顔周りがすっきり見えるノーカラージャケットは、そのまろやかな見た目でまとう人に優雅さを授けてくれます。ご紹介する三人がそれぞれどんな着こなしをしていたのか解説します。
■1:クレア・ローズ・クリツールは…ニュアンス配色のちょうどいい繋ぎ役として白ジャケットを投入
2022年8月、バルセロナでキャッチされたインフルエンサーのクレア・ローズ・クリツール。穏やかな雰囲気に整う、ニュアンス配色の装いでした。トップスとパンツの組み合わせは、ペールブルーと淡いベージュを選び秋らしい趣を演出。ともすればぼんやり見える場合もある曖昧カラーの掛け合わせは、白のジャケットを繋ぎ役として投入すれば全体のトーンアップが叶い、華やかにまとまります。さらにノーカラーなら、落ち着いた色の組み合わせにも馴染んでgoodバランスです。バッグも白で統一しつつ、足元はクリアストラップのサンダルで抜け感たっぷりに。
■2:ヤスミン・ウグンは…すっきりコンパクトなショート丈のノーカラージャケットでバランスアップを狙う
アパレルブランド『MUSE FOR ALL』の創設者兼クリエイティブディレクターのヤスミン・ウグンをパリ ファッションウィーク開催中のストリートでキャッチ。シックな秋のモノトーンコーディネートを披露しました。シンプル白カットソーにきちんとした印象が宿る、黒テーパードパンツの組み合わせ。そこに足の甲を美しく見せる華奢ストラップサンダルを合わせ、凛とした面持ちへ。そこにさらにグレーのツイードジャケットを加えれば、装いにリズムと気品が加わり着映え力がアップします。ノーカラーかつショート丈なら、すっきりコンパクトにまとまりスタイルアップ効果大。
■3:ヘレナ・クリステンセンは…ツイード×レザーでクラシカルとモードを融合させる
NYでキャッチされた、モデルのヘレナ・クリステンセン。異素材ミックスが効くオールブラックスタイルで颯爽と歩いていました。秋らしさがぐっと深まる黒のレザーセットアップは、その微光沢感でしなやかな立ち姿へ。ぴりっと辛口な上下にツイードジャケットを足せば、クラシックとモードのハイブリッドな着こなしになり、こなれた雰囲気に仕上がります。さらにすっきりとしたノーカラーが適度な抜け感を生み、あか抜けた印象をアシスト。仕上げに真っ白のスニーカーで足元を軽やかかつキレよく整えれば、程よく力の抜けた大人のモードスタイルが完成です。
優雅にきまる「ノーカラージャケット」の着こなしをご紹介しました。これからの時期に大活躍間違いなしなアイテムなので、是非参考にしてみてくださいね。
- TEXT :
- Precious.jp編集部
- PHOTO :
- Getty Images
- EDIT&WRITING :
- 阿部芙美香