英国史上最長の70年、そして最年長、96歳の君主であったエリザベス女王(エリザベス2世)が2022年9月8日に永眠。キャサリン妃、メーガン妃、カミラ王妃が、その死を悼み献花に訪れた市民と挨拶を交わすため、バッキンガム宮殿、ウィンザー城にそれぞれ登場しました。9日より服喪期間に入った英国での、3名のブラックスタイルをチェックしていきましょう。
■1:キャサリン妃は…ダイアナ元妃から譲り受けたリングが際立つ!ミニマルシルエットなワンピース
2022年9月10日、ウィンザー城に現れたキャサリン妃。8日にバルモラル城で亡くなった女王への献花で集まった市民と、門の前で言葉を交わしました。キャサリン妃がまとったのはタイトスカートの長袖&膝下丈のワンピース。ベルベットのような素材違いのベルトディテールが控えめなアクセントを添えています。
手元はダイアナ元妃の形見で、エンゲージメントリングであるダイヤモンドとサファイアの指輪のみでシンプルに。その分顔周りは、ブロンドのハイライトを入れたヘアで、華美過ぎないものの明るいムードに。足元はブラックのストッキング&同色のポインテッドトウですっきりとまとめています。
■2:メーガン妃は…ふんわりフレアの半袖ワンピースでフェミニンに
同日、同じくウィンザー城前に登場したメーガン妃。ハリー王子夫妻がウィリアム王子夫妻と一緒に写真を収まるのは、2020年以来、2年以上ぶりのことだとか。メーガン妃もキャサリン妃と同様に黒のミディワンピースをセレクト。ボートネックのモダンなネックラインや、ポインテッドトウの足元まで揃えています。半袖から伸びた手元にはウォッチとバングルを重ねて、大袈裟ではないもののメタリックな輝きを添え、洗練されたムードに仕上げています。
■3:カミラ王妃は…お気に入りの3連パールネックレスで華やか&エレガントに
2022年9月9日、チャールズ3世国王とともにバッキンガム宮殿で献花を見学したカミラ王妃。Vネックにスリットの入ったネックラインが特徴の膝下丈ワンピースは、ウエストをやや絞ったフィットアンドフレアなシルエット。シンプルなワンピースにノットデザインのダイヤモンドブローチと3連パールのネックレスで華やぎ感を加えています。七分袖の手元には愛用のゴールドブレスレットを重ねづけし、地味すぎず「ちょうどいい」ブラックフォーマルを完成。
9月19日の国葬に向け、チャールズ3世国王とともに各地でイベントをこなすカミラ王妃、そしてキャサリン妃とメーガン妃のオケージョンスタイルをご覧いただきました。
シンプルながらそれぞれの個性を表したかのような、美しいラインのワンピース。過剰な洒落感や主張は不要なシーンだからこそ、ミニマルなシルエットにこだわって、彼女たちのようにどんなときも自分らしく装いたいものです。
- TEXT :
- Precious.jp編集部
- PHOTO :
- Getty Images(キャサリン妃、メーガン妃、カミラ王妃)
- WRITING :
- 神田 朝子