夏のTシャツにさっとニットを肩掛けで投入するだけで、端境期にぴったりな装いにアップデートすることができます。ご紹介する3人はみな、穏やかなカラーのニットを選び、大人らしさと新たな季節らしさを演出しました。
■1:エリーゼ・ソーホーは…柔和なニュアンス配色はニットの凹凸感をアクセントに
アパレルブランド『HEY SOHO』を手掛けるエリーゼ・ソーホーをドイツのハンブルクでスナップ。優しげなオーラ漂うニュアンスコーディネートを披露しました。
定番の白Tシャツに、色馴染みの良いクリームホワイトのパンツを合わせ、グラデーションへ。夏らしいクリーンさを備えたワンツーに、ベージュのニットプルオーバーをさっと肩から垂らし、メリハリアップしながら秋らしさを添えて。ざっくりとした編み方で表面感のあるニットなら、プレーンな上下に立体感が加わる上に、ニュアンス配色に奥行きを授けることができます。
カジュアルな装いなので、パンツと色を揃えた優雅なレザーバッグでクラスアップを図って。仕上げにゴールドのチェーンネックレスをプラスし、都会的にまとめました。
■2:ソフィー・ピルンは…グレーのニットをくるっとひと巻きし単調さを回避
2022年7月末、デジタルクリエイターのソフィー・ピルンをベルリンでスナップ。ひとさじの秋らしさが効いた端境期のモノトーンスタイルを見せました。
白Tシャツと黒ワイドパンツ、そしてコンフォートサンダルのミニマルな組み合わせは、トップスをタックインすることで脚長に見せながらきちんと感をプラス。そんな白黒の装いにお似合いなグレーのニットトップスを肩にかけ、モノトーンスタイルをメイク。くるっと顔周りで一巻きすれば、リズムが生まれ単調になりません。
ニットの肩掛けテクは顔周りにボリュームが出るため、ヘアはまとめておくと好バランスです。エフォートレスなムードのヘアスタイルとゴールドピアスのかけ合わせで、こなれたムードを後押し。
■3:ジェシカ・スタムは…穏やかなピンクで大人のフェミニンカジュアルを楽しむ
ミラノ ファッションウィーク開催中、ショー終了後に会場の外でスナップされたモデルのジェシカ・スタム。Tシャツとブルーデニムパンツという定番カジュアルが絵になる理由を紐解きます。
Tシャツとデニムパンツスタイルのマンネリを解消するのなら、カラーTシャツを選ぶのが有効。ときめくピンクというカラーは、くすみトーンを選べば甘くなりすぎず、大人らしさを両立できます。さらにピンクの色味をわずかに変えたニットプルオーバーを肩に置き、技ありなカジュアルスタイルへと更新。袖先を重ねまとめて折り返しつつ、片方に少し寄せると着こなしにニュアンスが加わって上級者なオーラが醸せます。小物はきりりとした黒レザーをセレクトし、引き締め効果を加えるとより大人顔。
今すぐ秋気分をミックスできる「ニットの肩掛け」スタイルをご紹介しました。来たる新たな季節に向け、穏やかなカラーのニットを選ぶのがおすすめです。ぜひ日々の参考にしてみてくださいね。
- TEXT :
- Precious.jp編集部
- PHOTO :
- Getty Images
- EDIT&WRITING :
- 阿部芙美香