親近感のあるニットプルオーバーなら、鮮やかな赤というカラーも気張りすぎず、デイリーの着こなしにすっと馴染ませることができます。そんな親しみやすさを頼りに、お洒落心をトッピングして街中で絵になるスタイルを叶えてみてくださいね。
■1:アネット・ウェバーは…キャッチーな幾何学模様パンツは同じカラーでリンクしまとまりよく
2022年9月12日、独版『InStyle』の元編集長で、インフルエンサーとして活躍するアネッタ・ウェバーをNYファッションウィーク開催中のストリートでキャッチ。ぬくもりに包まれるようなふわふわとした赤ハイネックニットを活用していました。きちんとした印象を両立すべく、ニットのシルエットは付かず離れずなちょうど良いものをセレクト。そこにトップスとの色とリンクさせた幾何学模様のパンツを合わせ、一体感をオン。目を引く柄ながらも、落ち着いたカラートーン、きれいめなセンタープレス入りのクロップドパンツなので優雅にまとまっています。そこに素足が覗くヒールサンダルを合わせ、抜け感をプラスすると軽やかな仕上がりに。スタイリッシュなメタリックシルバーなので、赤とのコントラストがついて立体感がアップしています。
■2:ガラ・ゴンザレスは…同じ色のスカート合わせで抜群のインパクトを授けて
スペインの元祖ブロガー、そしてアパレルブランド『am・LuL』を手掛けるガラ・ゴンザレスの、パリ ファッションウィーク中の着こなしをピックアップ。彼女が選んだ赤ニットは、華やぎの高まるボリュームスリーブタイプ。ドロップショルダー部分からなだらかに膨らんでいるので、肩周りが強調されず取り入れやすいデザインです。そこに同色のスカートを合わせ、印象に残るインパクトのある着こなしへ。プリーツのディテールが縦長効果をプラスしてくれ、ボリュームスリーブトップスとも好相性です。そこに滑らかな光沢のある黒レザー小物をプラスし、シックに誘導。ゴールドのシグネチャーがアクセントになり、赤と黒の強い色同士の組み合わせに品の良さを宿すことに成功しています。
■3:ジャネット・フリス・マドセンは…赤、イエロー、黒の三色を使って華やぎたっぷりなスタイルへ
アパレルブランド『ROTATE Birger Christensen』の創設者兼クリエイティブディレクターを務めるジャネット・フリス・マドセン。ロンドン ファッションウィークでは、小物テクが光る赤ニットスタイルを披露しました。オレンジが混ざったようなチアフルな色味の赤ニットで、表情を明るく生き生きと。そこに黒のワイドパンツを合わせ、ぱきっとしたコントラストを演出。パンツの色とリンクしたサンダルは、ベロア素材を選び立体感を確保しながら、アンクルリボンでパンツの裾をしぼませモードな足元へ。さらにイエローのハンドバッグをプラスし、ハッピーオーラ溢れる華やかな配色をメイク。仕上げにバッグとパンツの色とリンクしたスカーフをネクタイのように結べば、リズミカルな大人のカラースタイルが完成です。
秋スタイルが新鮮になる、赤ニットを使ったコーディネート実例をお届けしました。トレンド感を確保できるだけでなく、表情や印象がぱっと明るくなるアイテムなので、ぜひワードローブに加えてみてはいかがでしょうか。
- TEXT :
- Precious.jp編集部
- PHOTO :
- Getty Images
- EDIT&WRITING :
- 阿部芙美香