季節感を高めるだけでなく、装いをスタイリッシュな雰囲気にまとめるのにぴったりな「ブーツ」。エミリー・ラタコウスキーは、なかでもロングブーツの愛用者。大人がモードに着映えるコーディネートテクニックをさっそくチェック!
■1:ウエスタンブーツ投入でハンサム気分をミックス
NYでキャッチされたこの日は、黒のウエスタンブーツを活用。シンプルな白のタートルネックトップスにライトブルージーンズという明るく爽やかな色を選ぶことで、黒のジャケットやブーツとのコントラストがついて立体的に整います。ジャケットはややドロップショルダーのオーバーシルエットを選び、あえて脱力感を授けこなれた表情へ。そこにウエスタンならではの模様がアクセントになるブーツを加え、マスキュリンなジャケットにハンサムムードを上乗せしていました。
■2:白と黒のミニマル配色は立体感たっぷりのボトムコーデが鍵
NYのグラマシーに、白と黒のモードな装いで登場。スタイリッシュなオールホワイトルックは、首元をすっぽり覆うタートルニットで白の面積を増やすことで、モダンな印象を引き上げ。トップスと同じクリアホワイトスカートは、フロントに大胆なスリットが二箇所入っており、動くたびに躍動感が出てドラマチックです。シャープでキレの良いホワイトルックに、黒のポインテッドトゥロングブーツを合わせ立体感と辛口ムードを添えました。
■3:スカートと同じベージュ色のロングブーツを繋ぎほんのりスパイスを加味
たおやかなニュアンスカラーコーディネートでNYの街中に現れたエミリー・ラタコウスキー。優雅な配色の着こなしがさらに洗練される鍵となったのは、ブーツの存在でした。この日も、シンプルな白のタートルネックトップスを活用。そこに微光沢感のある、淡い淡いベージュプリーツスカートを合わせ柔らかに。さらにスカートの裾に繋がるように同色のロングブーツを投入すれば、隙のないモードなバランスに仕上がります。スカートのウエスト位置がくびれのやや下になるように穿き、抜け感を加えているのも参考になります。
■4:鮮やかピンクと重厚感のあるブーツのバランスが秀逸
NYのマクナリー・ブックストア前に到着したこの日は、今季トレンドの鮮やかピンクのジャケットに太さのある黒ロングブーツを合わせた、モード感たっぷりな装いでした。おのずとダークカラーを選ぶことが多い秋ですが、こんなフレッシュピンクなら新鮮な印象とモダンさを香らせることができます。ヒップよりも長めの丈なので、黒レギンスを合わせメリハリをメイク。そこにあえて筒幅のあるボリューミィなブーツで重厚感を作ったことで、今っぽいバランスに仕上がっています。
■5:深みのあるレッドブーツで辛口レディな趣を醸す
片サイドのウエスト周りにカッティングが施されたセンシュアルな黒ワンピースを着ていたこの日は、深みのあるレッドブーツをオン。ワンピースが黒という引き締めカラー、そしてスリムなシルエットだからこそ、ブーツのやや筒太のシルエットが際立って力強さを感じます。さらにポインテッドトゥでキレの良さをプラス。黒のクラッチバッグを小脇に抱えつつ、ゴールドのチャンキーブレスレットを袖の上に重ね、スタイリッシュにフィニッシュ。
■6:全身レザーはネイビーと黒のコンビでシックにまとめる
アパレルブランド『COS』のコレクションショーに訪れたこの日は、全身レザーのモダンスタイルを見せました。ビッグカラーがアクセントのロングレザーコートは、きゅっとウエストマークすることでワンピースのように着こなして。そこにノーズの長い、スクエアトゥのロングブーツを繋ぎモード感を上乗せ。全身レザーはハードな印象ですが、グレイッシュネイビーと黒という落ち着いた色合わせなら気品を醸せます。
エミリー・ラタコウスキーが実践したブーツコーディネートをお届けしました。ブーツそのものの選び方、そして着こなしでスタイリッシュさを引き上げ、街中で映える装いを堪能してみてはいかがでしょうか。
- TEXT :
- Precious.jp編集部
- PHOTO :
- Getty Images
- EDIT&WRITING :
- 阿部芙美香