ダウンベストやキルティング風の素材感が際立ったアウター、フィッシングベストは、軽快な秋カジュアルの主役アイテムとしてぴったりです。特にカーキやくすんだグリーンで取り入れると、かっこよさも格別。スタイリッシュに着こなしていた3人をご紹介します。
■1:デザレイ・デラヴィは…白の着こなしを切れよくアクティブに仕上げるナイロンベスト
オーストラリアでデザイナーとして活躍しているデザレイ・デラヴィは、2022年5月シドニーでキャッチされていました。白のシャツとショートパンツの装いの上から、カーキのベストを合わせていました。オール白の装いだけだと夏っぽいイメージが強くなりますが、ベストを重ねると白×カーキという切れのいい配色ができ上がり、秋ムード抜群に。ベストとショートパンツの丈を合わせたことも、流行のリラックス感をアピールしています。仕上げのゴールドチェーンによってコーディネートに迫力がついて、単なるシンプルカジュアルに終わらず、スタイリッシュにアップデートできていて見逃せません。
■2:スー・ジアーズは…くすみグリーン×半袖のキルトジャケットが新鮮さをもたらして
ジャーナリストやデジタルクリエイターとして活躍しているスー・ジアーズが、2022年6月ハンブルグで見かけられたときの着こなしです。長袖のシャツに半袖のキルトジャケットを重ね、ジャケットと同色のショートパンツをコーディネート。まったく素材が違う2アイテムですが、同じ色味なのでセットアップのような雰囲気を印象づけられます。キルトの表情や半袖のデザインということも新鮮で、こなれたおしゃれが完成。さらにくすんだグリーンで取り入れていることで、サファリテイストに仕上がりスタイリッシュです。こんな軽快さが十分な秋のコーディネートは行楽のシーンにも最適なので、ぜひTRYしてみてください。
■3:ティファニー・スーは…着こなしに立体感をもたらす多数のポケットが軽快さの決め手に
「Mytheresa」のバイイングディレクターを務め、ファッションSNAPの常連、ティファニー・スー。Tシャツとドローストリングのベージュパンツに、くすんだグリーンのブルゾンを羽織り、さらにその上にフィッシングベストをON。彼女のベストはポケットも大小さまざまなフォルムをしていて、左肩にはレースもあしらわれている技ありのデザインです。ジャケットの上にレイヤードすると、着こなしに奥行きがつき立体感が際立ちます。フィッシングベストはおしゃれシーンにおいて、いま注目が集まるアイテムです。彼女は揺れるデザインの大きめピアスをアレンジして、女子力をプラス。ただのラフなカジュアルにならないよう、テイストミックスして仕上げるのが鉄則といえます。
さまざまなタイプのベスト風アウターを着こなした3人のスナップをお届けしました。3人ともくすんだグリーンをセンスよく着こなし、秋にぴったりなスタイリングを楽しんでいました。秋の行楽のシーンで着こなすのに最適なので、ぜひ取り入れてみてはいかがでしょうか。
- TEXT :
- Precious.jp編集部
- PHOTO :
- Getty Images
- EDIT&WRITING :
- 佐野有紀