2017年、東京ミッドタウンにオープンしたトリュフ専門店「アルティザン ドゥ ラ トリュフ パリ」。パリ本店と同様に、自然の力で生み出されたトリュフをたっぷりと使った料理を、これまでになかったお手軽な価格で楽しめるレストランです。
とくに季節の食材とトリュフを組み合わせたコースメニューは、さまざまな料理、味、食感でトリュフを楽しみ尽くせる贅沢な内容で、リピーターも多いメニューです。
今回、9月から登場したプリフィックスコース(¥8,000~)秋メニューをPrecious.jp編集部が試食。秋の味覚を感じさせてくれるコースの内容をご紹介します。
食欲の秋にぴったり!トリュフ専門店「アルティザン ドゥ ラ トリュフ パリ」のプリフィックスコース 2022年秋メニュー
■1:アミューズ/卵形がかわいい「トリュフ入りスクランブルエッグ ブイヤード」
最初に登場するアミューズは、かわいい卵形が目を引く「トリュフ入りスクランブルエッグ ブイヤード」です。名前の通り、トリュフが入ったスクランブルエッグが、卵形の器に入っています。
温かいスクランブルエッグは、クリーミーで舌触りもなめらか。なにより、一品目からトリュフ特有の香りに包まれてこれから出てくる料理への期待が高まりました。
■2:前菜 秋のスペシャリテ/塩味と甘みの絶妙なハーモニー「紅ズワイガニとライムのエフィロシェ メープルタルト仕立て トリュフ塩香る銀杏とカブのマリネ メープルシロップのパール グラニースミスと共に」
見た目も華やかな秋のスペシャリテは、さまざまな食材の食感が一度に楽しめる一品。
特に今回、ライターの心を掴んだのが、トリュフの香りとメープルのほのかな甘さの組み合わせ。塩味と甘みの組み合わせは、癖になりそうなおいしさです。
■3:リゾット/濃厚チーズがたまらない「フレッシュトリュフのチーズリゾット」
オープン時から人気のメニュー。濃厚なチーズのリゾットに、たっぷりと散りばめられているトリュフが香り高い一品です。
チーズの濃厚さに負けない、日本米とは異なるしっかりとした弾力のある米が絶品。香りと食感、どちらも堪能できて満足感の高いリゾットでした。
■4:メイン/柔らかくジューシーなお肉をトリュフの香りが包む「牛フィレ肉の藁焼き エシャロットコンフィとラルドのラメル エチオピアカルダモン香る栗カボチャとピスタチオのクリスピーサンド 赤ワインソース」
メインは牛フィレ肉と、秋らしい栗カボチャの組み合わせです。
牛フィレ肉の藁焼きは、フランスの郷土料理を元にしたもの。藁で焼き上げることで、軽い燻製のように藁の香りに包まれるようになっています。食べる直前に、トリュフを目の前ですりおろしてもらえます。なんとも贅沢ですよね。
見た目はボリューミーですが、お肉の食感は驚くほどの柔らかさ! おろしたてのトリュフの香りが、より一層肉を引き立てます。
添えられているクリスピーサンドは、ムース、生地、パウダーと余すところなく栗カボチャを使用。香ばしいピスタチオとの相性も抜群です。素材由来の優しい甘さとほっこりとする食感は、秋を感じさせてくれます。
■5:デザート/猫のあしあと模様に心つかまれる「フランス栗のモンブラン仕立て カシスと求肥のジュレ フランボワーズのクロッカン マールドブルゴーニュのグラスと共に」
お皿に小さく描かれた猫のあしあと模様がとてもキュート! シェフの遊び心にテンションが上がるデザートです。
四角いモンブランは、栗のまろやかさと滑らかさ、そして甘みに癒やされます。カシスの酸味とのバランスも抜群で、一緒に口に含むとおいしさが際立つのを感じました。さりげなく垂らされたトリュフオイルもいいアクセントに。
どの品にもトリュフが入っているのに、まったく飽きることなく最後まで完食。トリュフの香りに包まれる至高の時間でした。
秋ならではの食材を用いたトリュフのコースは、食欲の秋にぴったり。この秋は、トリュフ尽くしなひとときを過ごしてみてはいかがでしょうか。
※外出時には新型コロナウィルスの感染対策を十分に講じ、最新情報は公式HPなどでご確認ください。
問い合わせ先
- アルティザン ドゥ ラ トリュフ パリ 東京ミッドタウン店
- 営業時間/11:00~22:00(21:00L.O.)
- TEL:03-5413-3830
- 住所/東京都港区赤坂9-7-4 東京ミッドタウン ガーデンテラス1F
- TEXT :
- Precious.jp編集部
- WRITING :
- ミノシマタカコ
- EDIT :
- 小林麻美