8月10日、夫のフェリペ6世と、王女のレオノールとソフィアととともに、バカンス先のマヨルカ島中心部に現われたスペインのレティシア王妃。忙しい公務の合間をぬい、家族水いらずで過ごす貴重なファミリータイムを楽しんでいました。

スタイリッシュなロイヤルのなかでも別格の垢抜けた装いで、毎回話題となるレティシア王妃。ファストファッションも「究極の高見え」に仕上げる、思わずまねしたくなるような彼女の着こなしは、世界中のファンの心を掴んで離しません。ジャーナリストとして活躍していたころを彷彿とさせるキャリア的なコーディネートも魅力ですが、今回はこの夏バカンス先で見せた、優雅なサマースタイルを紐解いていきましょう。

■1:白とブルーで爽やかに!旬のショートパンツを気負わずまとって

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低めのポニーテールとナチュラルメイクがスポーティで涼やかなムード

珍しいショートパンツ姿にファンが大注目した2022年8月10日の着こなしです。ホワイトのサファリシャツにブルーのショートパンツを合わせ、目にも清々しい、清涼感のあるスタイル。少し冒険と思える丈のパンツはベルト付きのデザインを選び、端正なシャツを合わせることで、カジュアル過ぎず、クラシックな印象の上品な装いに導いています。

足元はフラットなエスパドリーユでハズして、リラックスしたムードに。肩にかけた地元ブランドのトートバッグは、服と同じカラーリングでスッキリと統一感をだしつつ、コーディネートをカジュアルに仕上げています。

■2:可憐なカラーに釘付け!リゾートならではの華やぎミニワンピース

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全身をピンクで揃え、甘いカラーの魅力を堪能

2022年8月7日、ディナーのあと、同じくマヨルカ島のマーケットで義母のソフィア王妃とふたりの王女と共に夜の散歩を楽しんだレティシア王妃。パッと目を引くピンクのミニワンピースが、リゾート地の陽気な空気にマッチしています。

スペイン発ファストファッションブランドの春夏の新作は、若々しいフレアなスカートを、クラシックな襟と長袖で洗練されたムードにエレベートしたデザイン。ここでもショート丈を取り入れて、バカンスの開放的な雰囲気のなか、トレンドを自由に楽しんでいる模様。ワンピースに付随された紐ベルトがさりげないアクセントを添え、愛らしいピンクルックをキリッと引き締めています。

足元はウェッジソールのエスパドリーユで、美脚をアピール。シューズ&クラッチバッグでもキュートなピンクをリピートしています。日焼けした肌がピンクの甘さを抑えつつ、色の美しさを際立てています。

■3:クイーンのオーラを放つ!マチュアなエレガンス香る1着

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美しくまとめた低めシニヨンにフォーマル感が漂います。

2022年8月4日、マヨルカ島のマリベント宮殿で開催された夕食会での装いです。オフショルダーが美しいデコルテを際立たせる、オレンジのロングドレスで登場。リゾートではあるけれどフォーマルなイベント、という条件にパーフェクトにフィットする着こなしは、知的なファッションスキルを感じます。

ドレスのたっぷりと流れるようなスカートには膝上までのスリットが入り、歩くたびに脚をチラ見せ。風の通る涼やかさもありつつ、ドラマティックなムードが漂います。足元は同じオレンジのエスパドリーユで、軽やかに。高めヒールがスタイルアップを叶えます。

地元のデザイナーによるイヤリングで顔周りに品格の輝きを添えて、優雅に仕上げています。


シーンに合わせ、さまざまなテイストをスタイリッシュに着こなしてしまうレティシア王妃。その美貌もさることながら、民間出身のロイヤルだからこその、リアリティあるスタイルに魅了されます。今どき感あるバカンススタイルも、ぜひ参考にしてみてくださいね。

この記事の執筆者
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PHOTO :
Getty Images
WRITING :
神田 朝子