季節の深まりとともに服が重みを増す今、ハンズフリーで身軽に動ける「斜め掛けバッグ」の軽やかさが新鮮に映ります。クロスボディのストラップでシンプルなスタイルにこなれたアクセントを添え、装いを格上げして3名のスナップをピックアップしました。
■1:アナベル・ラッターは…ペンダント感覚でオン!グレージュに映えるホワイトのミニバッグ
2022年8月15日、ハンブルグのストリートで撮影された、ドイツ在住起業家でモデル、そしてコンテンツクリエイターとして活動するアナベル・ラッター。オーバーサイズニットに小さな斜め掛けバッグのバランスがプレイフルな着こなしです。実はこのバッグ、サングラスケースとしても使える、ショルダーポーチ。スマホが入るか入らないか、ギリギリのミニさで抜群のスパイス効果を発揮します。シルク素材パンツの光沢が優美さをアップ。ニットとシルク、異素材をミックスすることで装いの洒落感を高めています。プラットフォームソールのスニーカーでモード感を後押しし、シンプルなニットコーデを洗練された印象に仕上げています。
■2:ヴァネッサ・ガイザーは…知的なセットアップをショートストラップでカジュアルダウン
同日ハンブルグで、ファッションサイト『SoSue』を運営するヴァネッサ・ガイザーをキャッチ。自身のブランドのセットアップに斜め掛けバッグで、活動的な印象をもたらしていました。統一感からきちんとした印象を宿すセットアップですが、斜め掛けバッグをトッピングすることでアクティブさが加わります。品格光るレザーながら短めのストラップが小粋でチャーミング。足元はフラットサンダルでハズして今っぽいバランスに。ネオンカラーのネイルが、コーディネートにスタイリッシュな味付けを加えています。
■3:リサ・シュペートは…太ストラップでジェンダーレスなムードをトッピング
同じくハンブルグに登場したインフルエンサーのリサ・シュペートを撮影したスナップです。ふんわりした袖のオーバーサイズシャツをラフに着崩し、斜め掛けバッグでアクセントを添えたスタイルです。バッグのダークブラウンがブラックよりソフト&スタイリッシュに切れ味をプラス。ストラップが太いので、引き締め効果が高く、ビターな雰囲気へ導いています。シャツの裾はセンターをインし、ウエスト位置を見せてバランスよく。足元はヌーディーなフラットサンダルで、今どきなリラックスしたムードにまとめています。
シンプル服を斜め掛けバッグで今っぽくスタイリングした3名の装いをご覧いただきました。ストラップのカラーや素材、長さで異なるイメージを演出できるので、ぜひトライしてみてはいかがでしょうか。
- TEXT :
- Precious.jp編集部
- PHOTO :
- Getty Images
- WRITING :
- 神田 朝子