優しく上品な、白×ニュートラルカラーのコーディネート。配色に強いインパクトがないぶん陥りがちなぼんやりした印象を回避する秘訣は、小物やバランス。スタイリッシュに装っていた3名のファッション賢者の着こなしにクローズアップします。
■1:アナベル・ローゼンダールは…アシメントリーなトップスで洗練シルエットを手に入れて
2022年8月11日、デンマークで開催されたコペンハーゲン ファッションウィークにて、ノルウェー出身インフルエンサーのアナベル・ローゼンダールをキャッチ。ベージュのトップスにホワイトのパンツを合わせた装いです。ドレープが美しいトップスは左サイドが短い、アシメントリーな裾のラインが特徴。いちばん長いところでもウエストラインのため、高い腰位置を演出し、バランスよくまとまります。ボトムはハイウエストのホワイトパンツをチョイス。トングサンダルもホワイトを選び、脚のラインを繋いでさらにスタイルよく。バッグはベージュと同系のブラウンなので、着こなしに調和します。ゴールドトーンのジュエリーをトッピングして全身をクラスアップ。
■2:ダリヤ・バラニクは…人気のタンカラーで今どきな切れ味を
2022年8月10日、同じくでコペンハーゲン ファッションウィークにインフルエンサーとして活躍するダリヤ・バラニクが登場。ホワイト×ペールグレーがどことなく知的な印象を授けます。長いカフスとパッドの入ったショルダーラインがモードなシャツは、インナーを見せてカジュアルダウン。合わせたペールグレーのタックパンツはセンタープリーツ&ダブルのヘムで全身のフォーマルさを高めます。タンカラーのベルトを投入して着こなしにまとまり感をプラス。強い締め色ではないものの、装いにリズムを生み、スタイリッシュな雰囲気をもたらします。足元はベージュのトングサンダルで外して今どき感を添えて。
■3:エリーゼ・ソーホーは…ディテールに効かせたブラック&モード小物で鮮度アップ
ドイツ・ハンブルグのストリートで、オンラインショップ・ファウンダーのエリーゼ・ソーホーを撮影したスナップです。オーバーサイズなホワイトシャツに落ち感ある素材のベージュパンツを組み合わせています。上下共に風通しよく抜け感ある、リラクシーなフォルムのコーディネート。そのままだと淡い配色で膨張して見えてしまいそうですが、サンダルやネイル、コートのボタンなど、ディテールにブラックを効かせて辛口にキレ味よく。チャンキーチェーンのネックレスやユニークなシェイプのバッグで新鮮なツイストを効かせ、マイルドなカラーリングをエッジーにまとめています。
ニュアンストーンをレイヤードして上品な洒落感を演出した着こなしをご紹介しました。クリーンなホワイトの清々しさはそのままに、表情豊かな奥行きをうむ配色、ぜひご活用ください。
- TEXT :
- Precious.jp編集部
- PHOTO :
- Getty Images
- WRITING :
- 神田 朝子