ヘアアレンジ感を演出するポイントは「低い位置」と「程よいくずしで立体感」!|涼しさも、華やぎも―この夏こそ、「ひとつ結び」でおしゃれに見せる!
暑さが厳しいこの時期を快適に乗り切るために、欠かせないまとめ髪。とはいえ、凝ったアレンジはどこかトゥーマッチで、大人の女性を野暮ったく見せてしまう可能性も。40代からのまとめ髪は、ゴム一本でできる、シンプルなひとつ結びが正解です。
簡単に完成するひとつ結びですが、結ぶ高さや顔周りのニュアンスづくりなどポイントをおさえておかないと、若づくりな印象を与えてしまったり、ただの貧相なひっつめに見えてしまったりするので注意が必要です。大人の女性を美しく見せるための「究極のひとつ結び」の極意を伝授します。
計算ずくの“くずし”を加えてシンプルなひとつ結びに抜け感を
結ぶ高さや全体のフォルム、顔周りのニュアンスが仕上がりの印象を大きく左右するひとつ結び。若づくりに見えないよう低い位置で結び、くずしを加えて立体感とニュアンスを出すことで、シンプルなまとめ髪のなかに洗練や大人の色香が生まれるのです。
◇大人の女性を美しく見せる「ひとつ結び」完全プロセス
【STEP1】:ツヤを出して束ねる⇒ ヘアオイルとワックスを準備して!
左・プロジエ オリオセタ オイルトリートメント ライフアンドクラリティ エクストラダメージケア:髪の内部に栄養と水分を与え艶やかに整える。
右・KOKOBUY ザ・プロダクト ネロリ:肌やリップにも使えるバームタイプのワックス。
1. 大人のまとめ髪はツヤが命!
少量のヘアオイルを髪全体になじませ、ドライヤーの温風を斜め上から当てるとキューティクルが整いツヤ感がアップ。束ねる前のこのひと手間が、仕上がりを大きく左右する。
2. 分け目をぼかしておく
束ねる前にコームで分け目をジグザグにつけていつもの分け目をぼかしておく。ぱっくり分け目は老け見えの原因になるのでNG。
3. 束ねる位置は「ぼんのくぼ」!
髪全体を手ぐしで「ぼんのくぼ」(襟足のくぼんだ部分)に集めて黒ゴムで結ぶ。ここからくずしていくので結ぶときはややきつめに。太すぎるゴムは悪目立ちするので、中細を。
【STEP2】:束ねた髪に「くずし」を加える
4. 後れ毛を引き出す
ニュアンスプラスに顔周りの後れ毛は必須。ロングの場合は、顔周りの髪をひと筋、顎ラインでカットしておくといい塩梅に仕上がる。
5. 後頭部を引き出し立体感を
まず、後頭部中央を指の腹でやや太めにつまんで1cmほど引き出し、奥行きと丸みを出す。その後、その両サイドを3か所ずつ指先で細くつまんで5mm程度引き出し、ニュアンスを。
6. 襟足・トップ・耳上を引き出す
襟足の両脇をやや細めに引き出し、少したるませる。耳上もやや細めにつまみ、耳の上部にほんの少し髪がかかるよう下に引く。トップはバランスを見ながら4〜5か所指先で細くつまみ、毛流れと反対側に押すよう引き出す。
7. 後れ毛に毛束感を出す
せっかくの後れ毛もパサパサでは、だらしない印象に。米1粒大のワックスをのばした指先で後れ毛をよるようにつまんで毛束感を。
※掲載した商品は、すべて税込みです。
問い合わせ先
- PHOTO :
- 向山裕信(vale./人物)、小池紀行(パイルドライバー/静物)
- STYLIST :
- 金井あい
- HAIR MAKE :
- 左右田実樹(ヘア)、AIKO ONO(メイク)
- MODEL :
- 松田珠希
- EDIT&WRITING :
- 新田晃代、佐藤友貴絵(Precious)