。
ただし同じ日でも寒暖差があります。その日の最低気温と最高気温をしっかりチェックしましょう。たとえば12月前半の1日における最低気温(平均)は5度前後ですが、最高気温(平均)は13度前後まで上がることも。日中のお出かけだけなら「軽アウター(トレンチやマウンテンパーカーなど)」で乗り切ることも可能です。その場合もインナーに「ニット」、小物に「ストール」や「マフラー」を合わせ、しっかり防寒を心掛けて。
守るべき3つのルール
【1】「冬コート」がコーデの主役
【2】インナーは「ニット」など、あたたかなトップスで防寒
【3】日中のお出かけだけなら「軽アウター」でもOK。インナーや小物でしっかり防寒を
この時期の主役!『冬コート』の着こなし
気温5度の日は、厚手の「冬コート」が必須です。ともすると野暮ったくなるコートの着こなしを、スマートに見せるコツを交えながら、ご紹介します。
【ショート丈のコート】
ショート丈のコートなら、上半身がコンパクトにまとまり、すっきりしたシルエットが簡単に作れます。
ショート丈ダウン×ロングスカートのすっきり縦長黒コーデ
上半身をコンパクトに見せながらも視線を上に集めるショート丈ダウンは、上質なカシミア生地を使用したリッチな一着。細身シルエットのロングスカート&ロングブーツを合わせれば、もたつき感のないシャープな縦長シルエットの着こなしに。
手に持つアクセサリー、そんな表現がぴったり!
ビジュー付きでもポップな遊び心があるバッグは、夜より昼のイメージで。定番デニムスタイルに合わせ、デイリースタイルを更新!
【トップスをボトムインする】
トップスの裾をボトムスに入れ、上半身をコンパクトに。バランスの良い着こなしの基本テクニックです。
おしゃれ上手を印象づけるシックなマスタードイエロー
暖色系同士のキャメル×マスタードイエローは、優美な余韻を与える大人配色。コートはガウンのように着こなし、リラクシングなサイズ感を堪能。
【細身のパンツを合わせる】
下半身をすっきり見せる細身のパンツは、どんな丈のコートとも好相性!コートスタイルのバランスでお悩みのかたは、細身のパンツを取り入れるのが無難です。
黒タートルニットとレザー入りのガウンコートに白パンツを合わせた、モノトーンのシンプルシックなパンツスタイル。プレシャスレザーのバッグとファーストールの立体的な素材感で、リッチな華やかさをプラス。
ピンク色を加えたら女力も洗練度もアップして断然、エレガント!
マニッシュなジャケットコートに、爽やかなオフホワイトのスティックパンツで、すっきりとした縦シルエットを強調。トップスには、顔周りを華やかに彩るピンクのニットを選んで、好感度アップを図りたい。
気品漂う濃密なパープルがコクと深みを授ける端正なスポーティカジュアル
グレージュと合わせの色の差をはっきりと分けることで、互いの魅力が高まり合うコントラスト配色。定番のシックカラーから、冬の街並みに映える旬のきれい色まで網羅した配色テクニックが、リッチでいきいきとしたカジュアルスタイルへと導きます。グレージュの着こなしを今どきに更新する、錆びない配色センスを手に入れましょう!
ムートンコートと大判ストールの合わせ技で、アクティブな日の寒さ対策を施した、ベージュグラデ×濃グレーの細身パンツコーディネート。ストールは大判サイズでも素材がしなやかなので、きゅっと巻けるのがうれしいポイントです。
【上半身に視線を集める】
スカーフなどで上半身にボリュームを加えたり、柄や色で視線を集めると、下半身の細見えが叶います。
大判シルクカシミアの軽やかなボリューム感がリッチなアクセントに
ヘアカーフ素材の黒タイト×グレージュコート。それをつなぎ、エレガントに導くのがモノトーンスカーフ。首周りにふんわりとボリュームをもたせた巻き方で、視線を上に。
甘く女性らしい装いも知的配色で新鮮かつ都会的な雰囲気へシフト
いつもなら黒を合わせていたところを、今季はノーブルなネイビーにチェンジ。キャメルと組み合わせると、最旬の気分と女らしさが生まれる。
ラフになりがちな休日カジュアルもジャケットコートなら上品
グレーニット×デニムという一見地味な着こなしも、白のニットマフラーを加えれば、華やぎを帯びてくるから不思議。
ネイビーをトラッドに着こなす王道スタイルで贅沢なコートを堪能
カシミア・フリースのしっとりとしなやかなテクスチャーで、未体験の着心地!ノーブルなムードに満ちた、オーセンティックなパンツスタイルを、ハイクラスのミラノマダム風に着こなして。バケットバッグやストールで、旬のブラウンを差し色にした配色テクニックも、今らしさにつながる。
ニュアンス配色のカシミアストール
背筋を正して臨みたい日には、グラデーションカラーで品格あふれる装いに。カシミアストールをガウンコートの襟元にキュッと収めて。仕上げの小物もベージュで統一。
フォックスファーで単調な着こなしにドラマが生まれて
ジャケットコートの襟元に、ボリュームのあるファーストールを巻けば、アウターを脱いでも華やかさはキープ。
トラッドの着こなしはスヌードのあしらいで女らしさを加味
グレージュコートはノーブルな印象が強いので、たとえマニッシュなチェック柄パンツを合わせても、抵抗なく取り入れやすそう。さらに艶やかなミンクファーのスヌードを襟元に添えれば、女らしさもプラス。ファースヌードのニュアンスのある質感を強調するため、トップスはハイゲージのシンプルニットを合わせるのがコツです。
【スカートの丈・シルエットを吟味する】
コートとのバランスに悩んでしまう、スカートやワンピース。コートより短いか、ほぼ同じ長さ、コートからはみ出す分量が多すぎない丈を選ぶと、グッドバランスが叶います。シルエットはタイトなものだと、より合わせやすいです。
「サイドジップブーツ」はカジュアルなローゲージニットで肩の力の抜けたかっこよさを!
このブーツを象徴するのは、斜めに走るシルバーのジップ。それにリンクするように、中央に大きめの引き手が付いたジップタイトを合わせます。ドレープを描きつつ体にフィットする細身のラインをカバーするように、トップスはローゲージのタートルニットを。カジュアルな抜け感とクールフェミニンな足元が、今年らしいバランスを生み出します。
リッチなキャメルのコートが映える、ブラウン系のワントーンコーディネート
キャメル、ブラウン、カーキの茶系トーンで着こなし全体をシックにまとめて。肌ざわりのいいカシミア混ウール一枚仕立てのコートは、フロントをカギホックで留めるノーボタンタイプ。シンプルな着こなしのアクセントに迫力のある小物は必須。首元には柄スカーフをあしらい、バッグは大ぶりサイズを選んでかっこよく!
おしゃれ上手を印象づけるシックなオリーブグリーン
女らしいオリーブグリーンのプリーツスカートも、キャメルコートを合わせれば、ぐっとモダンに。
【ベルトでブラウジングする】
ベルトを活用するのも、細見えのコツです。
聡明なムードを醸す黒に近いダークネイビー
黒に近いダークネイビーのコートを、グレー配色の知的なトラッドテイストで品よくまとめたコーディネート。ローファーや手袋の艶のあるレザーがマニッシュ感を演出しています。
旬を取り入れた辛口配色を端正なコート&ブーツで優雅に
スムースレザーとスエードのコンビネーション使いで、さりげなく個性を光らせるブーツを主役に。トレンドカラーでもある、パープル色のコートでマンネリになりがちな秋冬の装いに変化を。コートのベルトをキュッと締めて、銀幕の女優のように優美に。
ウエストマークでイメージ一新。シックな大人顔ピーコート
ロロ・ピアーナ社の透湿防水加工を施したカシミア生地のピーコートは、少し大きめの襟とシックなグレーが大人の表情を醸し出す一枚。さらに付属のベルトでウエストマークすることで、着こなしにエレガントさも加わります。ニットとバッグで黒を取り入れ、切れ味のいいコーディネートに仕上げて。
ブラウンやグレーなどのニュアンスカラーは、素材を重ねることができる冬のほうが、ぐっとリッチに、おしゃれに見えるもの。冷たい風が吹く日は、ムートンコートを迷わず選んで、温もりあふれるコーディネートに。キャメルのバッグやコニャック色のブーツで、小物までブラウントーンでそろえることで、品格漂うスタイルができ上がります。ふんわりとしたムートン、起毛間のあるウール、しなやかなカシミヤと重ねることで、リッチに。
【トップス&ボトムスをワントーンで統一する】
コートの中の服装を「同系色」でまとめると、縦のラインが強調され、全体が細見えします。
定番ダッフルコートとスニーカーのパンツスタイルは、アクティブに過ごす休日に
ヘリンボーン柄のウールパイル地を使ったダッフルコートは、白のボタンとトグルがスポーティな印象。インのニットとパンツはダークカラーでシャープにまとめ、バッグとスニーカーで白をつなげればバランスのいい着こなしが完成します。
ブランケット感覚の暖かさと存在感で冬ならではの着映えを堪能
インナーは縦のラインを強調するネイビーで統一。グレージュとのメリハリを効かせる配色ワザで、キリッと辛口なカジュアルが完成。さらにミドルグレーのニットストールを広げて肩がけすれば、色使いに奥行きが生まれ、ぐっとこなれた印象に。
ザ ロウのコートは艶のあるカシミヤが美しく、軽やかなのに温もり感も抜群で、袖を通すたびに幸せな気分に。コートに存在感があるので、インはバンフォード のカシミヤニットとフレームデニムのボトムを選び、シンプルに徹しましょう。
ピンクベージュのドレープが印象づけるナチュラルなエレガンス
上品な輝きを放つ甘いベージュと、しなやかなAラインシルエットが魅力のスカート。淡色グラデーションでまとめるときは、トレンドの光沢素材を加えると、より表情が豊かになって効果的です。
パンツ×フラット靴のアクティブスタイルには、ジャケット感覚のチェスターコートを
カシミア混ウールのダブルフェースコートは、オフホワイトにルーレックス糸を織り込んでいるため、ほのかな輝きを発する一枚。マニッシュなチェック柄パンツにフラットシューズを合わせた、アクティブな装いとも相性抜群。ジャケット感覚でさらりとはおるのが素敵です。
トーン違いのグレーをバランスよく重ねて理想の洗練キャリアに
ライトグレーのコートをはおり、グレージュのロングブーツでまとめて颯爽と。統一された色合わせが知性あるムードに。
【差し色をアクセントに】
コートというと、どうしても落ち着いた色を選びがちですが、コーデで占める面積が大きいだけに、ともすると沈んだ印象を与え、老け見えする原因にも…。そこで取り入れたいのが、差し色効果のある小物。トーン違いのアイテムを一点投入するだけで、上級者の装いが簡単に完成します。
赤と黒の、どちらを表にしてもロゴのメタルプレートが映えるショルダーストラップは、プレイフルな魅力が満載です!
バッグのリッチなブラウンが映えるオールブラックの装い。
黒に頼ればこんなに簡単!"濃密ワントーンのエントリースタイル
濃密ワントーンにトライするとき、まずおすすめなのが、全身をグレーで統一しつつ、ポイントに黒を効かせるテクニック。小物だけでなく、カシミアダブルフェースコートで黒をのぞかせるのが、上級なおしゃれの証。
ファーとスカーフの重ね技で一気におしゃれ上級者
顔周りのリッチなテクスチャーは、大人の女性の表情を美しく際立たせてくれるもの。ファーとスカーフをミックスしたダブルツイスト巻きでボリュームを出したら、その代わり、全身のシルエットはコート×タイトワンピースですっきりと。ブルーの大きめレザーバッグを差し色に。
暖かなミンクコートとスニーカーをチョイスした旅行にも◎なきれいめコーデ。コートとデニムのグレーでまとめたワントーン着こなしに。カーキバッグも、パウダリーな色調を選ぶとなじみます。
日中のお出かけに…『軽アウター』のコーデ
日中のお出かけだけなら、「軽アウター」で乗り切ることも可能です。とはいっても季節はもう冬。トレンチコートはライナー付きのものが望ましく、インにはあたたかな「ニット」を合わせ、しっかり防寒を心掛けましょう。「ストール」など小物も、心強い存在です。
【マウンテンパーカー】
着こなしのヒントはおしゃれな伊達男たちの小粋なテクニック
カジュアル巧者の女性たちの間で、いつも話題になるのは、イタリア伊達男たちの着こなしセンス。特に「スポーツアウター」は、洒脱な彼らの真骨頂。肩の力の抜けた着くずしや、シックな色を印象的に見せる配色の巧さは、ぜひお手本にしたいところです。 たとえば、フード付き「モッズコート」の場合。そのままでは地味で武骨な印象です。そこで鮮やかなグリーンをポンと投入。この派手かな?と思うくらいの差し色が、ジュエリー以上の効果をもたらし、軽妙さを演出するのです。
【ブルゾン】
カジュアルなアウターをセンスよく着こなすコツは、メンズらしさとフェミニンの調和!
ビシッと決めたジャケパンにあえてラフなミリタリーブルゾンを重ねるところがオシャレ。程よくボディにフィットするニットのタイトスカートを合わせて、きちんと感とキレのある女らしさをアピール。白シャツの襟でキリッと引き締めて。小紋柄スカーフとの合わせワザでかっこよさが実現。色はシックトーンに抑えつつ、ボトムと小物で女らしい華やぎをプラス。
ハイスペックな白をスポーティにまとめてこなれた着こなしに!
ワッフルのような編み目から生まれるニットの陰影が、カシミアの優しい質感を引き立てるブルゾン。重ねた白が絶妙なトーンで、異素材の組み合わせから表情も豊かに。スポーティな小物選びも、バッグだけはトップハンドルでエレガントに。
膨張色なのにすっきり見えるワントーンの色マジック
オフ白~グレージュでまとめた好感度の高いカジュアルは、全体をピンクがかったニュアンス色でそろえることが成功のポイント。まずはインナーのタートルとパンツをピンクがかったオフ白でつなげて、縦を強調。そこに一段濃い、ピンクみの強いグレージュ系のムートンジャケットをプラス。そで口に配したファーの色が、インのニットやパンツとリンクしているから、全体のまとまり感は完璧です。
【ジャケット】
ラビットファーのネイビースヌード
ハリウッド女優をお手本に、ネイビーのスヌードを取り入れて、ジャケットスタイルを小粋に。
グレンチェックのロングジャケットに、オフ白のタートルネックニットを合わせ、バッグにだけ色を添えた着こなし。マリンパンツ×白スニーカーというシンプルなカジュアルに、マニッシュなコートで知的な味付けを。
【ライダース】
リラックス感もモード感も同時にかなえたい、そんなシチュエーションには、ライダースのかっこよさとマキシワンピースのしなやかさを組み合わせた、上級スタイルで。あえて色を抑えた、辛口の大人っぽさが狙いです。
【カーディガン】
上級カジュアルを完成させる淡色ホワイトデニム!
着こなしにリッチ感を授けるホワイトデニムを中心に、淡色ワントーンでセンスよくまとめたコーディネート。足元にはバッグと同系色のブラウン系スニーカーを合わせ、白コーデを程よく引き締めて。
白で統一した上下になじませベージュでリッチに
極薄で透け感のあるトップスと、マットなパンツを黄みがかったクリーミーホワイトで統一したワントーンコーデに、黄みが強いベージュのカーディガンをプラス。モヘア混の起毛素材が、リッチな表情を与えて。
- TEXT :
- Precious.jp編集部