まだまだ暑い日が続くなか、パワーをチャージするなら、やっぱりお肉! 焼肉、ステーキ、すき焼き、とんかつ、焼鳥…などなど。

そこで、雑誌『Precious』9月号では、企画「『プレシャスなお肉』の新潮流」を展開。定番の楽しみ方はもちろん、素材や調理法、プレゼンテーションなど、多彩に、さらに美味しく進化する肉料理の“今”に迫りました。

今回は、自由な発想で肉を楽しむ京都発の「肉割烹 井乃新」をご紹介します。

【肉割烹 井乃新(いのしん)】焼肉の名店×フレンチ×カウンター割烹文化。自由な発想で肉を楽しむ京都発の肉割烹

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肉割烹「井乃新」のコースより、和牛のタルタル仕立て。キャビアがピラミッド形に積まれた、ひと口サイズの繊細かつ、美しい逸品。

京都で「天壇」といえば焼肉の名店。徹底的に肉にこだわる老舗が手掛ける肉割烹が今年5月、東京・恵比寿にオープン。中央に炭火の焼き台を据え、シックなトーンのカウンターで、フレンチの要素を取り入れたモダンなコースがいただけます。

「本当に美味しい肉を、最もベストな調理法で」と、牛肉にこだわらず、鶏肉や豚肉、ジビエなども取り入れた、和洋韓、さまざまなスタイルで供されるコースは、9〜12品で構成。

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胃の調子を整える作用もある水キムチからコースはスタート。
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阿蘇の褐毛(あかげ)牛サーロインの炭火焼。ドライ味噌のパウダーでいただく逸品。
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北海道産和牛サーロインのすき焼き。さらりと程よいキレが楽しめるA4ランクの肉は、ほんのりと甘い薄味の割下とよく合う。

スープごといただくさっぱりとした水キムチから始まり、ひと口サイズの美しい牛のタルタル、薩摩赤鶏の西京漬け、サーロインの炭火焼に、すき焼き&炊きたての白ごはんと、食べ疲れることのない流れも楽しく、季節によっては鱧料理も登場、京都の白味噌を使った味付けなど、京都らしさも感じられるのがうれしいところ。

また、それぞれの肉料理に合うシャンパーニュやワインをソムリエがセレクトしてくれる、ペアリングコースもぜひ。

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薩摩赤鶏は、鶏レバーとミンチを筒状に巻き西京味噌で風味づけ、低温調理したフランス料理のバロティーヌスタイル。ハンガリーの固有ブドウ品種フルミントを使用したふくよかな酸の白ワインと合わせて。
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広々としたカウンターほか、6人用の個室もふたつ完備。

問い合わせ先

  • 肉割烹 井乃新
  • 営業時間/17:00~23:00
    定休日/月曜休
    メニュー/シェフのおまかせコース¥18,000、ペアリング¥7,000 要予約
  • TEL:03-5792-5815
  • 住所/東京都渋谷区恵比寿1-10-7 T.I.B恵比寿6F
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PHOTO :
長谷川 潤、篠原宏明
EDIT&WRITING :
田中美保、安村 徹(Precious)