まだまだ暑い日が続くなか、パワーをチャージするなら、やっぱりお肉! 焼肉、ステーキ、すき焼き、とんかつ、焼鳥…などなど。

そこで、雑誌『Precious』9月号では、企画「『プレシャスなお肉』の新潮流」を展開。定番の楽しみ方はもちろん、素材や調理法、プレゼンテーションなど、多彩に、さらに美味しく進化する肉料理の“今”に迫りました。

今回は、多彩な調理法で肉を味わえる「肉割烹 上(じょう)」をご紹介します。

【肉割烹 上】最後まで、飽きることなく美味しく肉を味わってほしい。魚や野菜のつまみもお酒も楽しみつつ、最後に純但馬牛の極みのステーキへ

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デザートを入れて全11品ほどのコースを完結させる炭火焼のステーキ。この日は但馬牛のラム芯。ヒレを思わせる赤身肉はふっくらと柔らかくうま味たっぷり。わさびと塩でさっぱりと。

開業5年目を迎えるこちらは、極上の国産黒毛和牛を提供する焼肉店「うしごろ」グループが手掛けているとあって、肉の質はもちろんスタイルにもこだわりあり。

「当時は今ほど肉割烹というジャンルが知られていない頃。せっかくカウンターで料理を提供するなら、寿司屋のように工程をオープンにして楽しんでもらえるよう、まな板とカウンターの高さを揃え、肉を焼く様子も見ていただけるよう特注の窯をつくりました」と料理長の大久保丈太郎さん。

炭火焼ならではの香りや音を感じ、大胆かつ繊細に仕上げる料理人の姿を見ながら、まさに五感で肉を味わう割烹料理。

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但馬牛の炭火焼のステーキ
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コース中盤に登場する小さな寿司丼。毛蟹、シマエビ、煮穴子の下にはイチボのたたきが。

魚や野菜を使った軽やかなつまみから、自家製の牛肉生ハムをまとった春巻き、牛のたたき、シャトーブリアンのカツサンド、しゃぶしゃぶ、メインのステーキと、多彩な調理法で“肉”を味わう構成は、美しく美味しく楽しい! 食べ飽きることなく7、8種類のお肉を食べ比べることができます。

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コースの序盤、肉! を感じる和牛のタルタル。藁でいぶしたキャビアのスモーク感とシンプルなタルタルが好相性。
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シャトーブリアンの滋味をダイレクトに味わえる人気のカツサンドはコース後半に登場ながら、ペロリといける軽やかさ。福井県の地カラシがアクセント。肉はあえて等級にこだわらず、味わいを重視。料理に合わせてA4ランクをメインに使っている。
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店内の様子

問い合わせ先

  • 肉割烹 上
  • 営業時間/17:30〜23:00
    定休日/日・祝定休
    メニュー/おまかせコース¥27,500(要予約)
  • TEL:03-3486-2929
  • 住所/東京都港区西麻布2-24-14 Barbizon73 B1

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PHOTO :
長谷川 潤、篠原宏明
EDIT&WRITING :
田中美保、安村 徹(Precious)
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